過去問は早めに
2014 年 12 月 8 日 月曜日今年もあと一ヶ月と少しだというのに,まだ冬が近いと思えぬほど温かい日々が続いていますが・・・と,ここまで書いたところ,12 月になって急激に寒くなってきました.なにゆえ,こんな気候が厳しい季節に入試をするのか,といった疑問もありますが,とにかく受験生の皆さんは体調管理を十分にしてください.
さて,2 年生の皆さんは,概ね数学の IA,IIB がすべて終了したぐらいではないかと思います.このあたりで,自分が受験しようとしている大学の入試問題に是非挑戦してもらいたいです.人によって考え方は違うとは思いますが,過去問を直前まで「お取り置き」しておく必要は全くありません.それどころか,早めに自分の志望大学のレベルや傾向を知っておく方が,これからの一年間に何をするべきかを確認できます.「そんなもの,難しくてできるわけがない」という人もいますが,それは当然のことです.重要なのは,レベルを体感することであり,自分の足りなさを自覚することです.3 年の秋になってからやってみて,できなかったら本当に落ち込んでしまうでしょう.時間配分を考えるためにも過去問を残しておかないと,いう人もいますが,厳密に時間配分を考えないといけないのはセンター試験ぐらいでしょう.それも全部残しておく必要はありません.
入試まであと半年という時期でも,まだ入試を見たこともやったこともないという人は結構います.そういった人たちは,もうその時点で出遅れています.もう一年しかありません.新年に際し,これからの一年間に取り組むべきものをはっきりさせるためにも,冬休みにはぜひ過去問にあたって欲しいです (もっと早くてもいっこうに問題はありません).
開成ハイスクール 片岡尚樹