理解・定着という学習の基本の具体的な中身

2015年12月18日

理解のためには「目」と「耳」を、定着のためには「手」と「口」を

 

勉強の基本は、正しく「理解」すること。

そして、それをキチンと「定着」させることの2つだ。

大切なことだから、何度でも繰り返し強調しておこう。

 

ならば、具体的に理解とは何か。

定着とは何か。

そしてそれは、どういう作業を伴うのか。

 

一般的に、目で見たり、耳で聞いたりする作業が中心となる学習が「理解」だ。

授業を聞いたり、教科書や参考書を読む作業だ。

 

これに対して、手を使って問題を解いたり、口を使って音読したり、

理解した内容を人に語ったりする作業。

これが、「定着」の作業だ。

 

通常、授業を受けっぱなしで、学力がつかないのは、手を使ってする「定着」が抜けていることが多い。

 

■理解とは、目で見たり、耳で聞いたりする作業が中心となる学習。

 

■定着(暗記・演習)とは、手を使って問題を解いたり 口を使って音読したり、人に内容を語ったりする学習。

 

試験の結果は、「理解」した量ではなく「定着」させた量で決まる

 

以前にも述べたが、勉強するときには、常に理解(インプット)と、定着(セーブ)、そして答案作成(アウトプット)の三つのことは意識しておかなければならない。

その上で、その三つのバランスについて考えておこう。

 

およそ試験の結果というのは、

理解(インプット)した量、つまり、どのくらいインプットしたかという量で決まるのではない。

 

むしろ、それよりもどのぐらい残したのか、つまり定着(セーブ)した量で決まることが多い。

さらに試験の時に、どれだけそれを再現できたか、

答案作成(アウトプット)できたかによって最終的に決まる。

 

■試験結果は、理解(インプット)した量よりも、どのくらいインプットしたものをどのくらい残せたのかという、定着(セーブ)した量で決まることが多い。

 

だいたい全体の学習の3~4割ぐらいが、理解(インプット)する学習で、

定着の学習が5~6割くらいだろうか。

残りの1割位が、答案などに解答を表現するアウトプットの学習になるだろう。

 

この程度のバランスが、科目による違いはあるにせよ、受験学習全体としては実際のところだろう

 

成績がなかなか伸びない諸君は、自分の学習バランスをチェックしてみる必要がある。

 

この3つ種類の学習が、いずれの科目の学習においても必須であることを心に銘記してほしい。

これには、例外はない。

 

英文解釈や古文の読解問題を例に、理解と定着を見る

 

英文解釈や古文の読解問題を例にとって、理解と定着の具体的な内容を見てみよう。

英語長文を目読する、英文の構造を意識しながら、辞書を引きながら読む。

それらは、英文の「理解」作業だと位置づけてみよう。

 

「定着」は、例えば手を使って訳を書いてみる作業だ。

頭の中でだいたい分かったつもりの英文が、訳を書くとなるとずいぶん難しくなることは、キミたちが日々経験していることだろう。

もちろん、与えられた英語の長文を全部英訳することは、無駄だし無意味だ。

英文の全てが、難解な構文で書かれていることがまれだからだ。

難解な個所のみを選んで英訳することでも、十分に定着学習になる。

 

そして、キミたちに定着作業として勧めたいのは、その英文を「音読」することだ。

 

私の経験から言うのだが、英文をすらすら読めない人は、

実はその英文をきちんと理解していないことが多い。

逆に、すらすら読めたら、その英文を完璧に理解している、

自分のものにしていることが多い。

 

意味も構文も分からずに、英文をすらすらと音読だけできるということは、普通はない。

 

英文音読は、わけのわからない呪文を唱えることではない。

音読することで、文意や単語がさらにわかるようになるし、定着するようになる。

 

これは、古文でも同じだ。

教科書に出てきた文章の古文単語を調べたり、品詞分解をしたりして、理解作業をした後は、

ぜひ本文を音読してみよう。

 

内容に合わせて、ちょっと気持ちを込めて、音読してみる。

品詞分解や古文単語など、理解作業で学んだことの定着に大いに役に立つ。

是非お勧めしたい学習法だ。

 

■英語や古文の「定着」のために、音読することはとても効果的な学習法だ

 

フリーステップの個別は、「理解」と「定着」に配慮した授業スタイルだ

 

フリーステップのような、「個別指導」は、実は、非常に理にかなった指導方法なのだ。

先に述べた学習の一般的なスタイルに適合している。

 

フリーステップでは、講師から生徒への「解説」という、生徒に「理解」を求める作業を行う。

そして、もう一人の生徒に解説を行っている間に、その生徒に「定着」のための問題演習作業をさせる。

それを繰り返す。

 

「理解」と「定着」を交互に行うという、学習の基本に則ったスタイルになっているからだ。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦