「エスカレーター逆登りの法則」と「ウサギと亀」の教え
■「ウサギと亀」の物語のもう一つの教え
ある有名な、英語講師が、著書の中で「ウサギと亀」の物語を語っていた。
亀はウサギに勝った。
しかし、あのような勝利の仕方は偶然である。
あまりにもウサギが愚かだったのだ。
ウサギがもう少し賢ければ、亀なんぞに負けるはずがない。
あのエピソードは、コツコツ型の亀がえらいというような理解がされがちである。
しかし、キミたちがこのエピソードから学ばなければならないのは、
亀がカメのままでは、ウサギに勝つことなど本当はできないということだ。
亀が、ウサギに勝つためには、
亀自身が、ウサギ以上に足が速くなること、
つまりチーターやダチョウとまでは行かずとも、
せめて、シマウマくらいの速さで、走ることができるようにならなければ、
ウサギには勝てない。
もし、キミがカメなら、
まずは、周りのカメ以上のスピードで走ってみよう。
キミと同じカメたちを追い抜くことは簡単だ。
まずは、カメ以上のスピードで走る。
エスカレーターを逆向きで駆け上がるスピードで走るのだ。
必ず、相手がカメならすぐに追い抜ける。そして、今度は、もう少し速い相手を抜くようにしていくのだ。
■カメのままでいたなら、キミは永久にウサギを追い抜けない
フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦