受験を成功させるために必要な「自律」という能力
以前、受験を成功させるために必要な能力として「自律」を挙げた。
ここで、「自律」ということについて一言述べておこう。
受験勉強で成功しようとしたら、自分を律しなければならない。
それが、試されているのが大学受験なのだ。
なぜ、難関大学に合格した学生が評価されるのだろうか。
その評価される理由の中には、自分を律して努力したと言うことが間違いなくある。
「自律」は、受験勉強を効果的に進めるための大切な能力のひとつだ。
自分を律すること、言い換えると「自分に厳しい」ということだ。
受験の機会に、何か一つで良いから、これだけは自分を律して習慣にできたというものを作ってみよう。
例えば、後で詳しく触れるが、毎日の学習結果をノートにつけて、
自分の学習状況を管理することもそうだ。
日記を書いても長く続かない人にとっては苦痛かもしれないが、
ノートや手帳による自己管理は、
社会人として世の中に出る前に、早いうちに身につけておきたい良い習慣だ。
また、早朝に勉強することも同じだ。
「朝早く起きるのは大変だろう」と早朝勉強をしていた、ある生徒に言うと、彼は、
「いったん習慣になれば大丈夫。
習慣になるまでの少しの期間さえ乗り切れば、朝型になることは難しいことではない」
と言っていた。
何事もいったん習慣にしてしまえば、それを継続する苦痛はさほど感じないものである。
最初の立ち上げの時の苦労さえ過ぎてしまえば、
そのまま特にエネルギーを加えなくても習慣は継続することができると言う。
習慣を身に着けるには、最初のときだけ無理をすればよいのだから、
そういう習慣が身についた自分をイメージして、自分を奮い立たせてしばらくの間、継続してみよう。
「自律心」が、身につくと、確実に勉強時間は確保される。
毎日一定時間を受験勉強のために捻出するという「自律心」を自分に求めてみよう。
フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦