世の中に出ると、キミたちはきっと、
社会で働いている人たちは大きく2つのグループに分かれていることにすぐに気がつくだろう。
言われたことを言われたままに、頭を使わずに仕事をしようとする人たちと、
言われたことの理由を理解して、頭を使って仕事をする人たちだ。
頭を使わない人たちの言い訳は「聞いていません」「教えてもらっていません」の2つだ。
つまり「ノウハウ」を聞かされていない、「方法」や「手段」を教えてもらっていない、
ということをいつも言う。
しかし、社会に出ると、日々のあらゆる仕事はすべて「聞かされていないこと」、
つまり応用問題の形で現れてくる。
それらに対応するためには、日々、自分の頭で考えることを求められる。
しかし、自分の頭での「勝手」で「自己流」の判断や対応はダメである。
勝手な判断や解釈は、大きな失敗に至ることがほとんどだ。
自分の頭で、未知の応用問題に出会ったときの判断の指針は、常に「ノウホワイ」にある。
やり方と言った「ノウハウ」を支える、根拠・理由である「ノウホワイ」をベースに仕事をするように心がければ、大きく道を外すことはないものだ。
勉強法だって同じことだ。なぜ、そうすると効率が上がるのか。
なぜ、点数アップにつながると提唱者が言うのか、
それを理解しながら取り入れるようにして欲しい。
およそ勉強法には、やっていることが同じに見えても、その効果が大きく変わる性質がある。
常に、今、自分がやっている勉強、勉強法が、
自分の学力向上にどのような効果があるのかを意識して机に向かって欲しい。
■なぜその勉強法が良いのか、理解して実行すべし