どんな単語学習が有効か
単語の学習は色々な方法がある。
まず、どのような方法があるか紹介しておこう。
なお、注意しておいてほしいのは、
何度も言うが単語を覚えるのに「正しい方法」とか、
逆に「邪道」などというものはないということだ。
単語集で覚えるのは薦めないとか、ダジャレなどはよくないとか
もっともらしいことを言う教師がいる。
そういうもっともらしい「コメント」など無視すればよい。
良い教師は、単語であれ、数学の公式であれ、歴史用語や年号であれ、
覚える生徒の立場に立って、記憶に残りやすい方法を提案できる教師だ。
そういう先生に出会えたら(あるいはすでに出会えているなら)、キミは大変ラッキーだ。
単語学習は、方法はどうであれ、「覚えた者勝ち」だ。
それをまず、確認しておこう。
単語暗記について簡単な順番から言うと、日本語化した「カタカナ語」から覚えるのが一番記憶するには簡単だ。
■英単語は、日本語化したカタカナ語から覚えるのが一番楽だ
初めて見た単語だと思っても、発音をカタカナにしてみると、良く知っている単語であることが良くある。
例えば、nip(ニップ)という語がある。
意味は「つまむ」とか「摘み取る」とかいう意味だ。
でも、この語が、工具箱に入っている「ニッパー」の元の動詞だと知れば、すぐに記憶できるし、
絶対に忘れることなどない。
何か単語が新しくでてきたら、
それがカタカナ語になっていないか、
あるいは知っているカタカナ語と関連がないか、
それを意識するだけで暗記がすごく楽になる。
パソコン用語やゲーム用語なども英単語暗記に使えるカタカナ語の宝庫だ。
なじみのカタカナ語から英単語を覚えることは非常に多い。
私が昔使った、「試験に出る英単語」という単語集の最初の方に、
convenience(カンビーニエンス)「好都合」「便利」
という語が載っていた。
私は、当時、この語がなかなか覚えられず暗記するのに苦労した覚えがある。
しかし、今ではコンビニエンスストア(a convenience store)、
いわゆる「コンビニ」が当たり前のカタカナ語になり、
「便利なお店」(a convenience store)ということで、暗記する苦労はなくなった。
カタカナ語になった英語は、覚えられる単語を実に楽に増やす方法なので、大いに活用すべきだ。
学校や塾の先生で、教科書などに出てきた単語の「カタカナ語」を紹介して暗記の手助けをしてくれるなら、
その先生は大変良い講師と言い切れる。
フリーステップ 香里園駅前教室チーフ 松本克彦