ダジャレや語呂合わせで覚えるのも有効な方法だ
また、ダジャレや語呂合わせで覚えるのも一つの方法である。
学校の教師によっては、語源から学習することは高級だが、
ダジャレや語呂合わせで覚えるのは邪道だというように考えているような教師もいる。
そういう教師の意見に左右される必要はない。
試験を受けるのは、キミたちである。
私が、中学生の頃、英語の教師がdaughter「娘」を「うちの娘がドータバタ」とダジャレを紹介した後、
「こういうくだらない覚え方をしてはならない」と念を押した。
ところが、クラスの全員が、それで一発で「ドーター(娘)」を覚えてしまった。
高校生の時代にも、他のより有効な暗記方法を提示することもなく、
自分の勝手に作り上げた理想を受験の現実を前にして苦しむ生徒に向かって振りかざすような教師がいた。
こういう教師どもは、生徒の苦しみも分からぬ愚か者として、
私がここでキミたちに代わって叩き切っておこう。
自分のところに鉄砲の弾が飛んでこない、いわば安全な塹壕の中にいて、
受験に向けて必死に突撃を行うキミたちを、
後ろから理想論で狙撃するような輩(やから)は、断じて成敗してやらねばならない。
(ちと言い過ぎたかな)
「発音がいい加減になる」「語法がおろそかになる」など、
どんな勉強法をしてもついて回る単語学習を、
さももっともらしい理由付けをして、
キミたちの学習を邪魔する権利はそういう教師にはないはずだ。
apple「アップル」は、正しく発音したら「アポー」だ。
orange「オレンジ」は、正しく発音したら「オウリンジ」だろう。
でも、そんな発音の違いは、覚えた後で修正すればすむだけの話だ。
むしろ、「アップル」や「オレンジ」というカタカナ語があることで、
暗記が格段に楽になっていることに感謝しよう。
それと同じ理屈が、ダジャレ暗記法にも共通するのだ。
すべての単語を、ダジャレだけで覚えることなど出来るはずもない。しかし、覚えやすいダジャレもあるのだ。
「あれもたべたーい、これも食べたーい、アペタイト」
「ぐるぐるみんぐる、ぐるぐるみんぐる、かきまぜよー」
どちらも、私が作ったダジャレ暗記法だが、
難解な appetite(アペタイト)「食欲」「欲求」や、
mingle(ミングル)「混ぜる」も一撃で覚えられる。
評判の良いダジャレ本を活用することも決して悪い方法ではない。
少しでも単語暗記に役立つなら使ってみると良い。
■ダジャレで英単語を覚えるのも万能ではないが悪くない