「単語を覚えた」とはどの程度のレベルを意味するのか

2016年12月12日

「単語を覚えた」とはどの程度のレベルを意味するのか

 

単語は、どの程度のレベルまで覚えなければいけないか。

どの程度まで覚えたことで「覚えた」と言えるのか。

 

「派生語まで覚えろ」

「代表的な意味だけではなく、様々な他の意味も覚えろ」

「語法も覚えろ」

様々な、意見があるだろう。

 

もちろん、文法的に重要な語法を持つ語や、代表的な多義語は意識的に語法や他の意味も覚えなければならないだろう。

 

fineは、「素敵な」という以外に「細かい」や「罰金」などの意味もある。

 

しかし、圧倒的多数の語は、実はだいたいの綴りと意味が分かっていれば、十分なのだ。

 

英語の教師の中には、その意見に対して批判的な人も多いだろう。

「単語は、一つずつ、正確な綴りと発音を覚えないとダメだ」と。

 

しかし、われわれの日常生活を考えてみよう。

私など、パソコンを使って文章を書くようになってから、漢字を書く力がめっきり弱くなっている。

書けない漢字が非常に多くなってしまった。

 

恥ずかしいが、自分の打ち明け話を書いてみよう。

実は、先日、「いわかん」という漢字を手帳に書くことができなかった。

「異和感」と書いてみたが、かなりの「いわかん」を感じ、しばらく考えて、ようやく「違和感」にたどり着けた。

 

私は、年間、最低でも百冊の本を読んでいる。こんなブログも書いている。

しかし、漢字を書けと言われたら、パソコンのせいばかりとは言わないが、全く自信がない。

 

でも、書けないからと言って読めないことなど、あたりまえだが全くない。

読むことに支障は全くない。

 

つまり、漢字には読めたら何とかなるものが大変多いのだ。

 

読めるレベルと書くレベルとでは全く違う。

難しい言葉を漢字で書くことができなくても、私たちは日常生活で困るということはあまりない。

新聞も読めれば本も読める。

 

そういうふうに、割り切ってみよう。

 

単語の暗記も、肩の力を抜いて軽く覚えるという姿勢もけっして間違いではないと、私は思っている。

英語の長文を読むときに単語の意味がわかれば、綴りがすこしあやふやでも読めるのというのと同じだと思っていこう。

 

学校の単語テストで出される単語にはそういう訳にはいかないだろうが、

どんどん数を覚えなければならないときには、そういう割り切りも時には「あり」だと言っておこう。

 

■単語暗記は肩から力を抜いて覚えるのも一つの方法だ

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦