数学が苦手な諸君の典型的な行動パターン
数学学習の大切なポイントは、以前も述べたが「理解」だ。
学習テーマについて「生わかり」の状態で問題を解こうとすることを「理解」のための作業と思ってはいけない。
参考書の「例題」をじっくり読んで、
その例題が何を扱い、何を導き出すのかを分かった上で「類題」演習を行う。
この手順を飛ばしてはいけない。意識してその手順で演習を行う。
そんなこと、当たり前だと思う諸君が多いと思う。
しかし、私の見る限り、数学を苦手にしている諸君のほとんどが、
問題に取り組む前に、そもそも
「その問題で何を導くのか。その問題は何を求めようとするのか」
ということ自体を意識せずに問題を解こうとしている。
練習問題に取りかかる前に、その参考書の「例題」とその「解答」をじっくり読んで、
それらの問題の「課題は何か」「何を答えとして求めるのか」を意識しながら取り組むことがとても大切だ。
■その問題がそもそも何を問うているのか自体を意識して取り組む
フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦