新しく習う文法事項は、キミが既に知っている英文に何かが追加・変形したものだ
英文法が苦手な諸君に、学習上のアドバイスを1つしておこう。
まず、キミが既によく知っている基本英文、つまり文法的に絶対間違いないと自分自身納得している文をベースに置く。
そして、新しく学ぶ文法事項は、その元々知っている文の一部の変形だと考えるのだ。
だから、もし文法が途中で分からなくなった時には、完全に理解できている段階の文法からそこを理解し直すのがよい。
自分が納得して理解しているところまで戻るのである。
そこから、変形している部分のパターンを理屈をつけて理解するようにするのだ。
英語が得意な諸君には、全く不要な作業だろうが、私が苦手な諸君を多く指導してきた経験から、この方法は、苦手克服に効果的だ。
例えば、次の流れを見て欲しい。
このように、誰もが知っている文が、すこしずつ変化しているのがわかるだろう。
その変化を意識して学んでいくのだ。理屈が頭に入れば、英文を暗記することはとても楽になる。
■新しく習う文法事項も、キミが既に知っている英文の何かが追加・変形したものにすぎない
ちなみに、私はこの最後の文を暗記させるときに、
「馬を無理やり頑張らせると危ないぞ」というダジャレを作って覚えさせていた。
「馬(horse)」からの連想で force(フォース)や、compel(カンペル)、oblige (アブライジ)が全て入り、「(無理やり)~に・・・させる」という意味も、また強制の強さの順、force > compel > oblige の順になっている。ちょっと気に入っている暗記法だ。
フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦