文法を学ぶとき、簡単な言葉で良いから理由付けをして覚えよう

2017年1月23日

文法を学ぶとき、一言で良いから理由付けをして覚えよう

 

文法を学ぶときには、一言で良いから、理由付けをすることが大切だ。

例えば、仮定法を学ぶときに、なぜ現在のことを語るのに、「過去形」を使うのか疑問に思ったことはないだろうか。

 

次の2つの文章のニュアンスを比較して欲しい。

 

I love you.「愛しているよ」

I loved you.「愛していたよ」

 

過去形を使うことで、単に「過去の事実」を語っている他に、別のニュアンスを感じないだろうか。

つまり、過去形のもう一つの意味、「現在の否定」のニュアンスだ。

 

I loved you.には、「もう今は、あなたを愛していません」という意味も感じられる。

 

過去形には足が二本ある。一つは「過去の事実」の上に立ち、もう片方の足は「現在の否定」の上に立っている。

仮定法は、「現在の否定」側の表現だ。

 

現在形の I am a boy. という文からは、少年の声が聞こえそうだ。

ところが、I was a boy. という文からは、しわがれた老人の声が聞こえる気がしないか。

すくなくとも、その台詞を語った方向を見ても、「少年」の姿はどこにもない。

 

まして、If I were a bird 「もし自分が鳥なら」という表現には、I wasならぬI wereという非常に耳障りの悪い表現が使われている。これは、「現在の否定」どころか、「全くの仮定の話、作り話」を語っていると言うことを表している。

 

そんな風に考えると、「副詞節の中では未来のことを現在形で表現する」という文法事項についても理由で覚えることができる。

仮定法と同様にまだ現実には起きていない事柄については、時制をひとつ後ろに下げるという理屈が共通している。

 

このように一言の理由付けがあればすんなりと頭に入ることが多いのだ。

意識してそういう理屈を覚えよう。

これを「有意味化」という。記憶法の鉄則だ。

 

理屈を付けて覚えれば、記憶が楽になる

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦