いろいろな問題集に同時に手を出すと勉強が偏る

2016年7月15日 金曜日

いろいろな問題集に同時に手を出すと勉強が偏る

 

いろいろな問題集や参考書に手を出さず、1冊、薄くても問題集を最後までやりきれというアドバイスがある。

よく耳にするアドバイスだろう。

 

このアドバイスには、理由がある。

 

最も大きい弊害は、いろいろと問題集に手を出すと、結局、できる問題やできる部分ばかりを勉強することになることが多いというのが、最大の理由だ。

 

一冊、問題集を最後までやりきれば、一通りは全分野の問題を解くことができる。

 

しかし、いろいろな問題集に手を出すと、できない部分をつぶしきることが難しい。

穴が開いたままになることが多いのだ。

 

本屋に並んでいるいろいろな問題集や参考書を目にして、ついつい買ってしまう。

友達が良いというとまた買ってしまう。

ところが結局は、少し使っただけで終わってしまう。

使わない参考書だけが、本棚にたまっていく。

そんな生徒も多いのではないだろうか。

 

私の経験から言うと、優秀な学生は、ボロボロになるまで使い切った問題集を必ず持っていた。

繰り返し解いて中身を100%理解し、吸収した問題集をもっていた。

 

多くの優秀な生徒は、そういう参考書や問題集の使い方をしているのだということを分かった上で、新しい参考書や問題集に手を付けるようにしよう。

 

キミはボロボロになるまでやりきった問題集や参考書を持っているか

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦

問題集を選ぶ際に、変なプライドは捨てよう

2016年7月11日 月曜日

問題集を選ぶ際に、変なプライドは捨てよう

 

キミたちの中に、プライドの高い人は、いないだろうか。

自分の実力に関係なく、「一流校対策」とか、「ハイレベルコース」「東大・京大コース」など、なにやら上等で格好良い言葉に「くらくらっ」とする人のことだ。

逆にいえば、「やさしい」とか「わかりやすい」という言葉を、自分のプライドが傷つけられるような気がして避ける人だ。

そういう人たちの心理につけ込んだ、受験商品も数々ある。(ある予備校や塾は、そういう学生の心理につけ込んだ生徒募集をしている。私はそういうのは気に入らない。)

 

そういうプライドは損である。

勉強は常に基礎からである。

 

遠回りのように思えても、基礎の部分の強化を徹底的にやっておけば、いずれ次にやるべきキミにとっての基礎は、元々から見るとずいぶん高い所に移っていくものだ。

自分にとっての基礎を徹底的にやることを意識的にしておいて欲しい。

謙虚に勉強すること、それが非常に大切だ。

 

■問題集を選ぶ際に、変なプライドは捨てよう

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

書店での参考書・問題集の選び方

2016年7月8日 金曜日

書店での参考書・問題集の選び方

 

どのような参考書や問題集を選べば良いのかというと、例えば、数学で分からないテーマや、英語の文法で理解しにくい部分を一つ決めておくのだ。

そして、その決めておいたテーマについて、自分が手に取った参考書は、どのようにそれを書いているのか、どのように説明しているのかを見るのである。

いくつかを見比べてみると、同じテーマであっても、参考書ごとに説明の差があることがわかる。

その中で最もわかりやすいものを選ぶのも一つの方法である。

 

問題レベルも、問題集の真ん中あたりのページを開いてみて、その辺に載っている問題のうち、半分ぐらいがわかる、解けるぐらいのものを選ぶと、無理なく勉強することができるだろう。

半分も分からないような問題集は、まだキミのレベルよりもかなり高いと思われるので、その時期の勉強にはふさわしくないと思う。

 

人にとって良い参考書や問題集が、キミにとって良いものであるかどうかは、関係の無い別のことだと知っておこう。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

問題集のレベルに注意!

2016年7月4日 月曜日

問題集のレベルに注意しよう

 

問題集のレベルには注意しよう。

これは、予備校や塾、通信添削を選ぶときにも、同じ問題が生じる。

次の図を見てもらおう。

 

70%~60%理解できる問題集(塾などの授業)の問題  

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20%程度理解できる問題集(塾などの授業)の問題  

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「この2つのうち、わざわざお金を払ってでも受けたい授業はどちらか?」

 

今までの経験では、そういう風な聞き方をすると圧倒的多数の生徒が、難しい方の授業を希望する。

 

しかし、私の意見では、それは間違いだと思っている。

 

内容のうち、最低でも6割くらいは自力で理解できる問題集や授業でなければ、難しくて身につけるのに大変な労力が必要となる。

 

70%~60%理解できる問題集や予備校の授業は、

「分かっているものの中に分からない箇所がある」状態だ。

 

しかし、20%程度理解できる問題集・予備校の授業 というのは、

「分からないものの中に分かっている箇所がある」程度のなさけない状態なのだ。

 

参考書や問題集でも同じだ。

本屋に行き、参考書でも問題集でも、真ん中あたりを開いて そこの内容が、半分くらいは理解できる参考書、あるいは解答を読んで納得できそうな問題集を選ぶことが、何より大切だ。

 

以前、パソコンについてほとんど知識のない、中年の男性にあるソフトの使用法について教えたことがある。その人は、パソコンの簡単なことすら分からないから、ちょっとした説明も大変難しく聞こえるらしい。ところが、パソコンの操作を少し知っている、中学生に同じソフトの使用法を説明したことがある。そうするとその中学生は、私が説明した内容がすんなりと頭に入ったようなのだ。

 

何が言いたいのか理解してもらえるだろうか。

つまり、わからないことだらけの中で、たまたま少し知っていることがあるという状況は、決して物事を理解するには、良い状況ではないということだ。

 

逆に、わかっているものの中にある、わからないことは、比較的簡単に理解することができるのだ。

 

だから、問題集であれ、塾や予備校の授業であれ、自分が「6割程度はわかる」というもので勉強をすべきなのだ。

わかることの中に挟まっているわからないことは、理解しやすい。

これに対してわからないことに挟まれている、わからないことは、全くわからないことが普通なのだ。

 

英語でも一つのセンテンスの中に知らない単語がいくつもあれば、実際、読むことはできない。

問題集などを選択する際の鉄則であると知っておこう。

 

■わかることの中にあるわからないことは、理解しやすい。

 わからないことの中のわからないことは、全くわからないことが普通。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

参考書・問題集の選び方 その3

2016年7月1日 金曜日

次は、一般の問題集だ。

問題集選択について薄い問題集を1冊最後まで仕上げるのがよい、というアドバイスをよく耳にするが、これは、一通り学んだにもかかわらず、苦手になった科目や、受験勉強を始めた時期に、総復習をしたい場合に効果的な方法であることに注意しよう。薄い問題集は、学校の授業を聞きながら理解定着のために用いるには、あまり適さないことを知っておこう。

 

最近は、よい参考書や問題集が多く出版されている。

英文法であれば、『山口英文法講義の実況中継 (上)・(下)』がおすすめの参考書だ。

『フォレスト』あたりの参考書で英文法をある程度把握できたら、大学受験用の文法学習として、『山口英文法』を推薦したい。学校で使用している英文法書で身につけた公式的知識をどのように受験の実態に即して使える知識とするかを学ぶ最適な英文法の参考書だ。

問題数は非常に少ないが、「比較」や「否定」の部分など実にわかりやすい解説が加えられており、受験英文法の感覚が体得できる。

また、解説が詳しい問題集で、科目の全範囲が網羅されている参考書こそ、多くの受験生にとって日々の学習の中心になろう。例えば『チャート式数学』などがそれにあたる。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

参考書・問題集の選び方 その2

2016年6月27日 月曜日

数学の教科書傍用問題集について

 

数学の教科書傍用問題集は、使い方でその効果は左右される。

なぜならば、一般に教科書傍用問題集は、解答が簡潔で、数学の場合など答の値しか書いていないようなものが多いからだ。授業をする先生にとっては、途中の式や考え方が省略されているので、授業に利用するには好都合かもしれないが、それを使って自習するには大変使いづらい。

学校の授業で使うことが前提となっているのだから、授業でどのように活用されるかがポイントだ。

先生が授業中にそれぞれの問題に解説を加え、正しい解答を教えてくれるようなら良いが、生徒の自習にのみ使われる場合は要注意だ。

定期テストにテスト範囲として指定されるなら無視はできないところが辛いところだが、受験勉強一般や授業を離れての使用にはおすすめできない。

学校によっては、別冊になっている詳しい解答冊子を配っているところもあるようだが、もしもキミの高校がそういう配慮をしてくれていないなら、数学の教科書傍用問題集は、基本的には、自学には向かない種類の問題集であると認識しよう。

 

■解答が簡単な数学の教科書傍用問題集は自習には不向き

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

参考書・問題集の選び方 その1

2016年6月24日 金曜日

使うのはいつか、目的は何かで、問題集の選び方は異なる

 

書店に行けば、いろいろな参考書や問題集が売られている。

どれを使えば良いのか、迷っている諸君も多いだろう。

 

参考書や問題集の選び方だが、いつの時期の勉強のものか、目的が何かで異なってくる。

 

まず、学校の授業進度にあわせて、自分の知識の定着を図るときの問題集だ。

それは、なるべく例題が多く、その科目に関しては初学者なのだから、比較的やさしい問題集が良いだろう。

数学であれば、「黄色チャート」や「ニューアクション」などがおすすめだ。

英文法や日本史、世界史、化学、生物などの科目は、1冊だけ問題集を使うのではなく、数冊問題集を用意して、授業の進度とともに、習った範囲をどんどん解いていけばよい。

そこで注意すべきなのは、入試用の問題集をその段階で用いると、キミたちにとってあとで習う予定の知識も、既に習っている前提で作られていることが多いので、解けない問題が多いことだ。結果として問題が難しく感じられ、その問題集で勉強を続けることが嫌になる。

 

例えば、英文法などは、分厚い目の参考書を数冊用意し、その章末問題や練習問題の部分を問題集として解くようにすればよいだろう。参考書の章末問題は、比較的易しくて、それぞれの問題が問うているテーマが明快なものが多いからだ。1冊分の章末問題を解けば、他の参考書の章末問題でも、どれも繰り返し似た問題が出されていることに気づくだろうし、重要な箇所もわかる。しかも、解くスピードもアップするだろうから、どんどん解いていくことができる。

 

■英文法の参考書の章末問題は素直な問題が多い

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦

印象に残る覚え方とは。その実例。

2016年6月20日 月曜日

印象に残る覚え方とは。その実例

 

もうすこし、仏像の話を続けよう。

数が多そうだと怯むのではなく、教科書を広げて、文化史で覚えておかなければならない仏像を一度全て抜き出してみよう。

仏像の写真をマークし、作られた時代、どのような技法で作られたのか、そして作者がわかっているならば作者名、そしてここは大切なのだが、キミたちがその仏像を見て受けた印象というものを、端的に抜き出したカードに一言二言書いておくのだ

 

教科書や参考書にはその仏像の「教科書的な」特徴が、書かれているだろうが、それ以外にキミ自身が感じたイメージを一言書く。

「クラスの○○ちゃんに似ている」とか、「目線に凄みあり」とか、その仏像に対する自分の印象というものを一言書いておく。

 

そうすると、実に頭に残りやすくなるのだ。

同じことは建築物の名前であっても、絵画の名前でも同じだ。

 

少し雑談を挟ませてもらおう。

自分の高校時代の思い出になるが、日本史の飛鳥時代の仏像で「興福寺(伝山田寺)の仏頭」という有名な国宝がある。

白鳳時代の貴重な文化財だ。

頭の部分だけが、火災にも助かり、今日に残されている。入試にもよく出てくる仏像だ。

 

その仏像の写真が、日本史の教科書や資料集に載っていたのだが、授業中、隣の席の悪友が、私にその写真を示しながら「うちのクラスの○子にそっくりと思わんか?」とひそひそ声で話しかけてきた。

なるほど、その悪友の指摘通り、確かにそっくりであった。

それから数十年の時が流れたが、その指摘のお陰で一生忘れられない仏像となった。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦

 

知らなければならない知識には、限りがある

2016年6月17日 金曜日

知らなければならない知識には、限りがある

 

網羅型の勉強をせよというと、あまりに多くのことを覚えなくてはならない気がして、尻込みしてしまう諸君もいるだろう。

例えば、英語の構文の数、仮定法や比較の様々な表現や構文など、無限にあるように感じてしまうものだ。

しかし、数学も、単元ごとに覚えておくことが求められている解法のバリエーションもそれほどは多くはない。

しかし、一度、すべてを抜き出してみればよい。きっと、その数の意外なほどの少なさに驚きを感じるだろう。

 

日本史が苦手だという生徒がいた。

 

特に文化史が苦手で、いくつも出てくる「仏像」の名前が覚えられないという。

「寺院」の名前も覚えられず、頭の中がこんがらがるというのだ。

覚えるものが、たくさんあるという印象の代表が、「仏像」や「寺院」の名前だろう。

 

ところが、覚えなければならない「仏像」や「寺院」の数は実は知れたものなのだ。

例えば、キミたちは、全国の国宝の仏像の数は、全部合わせても120体程度であることを知っているだろうか。この中で、入学試験に出されるような、特に重要な仏像の数は、30もない。

それだけを覚えると思えば、それほど大変なことではないだろう。

要は、暗記対象は無限ではないということだ。

 

■覚えるべき入試の知識は、どれも「有限」だ

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦

比較的易しい問題が出される大学の入試問題対策も同じだ

2016年6月13日 月曜日

比較的易しい問題が出される入試問題への対策も同じだ

 

あたりまえのことだが、大学によって入試問題の難易度は大きな差がある。

そのことが、対策の上で特に問題になるのが、地方の中堅国公立大学の医学部を受ける諸君だろう。

 

医学部でも医学科はどこも大変難しい。

国立大学の医学部医学科は、どこも東大や京大の一般学部と同等か、それ以上に難しい。

 

医学部だけの単科大学は、受験生全員が同じ医学部医学科を受験するので、入試問題はそれらの受験生に合わせて難問を使うことができる。

 

しかし、総合大学の場合、難関の医学部を受験する生徒も、医学部以外の生徒が受ける問題と同じ問題を受ける。

 

非医学部と医学部との生徒のレベルは偏差値で10以上開くことも普通だから、こういう大学の医学部を目指す諸君は、キミにとって易しい問題中心の二次試験でも、限りなくパーフェクトにできるようにしないといけない。

 

おおざっぱに言って、偏差値で難易度が10も離れたら、そのレベルの入試問題は満点近くの点数でも取れてしまうものだ。

 

つまり、地方の国公立大学の医学部を受ける諸君は、センターのみならず、二次試験においても、難問対策をするよりも、穴を作らない網羅型の受験対策をする必要がある。

センター試験対策と同じだ。そこを意識して日々の学習をしよう。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦