いろいろな問題集に同時に手を出すと勉強が偏る
いろいろな問題集や参考書に手を出さず、1冊、薄くても問題集を最後までやりきれというアドバイスがある。
よく耳にするアドバイスだろう。
このアドバイスには、理由がある。
最も大きい弊害は、いろいろと問題集に手を出すと、結局、できる問題やできる部分ばかりを勉強することになることが多いというのが、最大の理由だ。
一冊、問題集を最後までやりきれば、一通りは全分野の問題を解くことができる。
しかし、いろいろな問題集に手を出すと、できない部分をつぶしきることが難しい。
穴が開いたままになることが多いのだ。
本屋に並んでいるいろいろな問題集や参考書を目にして、ついつい買ってしまう。
友達が良いというとまた買ってしまう。
ところが結局は、少し使っただけで終わってしまう。
使わない参考書だけが、本棚にたまっていく。
そんな生徒も多いのではないだろうか。
私の経験から言うと、優秀な学生は、ボロボロになるまで使い切った問題集を必ず持っていた。
繰り返し解いて中身を100%理解し、吸収した問題集をもっていた。
多くの優秀な生徒は、そういう参考書や問題集の使い方をしているのだということを分かった上で、新しい参考書や問題集に手を付けるようにしよう。
■キミはボロボロになるまでやりきった問題集や参考書を持っているか
フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦