重要な2割の理解をまず優先して学べ

2016年7月29日 金曜日

重要な2割の理解をまず優先して学べ

 

例えば、英文法を学習する場合だ。

分厚い英文法の参考書を見ると、さまざまな英文法上の原則や例外、いろいろな表現が書かれている。

ところが、実際に英文を読む際に、それらの英文法の知識で、いつも本当に必要なものは全体の2割程度である。

 

例えば、私の手元に、とある英語構文の参考書(問題集)がある。

前半の3分の1くらいのところで、

A is to B what C is to D(いわゆるクジラ構文)の解釈問題と説明がある。

そして、その20ページほど「後ろ」に、

not only A but (also) B の解釈問題と説明がある。

そして、そのさらに100ページほど「後ろ」に、

have + O + 原形不定詞・分詞 の解釈問題と説明がある。

 

少しでも、実際の生きた英文を読んだ人なら、この順番で「英語構文」を学ぶのはでたらめだと思うだろう。

 

実際には、「not only A but (also) B」は、「クジラ構文」の100倍は実際の英文で出てくる。

理屈の重要さから言ったら、「have + O + 原形不定詞・分詞」の構文は、さらにより大切だ。

つまり、参考書に書かれたすべての項目が、「等しく」大切というわけではない。

重要性に差があるのだ。

 

私は、まず重要な2割の理解を優先しろと言いたい。

科目の骨格にあたる、重要な知識を先に優先して習得することが大切なのだ。

 

■骨格にあたる、重要な知識を先に優先して習得することが大切だ

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

「2:8の法則」に従うのが学力向上の早道

2016年7月18日 月曜日

「2:8の法則」とは何か

 

私がこの連載でキミたちに伝えようとしている勉強方法の中でも一番強調しておきたいのは、

「全体をつかんでから細部を学ぶ」「重要なポイントから先に学習する」ということだ。

 

「パレートの法則」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

 

この法則は、別名「2:8の法則」とも言われている。

 

いわば経験則なのだが、この法則は、世の中のいろいろなところで合致する大変有名な法則だ。

 

例えば、「ある商店の、商品売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している」などがある。

 

キミたちも経験あるだろうが、ゲームソフトや音楽CDなどの店には、多数の商品がある。

だが、その中で実際によく売れているのは、商品のうちの2割で、その売り上げで全体の8割になる。

 

これは、経済の分野などでよく使われる法則だ。

キミたちの学校でも、「自分のクラスの全遅刻数の8割は、全体の2割の生徒によって作られている」と言えば、なるほどという感想を持つのではないだろうか。

 

実は、これはある科目を学習し始めるときにも、かなりあてはまる法則なのだ。

 

■「2:8の法則」に従うのが学力向上の早道

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

いろいろな問題集に同時に手を出すと勉強が偏る

2016年7月15日 金曜日

いろいろな問題集に同時に手を出すと勉強が偏る

 

いろいろな問題集や参考書に手を出さず、1冊、薄くても問題集を最後までやりきれというアドバイスがある。

よく耳にするアドバイスだろう。

 

このアドバイスには、理由がある。

 

最も大きい弊害は、いろいろと問題集に手を出すと、結局、できる問題やできる部分ばかりを勉強することになることが多いというのが、最大の理由だ。

 

一冊、問題集を最後までやりきれば、一通りは全分野の問題を解くことができる。

 

しかし、いろいろな問題集に手を出すと、できない部分をつぶしきることが難しい。

穴が開いたままになることが多いのだ。

 

本屋に並んでいるいろいろな問題集や参考書を目にして、ついつい買ってしまう。

友達が良いというとまた買ってしまう。

ところが結局は、少し使っただけで終わってしまう。

使わない参考書だけが、本棚にたまっていく。

そんな生徒も多いのではないだろうか。

 

私の経験から言うと、優秀な学生は、ボロボロになるまで使い切った問題集を必ず持っていた。

繰り返し解いて中身を100%理解し、吸収した問題集をもっていた。

 

多くの優秀な生徒は、そういう参考書や問題集の使い方をしているのだということを分かった上で、新しい参考書や問題集に手を付けるようにしよう。

 

キミはボロボロになるまでやりきった問題集や参考書を持っているか

フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦

問題集を選ぶ際に、変なプライドは捨てよう

2016年7月11日 月曜日

問題集を選ぶ際に、変なプライドは捨てよう

 

キミたちの中に、プライドの高い人は、いないだろうか。

自分の実力に関係なく、「一流校対策」とか、「ハイレベルコース」「東大・京大コース」など、なにやら上等で格好良い言葉に「くらくらっ」とする人のことだ。

逆にいえば、「やさしい」とか「わかりやすい」という言葉を、自分のプライドが傷つけられるような気がして避ける人だ。

そういう人たちの心理につけ込んだ、受験商品も数々ある。(ある予備校や塾は、そういう学生の心理につけ込んだ生徒募集をしている。私はそういうのは気に入らない。)

 

そういうプライドは損である。

勉強は常に基礎からである。

 

遠回りのように思えても、基礎の部分の強化を徹底的にやっておけば、いずれ次にやるべきキミにとっての基礎は、元々から見るとずいぶん高い所に移っていくものだ。

自分にとっての基礎を徹底的にやることを意識的にしておいて欲しい。

謙虚に勉強すること、それが非常に大切だ。

 

■問題集を選ぶ際に、変なプライドは捨てよう

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

書店での参考書・問題集の選び方

2016年7月8日 金曜日

書店での参考書・問題集の選び方

 

どのような参考書や問題集を選べば良いのかというと、例えば、数学で分からないテーマや、英語の文法で理解しにくい部分を一つ決めておくのだ。

そして、その決めておいたテーマについて、自分が手に取った参考書は、どのようにそれを書いているのか、どのように説明しているのかを見るのである。

いくつかを見比べてみると、同じテーマであっても、参考書ごとに説明の差があることがわかる。

その中で最もわかりやすいものを選ぶのも一つの方法である。

 

問題レベルも、問題集の真ん中あたりのページを開いてみて、その辺に載っている問題のうち、半分ぐらいがわかる、解けるぐらいのものを選ぶと、無理なく勉強することができるだろう。

半分も分からないような問題集は、まだキミのレベルよりもかなり高いと思われるので、その時期の勉強にはふさわしくないと思う。

 

人にとって良い参考書や問題集が、キミにとって良いものであるかどうかは、関係の無い別のことだと知っておこう。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

問題集のレベルに注意!

2016年7月4日 月曜日

問題集のレベルに注意しよう

 

問題集のレベルには注意しよう。

これは、予備校や塾、通信添削を選ぶときにも、同じ問題が生じる。

次の図を見てもらおう。

 

70%~60%理解できる問題集(塾などの授業)の問題  

160704img02

 

20%程度理解できる問題集(塾などの授業)の問題  

160704img01

 

「この2つのうち、わざわざお金を払ってでも受けたい授業はどちらか?」

 

今までの経験では、そういう風な聞き方をすると圧倒的多数の生徒が、難しい方の授業を希望する。

 

しかし、私の意見では、それは間違いだと思っている。

 

内容のうち、最低でも6割くらいは自力で理解できる問題集や授業でなければ、難しくて身につけるのに大変な労力が必要となる。

 

70%~60%理解できる問題集や予備校の授業は、

「分かっているものの中に分からない箇所がある」状態だ。

 

しかし、20%程度理解できる問題集・予備校の授業 というのは、

「分からないものの中に分かっている箇所がある」程度のなさけない状態なのだ。

 

参考書や問題集でも同じだ。

本屋に行き、参考書でも問題集でも、真ん中あたりを開いて そこの内容が、半分くらいは理解できる参考書、あるいは解答を読んで納得できそうな問題集を選ぶことが、何より大切だ。

 

以前、パソコンについてほとんど知識のない、中年の男性にあるソフトの使用法について教えたことがある。その人は、パソコンの簡単なことすら分からないから、ちょっとした説明も大変難しく聞こえるらしい。ところが、パソコンの操作を少し知っている、中学生に同じソフトの使用法を説明したことがある。そうするとその中学生は、私が説明した内容がすんなりと頭に入ったようなのだ。

 

何が言いたいのか理解してもらえるだろうか。

つまり、わからないことだらけの中で、たまたま少し知っていることがあるという状況は、決して物事を理解するには、良い状況ではないということだ。

 

逆に、わかっているものの中にある、わからないことは、比較的簡単に理解することができるのだ。

 

だから、問題集であれ、塾や予備校の授業であれ、自分が「6割程度はわかる」というもので勉強をすべきなのだ。

わかることの中に挟まっているわからないことは、理解しやすい。

これに対してわからないことに挟まれている、わからないことは、全くわからないことが普通なのだ。

 

英語でも一つのセンテンスの中に知らない単語がいくつもあれば、実際、読むことはできない。

問題集などを選択する際の鉄則であると知っておこう。

 

■わかることの中にあるわからないことは、理解しやすい。

 わからないことの中のわからないことは、全くわからないことが普通。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦

参考書・問題集の選び方 その3

2016年7月1日 金曜日

次は、一般の問題集だ。

問題集選択について薄い問題集を1冊最後まで仕上げるのがよい、というアドバイスをよく耳にするが、これは、一通り学んだにもかかわらず、苦手になった科目や、受験勉強を始めた時期に、総復習をしたい場合に効果的な方法であることに注意しよう。薄い問題集は、学校の授業を聞きながら理解定着のために用いるには、あまり適さないことを知っておこう。

 

最近は、よい参考書や問題集が多く出版されている。

英文法であれば、『山口英文法講義の実況中継 (上)・(下)』がおすすめの参考書だ。

『フォレスト』あたりの参考書で英文法をある程度把握できたら、大学受験用の文法学習として、『山口英文法』を推薦したい。学校で使用している英文法書で身につけた公式的知識をどのように受験の実態に即して使える知識とするかを学ぶ最適な英文法の参考書だ。

問題数は非常に少ないが、「比較」や「否定」の部分など実にわかりやすい解説が加えられており、受験英文法の感覚が体得できる。

また、解説が詳しい問題集で、科目の全範囲が網羅されている参考書こそ、多くの受験生にとって日々の学習の中心になろう。例えば『チャート式数学』などがそれにあたる。

 

フリーステップ香里園駅前教室チーフ  松本克彦