自分は、野球部に所属し、主将を務めているときに塾に入りました。その部活が終わり本格的に夏から勉強を始めました。
まずは、数学、英語、生物の受験で必要となる教科の基礎を夏休みで終わらすと目標に決めてスタートしましたが、これがおもしろくなく、「自分はいま、何をしているのだろう」とよく思いながら、勉強をして中途半端のまま夏休みが終わりました。
そして、9月になり、模試がありましたが何も成長出来ていませんでした。中途半端に勉強した結果が、そのまま出ました。悔しかったし、友達からも、「勉強しているのに、成績全然伸びてないな。」と言われ、かなり落ち込みました。でも自分は決して、勉強を投げ出しませんでした。ここで踏みとどまることが出来たのも、野球部で鍛えられたメンタルであったり、塾の先生のサポートのおかげだと思います。あと一つ投げ出さなかった根拠は、原因が明確にわかっていたから。それは中途半端に勉強していたこと。それをやめ、定義、その成り立ちをよく考え、勉強の仕方をすべて変えました。とても不安だし、時間もなかったから、浪人も覚悟していました。それでも、自分に期待してくれた親や野球部、地元の同期、学校や塾の先生がいたから、何とか最後までやり遂げることが出来ました。合格したときは、それは達成感を味わうことが出来て、色々な人が、「よく頑張った」と言ってくださいました。人生で、真剣に努力し、勝ち取ったもの、これで部活に続いて2つ目。真剣に努力したものを3つ、4つと増やせるように大学に入学してからも取り組みます。
大事なのは、あきらめずに継続すること、何が良くて、何が悪いかを考え、導き出すのが、人間です。これから受験生になる人、8割くらいはしんどい思いをずっと毎日すると思います。それでもあとの2割の喜びを掴めるように努力を続けてください。
【保護者からのメッセージ】
部活動を悔いなく引退したいという本人の希望により、本格的な受験勉強は、高三の夏からでした。
親としてのサポートができたかわかりませんが、とにかくコツコツ努力する姿を間近でみて、本人の意志を尊重し、家族はいつもの会話を楽しみ、普段取りの生活を心がけ、息子の努力を信じて見守るだけでした。
スタート時期に不安はありましたが、志望校への的確なアドバイスをいただき、息子に合う先生方とチーフのご指導のもと、無事に合格ができ、とても胸が熱くなりました。
本当にありがとうございました。