私は受験を通して2つ学んだことがありました。
一つ目は、息抜きもとても重要であることです。私は、常に模試の結果があまりよくありませんでした。そこから焦りを感じ、ギアをあげて勉強しました。内申点も都立高校入試には大きく関わるため、主に定期考査対策をしました。期末テストを走り抜け、受験勉強に専念をしてからは集中できず、気分は上の空で、早起きが得意であったはずなのにできなくなりました。勉強に加えて、体に対しての不安も感じ、訳のわからないまま勉強をしました。冬期講習が始まり、今思えばそのときの心の状態は限界を迎えていたと思います。私は大学駅伝が好きでお正月のビッグイベントでした。観戦する余裕など本当はないのに、母は許してくれました。また、大好きな音楽を聴く時間も作りました。このように趣味の時間を作ったことで、緊張がほぐれました。そこから、過去問を集中して行うことができ、点数も上がっていきました。最後の模試は変わらずグレーゾーンで焦りも感じました。しかし、音楽を聴いて集中して勉強に打ち込みました。その結果、入試の自己採点をした際には、過去最高得点を取ることができていました。
二つ目は、周りと比べすぎないことです。開成教育セミナーではテストがあります。そこでの上位の人は壁に貼られていて、みることができ、友人の名前が掲載されていてすごいなと思う反面、焦りました。レベルが私とはまったく違うことを突きつけられました。しかし、開成の英語の授業で「同じ条件のものしか比較級で書けない。単数と複数とか比べたらおかしいでしょ?」と先生が仰られて授業内容でも、心のことでも納得しました。比べるならば同じところを目指している人と比べる。また、他の人だけを比べるのではなく、過去の自分と今の自分を比べることも大切にしていくことがいいと思います。