予備校界最強の講師陣がお届けする高校生対象の基礎学力向上・難関大合格を目指す映像授業

勉強する意味を考え直したことが合格へのきっかけ

高槻教室 学習プランナー

中村 健太郎先生

好きな言葉 「人生±0」

何か物事がうまくいかなかったり、努力しても結果が出なかったりってことは誰でも経験があると思います。
私はそんな時によくこの言葉を思い出します。今はしんどいけど、ここを乗り切ればうまくいく!結果が出せる!そう思うとしんどいことも頑張れたり、前向きになれるのでこの言葉が好きです。
またうまくいっている時にもこの言葉は思い出すようにしています。物事がうまくいっている時は問題点がその陰に隠れてしまうことが多いです。調子の良い時にふと我に返り足元を見つめ直させてくれる、そんな言葉です。

下から2番目からの超難関国立大学に合格

私がまだ新人の頃に担当していた男子生徒の話です。

彼は当時高校1年生で、私立進学校の特進クラスに通っていました。中学まではクラスでもトップの成績で高校でもそれが維持できると思っていました。しかし周りは同じ試験をクリアしてきた生徒ばかりなので、当然中学のときみたいにはいきません。高校に入って最初の定期テストではクラスで下から2番目。決して彼が勉強をさぼっていたわけではありません。だからこそショックが大きかったのでしょう。テスト返却後暗い表情で塾に来たことをよく覚えています。高校生活のスタートをそんな形でスタートした彼ですが、最終的に超難関の国立大学に現役で合格しました。クラスでも同レベルの大学に現役で合格したのは彼を含めて3人だけでした。

なぜクラス最下位レベルだった彼が超難関の国立大学に現役合格できたのか。それは最初の定期テストでの挫折をきっかけに、勉強する意味を考え直したからです。それまで彼はいい大学に進学して、いい企業に就職することが勉強する意味だと思っていました。それも間違っているわけではありません。しかし、それ以上に自分は何がしたいのか、何のために勉強しているのかを考えることは重要です。全員が同じ答えになるわけではありませんが、彼が出した答えは、「自分の適性を知るため。また進路選択のタイミングで自分が進みたい進路に進むことができるようにするため。」でした。わからないことや苦手なことからすぐ逃げてしまうと、本当の自分の適性を知ることはできません。だから定期テストが終わってからも、できないことにとことん向き合い、理解できるまでやりきりました。その結果3年生になるころには、定期テストも模試も学年上位に入るようになりました。

私が彼にしてあげられたことは、一緒にどうすればいいか悩んだことだけです。当時は私が新人でそれしかできなかったということもありますが、今でも最も大事にしていることです。自分の将来について親と話しをするというのは年頃の子どもたちにとってはなかなか難しいことです。親以外の最も身近な大人である我々がその役割を果たすことで、子どもたちの考えるきっかけになれればと思いながら日々指導にあたっています。

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受験を通して学んで欲しいこと

私は受験結果だけで将来が全て決まるとは思いません。もちろん大きな影響があることは言うまでもありません。進学する大学が変われば、その先の職業や就職先も変わってきます。しかし、それ以上に大切なのは、この大学受験期に目標に向かってどれだけの努力ができたかだと私は思います。

今持っている夢や目標はもちろん大切です。でもその夢を達成したらどうなるのでしょう? その時はまた新たな夢や目標ができます。そこでまた努力できるかが大切なのです。受験勉強はその第1歩です。人は生涯、何かしらの夢や目標を持ち続けます。「この大学に合格したい!」「こんな仕事がしたい!」・・・とライフステージによってそれらは変わってくるものですが、大切なことは新たな目標ができたときに「道を切り開く力」があるかどうかです。

私は受験勉強を通して、この「道を切り開く力」を身につけてほしいと思っています。
第1志望合格は素晴らしいことです。私たちもその目標達成のために日々サポートをしています。ただそれ以上に皆さんの今の「努力」には価値があることを忘れず、日々の受験勉強を頑張ってください。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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