予備校界最強の講師陣がお届けする高校生対象の基礎学力向上・難関大合格を目指す映像授業

勉強をする理由、なにがそれに関わっているか、といった考え方の部分を伝える

西宮北口教室 学習プランナー

鈴木 優太先生

好きな言葉 「できると思うにせよ、できないと思うにせよ、そのとおりになる。 ―ヘンリー・フォード」

私は昔、アメリカの自動車会社フォードの創業者である、ヘンリーフォードの自伝を読んだことがあります。 フォードは世界で初めて自動車の大量生産に成功したことや、今につながる8時間労働を制定したりしました。 どちらも現代では当たり前のことですが、できると思い、そうなるように行動した結果、それを実現しました。
考えは必ず行動に出てしまいます。常にできると思い、行動することが大切なのだとあらためて気づかされます。

私の合格エピソード

彼が代ゼミサテライン予備校の扉を開いたのは高校2年生の夏のことでした。
中学生のころからフリーステップに通っていて、最初は代ゼミサテライン予備校の夏期講習無料招待を申し込みました。志望校は未定。少し優柔不断な性格の子で、目標が定まらず運動部に所属する忙しさもあって教室に来て授業を受けることが多くありませんでした。結局夏の講習後はフリーステップ一本で勉強することに。
次に彼が代ゼミサテライン予備校を訪れたのは高校2年生の冬。フリーステップのチーフから面談を案内してもらったチャンスでした。

保護者の方は学校の成績や学習習慣を心配していて、「本当にできるの?」と不安げ。そんな空気もあって本人はうつむき加減で肩身が狭い様子でした。
彼は高校3年生から高校で理系のクラスに進むことが確定していましたが、経済のことを中心に社会のことを広く学びたいと経済学部に行きたい。いわゆる文転を、自分にできるのかどうか悩んでいる状態でした。
保護者の方にも「文転したい」、「代ゼミサテライン予備校の授業も受けたい」とは言いだしづらい様子で、どうしたらいいのかと優柔不断な面が出てきてしまいます。彼は文理選択もどう対策するのかも先延ばしにしようとしましたが、私はこのままでは本人のためにも保護者の方のためにもならないと感じ一歩踏み込んで話をしました。「本当に自分がやりたいことなら、保護者の方も応援してくれる」、そういって彼に自分自身で決断することを勧めました。ただ勧めるだけではなく、本人の将来を見据えて「経済学を学ぶメリット」と学校の理系科目授業をこなしながら文系の勉強もするという「キャパシティ的なデメリット」もしっかりと説明。保護者の方とともに本人に天秤にかけてもらいました。本人も保護者の方も真剣に考え、10分ほどたったころです。
「経済学部を目指したい。学校の理系科目も頑張るから、代ゼミサテライン予備校の授業も取らせてください」
本人から、保護者の方へ決断が伝えられました。
保護者の方も「信じるから頑張りなさい」と答え、代ゼミサテライン予備校での受験対策が決まりました。
面談から帰るときの二人は意を決した表情で、彼の目もきりりとしていました。しかし私は少しだけ不安でした。これは一時的な気持ちの変化で、迷いが残って勉強に身が入らなくなってしまいはしないか。
今の生徒のやる気を持続させるために、私がとった対応のポイントは二つあります。
ひとつは対策を始めた早期の段階で働きかけ、しっかりと未来のビジョンを見せること。
もうひとつは生徒が決めたことを守れるようにしっかりとサポートし、実行してもらうこと。
具体的には、高校3年生になる前の2月に代ゼミサテライン予備校の初回フェロー面談で提案型の受験校調査票を作成しました。提案型で作成したのは「地方の国公立」、「経済学部志望」、「大学で学ぶ内容を重視している」という彼の要望があったためです。

担任フェローが大学の「場所」、「偏差値」、「カリキュラム」を事前に調査して生徒に提示・提案することで、より具体的かつ要望と合致した受験校候補を導き出すことができます。塾側から候補を挙げることで、生徒自身の大学調べをやりやすくできました。
フェロー面談は月2回行います。ここで生徒自身が大学を調べた結果の確認をこまめに行い、フェローと学習プランナーも連携してレスポンスをすることで目標がより具体的になっていきました。
担任制のメリットを最大限に生かし、初めは甲信越の国立大学を目標において頑張っていくことに。
具体的な大学選びができて目標が明確になり、受講進捗も学習意欲も向上しました。

夏期面談では代ゼミサテライン予備校の夏期講習と通年授業の追加で90回分の授業を取り、フリーステップの夏期講習を30回分、そして大学受験対策勉強会へも参加して学習量をアップ。
何度もフェロー面談で受験校の提案と調査を調べていく中で、人文社会学部の中で社会学や法学含め幅広く学ぶという当初の希望をかなえられる静岡大学が受験校として決まりました。
毎日教室へやってきて授業と自習に取り組み、成績も伸びていきます。
夏期講習や大学受験対策勉強会を経たことで、夏前の共通テスト模試から10月の模試では得点率が10ポイントも上がり、共通テスト本番では自己最高得点をマークすることができました。
共通テストの手ごたえを勢いに、抑えの関西学院大学に合格。第一志望の静岡大学も見事合格を勝ち取りました。
塾で対策を始めた当初から一歩踏み込んでアプローチしたことで本人の行動も大きく変わり、決めたことを貫くサポートができたと感じています。

魚をあげるのか、魚の釣り方を教えるのか

私がサテラインで以前担当していた生徒は、始めは自主性が薄く、受験学年だから勉強をしている、という姿勢でした。授業を初めとしたやるべきことはしっかりと行っていましたが、成績は伸び悩みました。

生徒面談をしながらなぜ成績が上がらないのか話をしました。生徒が真面目にやってくれている分、私もなんとしても成績を上げたいと解決策を探しました。そこである言葉を思い出しました。「魚をあげるのか、魚の釣り方を教えるのか」私が生徒にやるべきこととしていた、その伝え方は魚をあげる行動でした。これではせっかくやっている勉強が点となってしまい、記憶にも残らず、やらされる勉強となっていました。

それに気づいてから私は、その勉強をする理由、なにがそれに関わっているか、といった考え方の部分を伝える時間を多く取りました。しばらくして、生徒面談の内容に変化がありました。生徒から「こういった勉強内容をやろうと思うのですが、どうですか?」といった質問が出てきたのです。理由を聞くと本人なりの根拠がしっかりとあり、やるべき内容であったため、是非取り入れよう、ということになりました。

それからしばらくして模試があり、生徒の成績は少し上がっていました。一緒に喜び、さらに成績を上げるためにどうしたらいいかを話し合いました。その頃には勉強内容についての生徒からの提案も多くなっており、私はやるべきかどうかの判断だけをしていました。模試の成績は順調に伸び、無事志望校に合格することができました。

合格とともに生徒が得たことは、自主性、知ること、考えることの喜びであると思います。本来あるべき勉強姿勢とはこういうことであると再認識しました。それからも私は日々そのように考え生徒と接しています。

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受験を通して学んで欲しいこと

私は受験を通して生徒に「分析力」と「継続力」を身につけてもらいたいと考えています。受験とは高2の冬から始めた場合、およそ1年間の長期戦になります。その期間にはもちろん成功も失敗もあります。体調がすぐれない時や学校で嫌なことがある時もあります。そんな中でどれだけやるべきことをやり続けられるかが勝負の分かれ目であると思います。

人生では結果がすぐに出ないことや失敗をしてしまうことがあります。特に大学受験の勉強では往々にしてあります。そんな時に必要な力の1つ目が「分析力」です。自分がやっていることは正しいのか、何が原因で結果が出なかったのかをしっかりと分析してもらいたいと思います。自分で考えることも大事ですが、もちろん私達を頼っていただいても構いません。段々と自分の分析力も上がって一人で考えられるようになります。

次に大切なことが「継続力」です。決めたことをやり続けることは重要です。地面を掘り続ければ大きな穴になるように、やり続けることは必ず何かしらの結果を残してくれます。しかし勉強は単純なことばかりではないので、分析力を養い、正しい内容を継続して行い、成果を出してもらいたいと思います。その結果成功をすることも多くなると思います。

学生とは一般的に大学生までですが、人生とは勉強です。興味をもったこと、やりたいことを学ぶ時に分析力と継続力は必ず必要になってきます。是非自主的に勉強に臨み、力をつけて自信のある人になってもらいたいと思います。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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