私が受験と真正面に向き合い始めたのは2年生の終わり頃でした。始めの頃は志望校もガッチリと決めずに、目標もなくやってしまっていたと思います。元々国公立に行きたいと思っていたので、「なるべく高めに目標を設定して、そこには届かずとも丁度行けるぐらいの大学に行ければ良い」というぐらいの気持ちで、大阪公立大学を志望していました。
初めは本当に形だけの目標という感じで、その頃の私は到底行けるはずもないだろうと思っていました。しかし、がむしゃらにやっていた勉強も形になり始めて、推薦という形式ではありますが、共通テストの点数を利用する方式で合格することができました。そこまでの道のりを振り返ってみると、大切なことは3つほどあったなと思いました。
まず1つ目は仲間。これは色々な場面で支え合えるかけがえのないものです。「頑張れ」と応援してくれたり、「すごい」と褒めてくれる仲間は私の大きな支えになっていました。そして仲間の中にも英語がすごく得意な人や自分よりも集中力があって、一緒に勉強していると負けられないと思わせてくれるような人もいて、そのような人たちの存在は遠く長い志望校までの道のりの中での1つの目標となっていました。競争とはまた違って、「尊敬しているからこそ追いつきたい、負けたくない」というような気持ちでした。こうした仲間の存在は受験だけでなく、一生の大切なものだと思います。
2つ目は環境です。これは人の性格によるので、全員に役立つものかは分かりません。私は塾に通っていながらも、8月の夏休みはほとんど家で勉強していました。しかしずっと家で勉強したりしていると必ず飽きが生じてくるので、「今日は無理だな」という日には環境を変えて気持ちを切り替えていました。思い返すと、家、塾、おばあちゃんの家、カフェなど合わせて6つくらいは勉強場所にしていました。遠い場所になると交通費がかかったりもしますが、私はそのお金を無駄にしないよう頑張ろうという気持ちで行っていました。「家でも塾でもやる気が出ない」という人は1度、カフェに行ってみるのも手です。
3つ目は分析です。分析するのは自分のことで、私は、「どの科目が得意なのか」、「どんなときモチベーションが下がるのかまたは上がるのか」、「自分に足りないのは何か」といったことを分析していました。細かく分析すればするほど、やるべき事や足りないものが見えてきます。そうするとTo doリストや計画表がより有効で強力なものになると思います。信じられるのは自分の努力だけだと思うので、ぜひ1度自己分析をして、頑張り方を決めてみてください。
以上3つが主に大切なことですが、その3つは全て塾に存在していると思います。塾では、たくさんの一緒に頑張っている仲間がいるから、「辛いのは自分だけじゃない」「負けられない」と思えるし、塾はそのような仲間達と頑張れる場所でもあります。そしてフェロー先生方は自己分析の手伝いをしてくれます。最終的には自分の努力次第なので、塾に全てを任せるのではなく、頑張る手助けをしてもらうという気持ちで通えたら最高だと思います。とにかく頑張り続けてください!少しでも勉強のヒントになれば良いなと思います。