中学準備ガイダンス実施レポート
2018.02.16
教育改革が話題になる中、フリーステップでは新中学1年生を対象に『中学準備ガイダンス』を実施しました。
中学準備ガイダンスでは2つにテーマを分け、今後の産業構造の変化や技術の進化など大きなところの話から始まり、その変化が今の教育改革につながっていることをお伝えしました。そしてその変化に対し、フリーステップではどのような取り組みを実施しているか紹介いたしました。
1.時代の変化と教育
今後現在の職業の多くが機械に代わってしまうといわれています。また外国人労働者の増加、日本の労働人口の減少など、大きく産業構造が変化していく中で、今の子どもたちも必要とされる力はどんどん変化していきます。この変化に対応するための力をつけていくための改革が、現在の教育改革です。
話を聞いて参加していただいた小学生はまだ小さいながらも大変さを感じている様で、ガイダンス中、一緒に参加した保護者と話す姿も見られました。
2.学習指導要領変更スケジュール
次に学習指導要領がどのように変更されるかをお伝えしました。
次の学習指導要領の改訂については、学習内容の改訂よりも教え方に大きな改訂があります。旧指導要領では講義形式による授業がメインでしたが、新指導要領では主体的・能動的に参加する授業、学習が求められます。
評価方法においても、『知識・技能』の評価だけでなく、『自分で考え、表現し、判断し、実際の社会で役立てること』が評価も評価されます。
そして変更による影響はすでに入試に出始めています。例えば直近のセンター試験の問題にも地理において思考力を使って解答を導く問題が出題されていました。
3.小学生英語の変化
教育改革の中でも特に変化が大きいのが英語教育です。ガイダンスでは今後、英語教育がどのように変化していくのか、変化の過程にある現在の小学生が注意すべき点などをお伝えしました。
例えば旧指導要領では小学5・6年生で『外国語活動』であったものが、新指導要領では小学3・4年で『外国語活動』、小学5・6年生で『教科』として英語が扱われます。教科化するということは教科書があり、テストが行われ、通知表が付けられるということです。
しかしこれには3年間の移行措置期間が設けられています。そして移行措置期間の対応は自治体、小学校ごとに任されています。これが曲者で、任せられている、つまりが学校間による取り組みの格差が生まれるということです。そしてそれは出身の学校によって英語の学力格差が出るということになります。
知識としては知っていても、実際に起こりえる影響を聞き、参加した保護者の方々も表情が引き締まっているようでした。
次期学習指導要領 教科ごとの改訂のポイント
小学・中学「読む・書く・聞く・話す(やりとり/発表)」の4技能の目標を設定
「聞く・話す」を中心とした「外国語活動」は小3・4、「読む・書く」を加えた教科「外国語(英語)」は小5・6で履修。語彙数は、小3~6で600~700語程度
中学校では現行1200語程度⇒1600~1800語程度へ変更
小学の外国語(英語)の教科化に伴い、中学では「原形不定詞」「現在完了進行形」「仮定法」等(現行は高校内容)が加わった
4.フリーステップでの取り組み
教育改革による変化と影響を説明した後、フリーステップではどんな対応をしていくかをご紹介しました。
小学校と中学校では学習内容だけでなく、部活動やイベントなど、小学生の時とは大きく環境が異なります。これら環境の変化に対応するため、学習計画をしっかり立てて学習すること、具体的なノートの取り方などの説明を行いました。そして点数アップに強いフリーステップならではの授業方針、学習カリキュラムやオリジナルツール、イベントなどをご紹介することで、教育改革を前に不安を感じておられる保護者の皆様に安心いただけるよう説明いたしました。
フリーステップでは単に成績アップや志望校合格だけでなく、子どもたちの未来のために、様々な取り組みを実施しています。
今後も授業やイベントを通じて、一人でも多くの子どもが希望する将来になるように努力してまいります。
※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。