受験は”努力の仕方、続けられる力”を養うもの

生徒に伝えたいこと

目標や夢は持っていますか？
具体的に「将来〇〇になりたい！」という夢を持っている人もいれば、全く将来が想像できずどうなりたいかなんてわからないという人もいると思います。
無理に具体的な夢を持つ必要もないですし、今から「どうせ無理だしな…」と悲観的になる必要もありません。
高校生の間はまだまだ知らないことだらけで、限られた世界しか見えないことがほとんどです。
そんなときにどの大学に行きたいか目標を立てること自体、本当はとても大変な難しい決断をしています。
どの大学に行くかで将来が決まるというわけではありませんが、その先の人生において大きな影響を与えることは間違いありません。
だからこそ大学でたくさん学び、たくさん遊び、たくさんの人と出会い、たくさんの経験をして本当にやりたいこと、なりたい自分を見つけてほしいなと思います。

だからといって何の目標もなくただ受験勉強をするというのはモチベーションにも繋がらず、ただただ辛いだけになってしまいます。
自分が興味を持てることは何なのか、逆に興味がないことは何なのか、それについてはたくさん調べてみてほしいと思います。
夢がある人はそれを叶えられる道に繋がっているか、まだ夢を探している人は「なんとなくおもしろそう、楽しそう」でもかまわないので、具体的に目指したい大学・学部を見つけられるようたくさん”知る”ことから始めましょう！

受験を通して学んで欲しいこと

私は生徒さんにはいつも"計画を立て実行する力”と”努力する力”を身に着けてほしいと伝えています。
受験という１つの目標に向かって、どうすれば合格できるのかという道筋を考えること、それを実行すること、うまくいかないときには原因分析をして修正すること、これらのことを常にしていかなければなりません。
どれだけ早く受験勉強を始めても、入試当日までには時間に限りがあります。
残された時間で、優先順位をつけて取り組む、すべてのことを100%やりきることは不可能なので諦める選択も必要になってきます。
これは大人になったときにも仕事をする上でとても大切なスキルに繋がっていきます。

受験勉強をしていく中で学校や塾、ご家庭など周りから「頑張れ」「これをやりなさい」などいろいろ言われる場面はあるかと思いますが、逃げ出すことも簡単です。
それでも自分を律して頑張り続けられる力を身に着けてほしいなと思います。受験勉強ほど１つのことだけに集中して長い期間取り組み続ける機会はそう多くないですが、人生を大きく左右するタイミングには努力が伴います。
自分自身の将来を自分で切り広げていくために、これからの人生に必要なこの力を受験勉強を通して身に着けてください。