2020.01.30
2020年1月19日(日)、成学社梅田本社にて個別指導学院フリーステップ教務課教育技術研究所主催『中学受験ガイダンス~受験準備回~』を実施しました。当日は寒い中、多くの方にご参加いただきました。
年3回実施している『中学受験ガイダンス』。 その中でも受験準備回は『受験意思を固め、決めてもらう』ことを主な目的としています。
中学受験には大きく3つのメリットがあります。
多くの私立中学校では、基本の授業時間が多いこと、中高一貫教育のメリットを生かして、中3の1学期までに中学課程を終了し、高校範囲の学習に入ります。このように、中高一貫校における学習カリキュラムは速く学習を進めていく内容であるため、大学受験に向けた対策時間を多く確保することができます。
学習や生活環境の面でも、習熟度別授業、少人数制授業を取り入れて、生徒と先生の接点を増やしたり、学習状況に合わせた授業を展開したりする学校が多く存在しています。また、高校受験対策がない代わりに、海外留学といった「真のゆとり教育」を実践している学校もあります。
中学入試は解禁日より一斉にスタートします。近年の傾向として、受験期間が過去に比べ短期になっています。午後入試の導入により、1日2校受験が可能となり、試験日程が2~3日で終了するスケジュールも多くなっているのです。そのため、結果発表を見る前に違う学校の試験が実施され、あらかじめ合否を想定してスケジュールを組む必要があります。また、当日の送迎や合格発表後の手続きなど家族で役割分担をして受験に挑む必要もでてきます。
一般的な教科の入試だけではなく、推薦入試の導入校も過去に比べて増えています。推薦入試では、学力検査だけではなく「活動記録」「資格」「自己アピール」など様々な観点から総合的に判断して合否を決定します。小学校のうちで何かしらのアピールが出来るものをお持ちのお子様は推薦入試も受験機会の一つとして考えておくとよいでしょう。また、英語の外部資格を持っていることで加点措置などの優遇がある中学校もあります。英語の勉強をしておき、資格を取得しておくことは受験において有利と言えます。
2025年度入試から本格実施となる教育改革(大学入学共通テスト)が不透明なことにより大学附属校や大学受験に強い学校の受験率が伸びています。また、入試問題についても、教育改革の方針である「思考力」「判断力」「表現力」を意識した新傾向問題も近年の入試では多く見られるようになってきています。
第1志望校(解禁日受験校)を決めるためには、『どのような方向に進みたいのか』『どのような教育を受けたいのか』『どのような雰囲気のもとで育っていきたいのか』を考えることが重要です。志望校選びのポイントは、「偏差値のみ」で志望校を選ぶのではなく『6年間いかに充実して過ごすことができるか』という視点が大切です。
志望校を決める際に重視した基準は『校風』『教育方針』を一番の理由に挙げる家庭が多くなっており、 進学実績だけで判断せず、6年後をイメージすることが重要になります。
この7点を順に考えてみてください。
この他にも公立中高一貫校が増えつつあること、中学受験の出題傾向別対策や模擬試験のすすめなど、中学受験に関する様々な情報をお話しさせていただきました。
フリーステップでは中学受験をする小学生、保護者の皆様を授業だけなく、情報提供なども通じて全力でサポートしていきます。
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