優先順位を考え処理していく力を身につけて欲しい

天王寺教室 学習プランナー

岡野 美由紀先生

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好きな言葉 「逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい」
ウォルトディズニーの言葉です。 世界中誰もが知っているキャラクターやテーマパークを造り、 夢いっぱいの世界を想像させますが楽しい世界の裏には人知れず努力がたくさんあったのだろうと感じます。 誰もが逆境に立ち向かわないといけない場面に出くわしますが、 その先に何の目的があるのかそれを自分の想像以上のものにするために目の前のことを努力したいなと思います。

様々な受験パターンで出願し合格

同じ高校に通う幼馴染の高3生2人が通っており、 1人は部活動が高3の夏まで忙しく夏期講習をたくさん受講したいがキャプテンでもあり部活も休めず塾にもあまり来ることができないというAさん、 もう1人は学校では国公立を目指す文系のクラスにいましたが、志望校は私立の栄養学部で学校の授業と受験科目が全然違うというBさんでした。 2人とも毎日学校が終われば自習室にきて閉校時間まで勉強をしていましたが学校との両立がとても大変で、 毎日不安やしんどい、早く受験終わりたいなどネガティブな発言ばかり漏れていました。

Aさんとは学校や部活動の時間を相談し夏期講習や自習時間など予定を細かく決めました。 予定外の練習がよく入りましたがその都度時間を変更したり相談したりしていました。 Bさんは学校で授業がない科目も受験科目になるため塾での授業で全て網羅すること、 特に苦手だった英語は単語やイディオムをやるよう会うたびに口うるさく言っていました。 2人とも塾に来ると周りのみんなが勉強に必死で励んでいる姿から学校にいるより仲間がいるようで気楽、 頑張ろうと思えるといいながら、毎日学校終わりにお弁当を持って閉校時間まで勉強していました。

講師や私と話すことが息抜きになっていたこともあり、勉強の合間には他愛もない話を楽しんで再度勉強を頑張ったり、 真面目な話をして将来のことを考えたりする場面もたくさんありました。
Aさんは合格可能性も高いと思っていましたが結局は第2志望での合格、 Bさんはかなり厳しいと思っていましたが受験パターンをたくさん出願し、1つだけ合格し第1志望に通っています。
Aさんは残念な結果でしたが、やりきったという思いがあり、納得のいく結果として捉え、 大学1回生のころからインターンシップに参加するなど、大学生活を積極的に楽しみ勉強に励んでいます。
そして、2人とも今は講師として働いてくれており、生徒さんの合格に向けて一緒に頑張る仲間になってくれています。

受験を通して学んで欲しいこと

優先順位を考え処理していく力を身につけてほしいです。 学校の授業や課題があり、限られた時間で受験に向けた勉強もしなければならない、 大学のことについても調べなければならないなど、やるべきことは山のようにあります。 その中で、まず何をいつするべきなのかを考えて行動する、 どう工夫して勉強時間を確保するかなど先々の見通しまで立てた上で今最優先に何をしていくかを考えてほしいです。 目の前のことだけに捉われると、そのもの全体を捉えられないですし、計画を立てることばかりに目がいくと実行する時間がとれなくなるなど、 たくさんこなすべきことがある中でのバランスを見て優先順位を瞬時につけ、こなしていってもらいたいです。
これは、社会人にとっても求められる力で、1つずつの仕事すべてに期限があり遅れることはできません。 勤務時間も限られ、家に持ち帰るなんてこともできない中で同じ仕事量であっても余裕がある人と残業しないとこなせない人との差はその力があるかどうかが大きいと思います。
他にも受験に向けて努力し続けること、志望校に合格することももちろん大切ですし、 受験というしんどい、過酷な過程で身につく力は努力した分だけ将来の自分の力になり、 大学生や社会人になったときに必然的に求められる力になります。 逆にいうと、この力は社会人になってから身につけていたのでは遅く、今どれだけ自分の力にできるかが大きいと思います。 受験を通して、これから生きていく上で大切な力をたくさん身につけて、そして合格をつかめるよう頑張ってほしいと思います。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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