韓国文化

赤ちゃんの生後100日お祝い!백일잔치とは?

皆さん、안녕하세요!開成アカデミー韓国語学校です。

今回は韓国の伝統的文化・行事に注目してみます。
ご紹介する伝統的行事の名前は백일잔치(ペギルチャンチ)と呼びます。
ペギルチャンチとは一体どんな行事なのか、詳しくご紹介していきます。

ペギルチャンチって何?

ペギルチャンチ(백일잔치、百日+お祝い)は、子どもが生まれて100日目に行う記念行事です。韓国では、かつて乳児の死亡率が高かった時代、百日目まで子供が育つと一峠は越えたという意味から子どもが無事に100日目を迎えたことのお祝いとして백일잔치(ペギルチャンチ)が行われました。

日本の「お食い初め」に似てますね !韓国ではこのとき準備するお膳のことを「ペギルサン(백일상)」と言います。うるち米で作ったペクソルギ(백설기)という餅をみんなで食べます。

そのときにお膳を余分に用意するのですが、「三神おばあさん」という意味のサムシンハルモニ(삼신할머니)にお供え物をするという意味が込められています。
サムシンハルモニとは、お母さんのお腹の中にいる胎児の時から、見守ってくれていた神様のことです。子どもが生まれるときに、おしりを叩くため「蒙古斑」のあざができると言い伝えられています。

伝統百日祝いの儀式

1.「배냇머리(ペネッモリ)」のカット

髪の毛のことを「배냇머리(ペネッモリ)」と言います。お母さんのお腹の中にいた時から生えた髪の毛という意味ですね。その髪の毛を祖母が刈ってくれる儀式があります。

刈り取った髪の毛をきれいに結んで保管したり、筆を作ってあげる人もいます。昔は女の子が生まれると「배냇머리(ペネッモリ)」を布で包んで木の枝などにかけておく風習もあったそうです。そうするとその子の髪の毛が木のようにグングン伸びるとか。保管した「배냇머리(ペネッモリ)」は子供が成人になれば返します。これは両親の恩を一生忘れるなという意味が込められているらしいです。

2.祖母が抱っこひもをプレゼント

昔は百日前まで白い服だけを着せていましたが、この日から色とりどりの服を着せ始めたそうです。 百日になってから少しずつ動くようになるので、背中におんぶできることを祝うために、おばあちゃんがおんぶ用の抱っこひもを準備する風習があります。

3. 백일잔치になくてはならないもの

ペクソルギ(백설기)は100軒に分けて食べると赤ちゃんの将来が良いといいます。このような風習は相互に援助をしながら生活するという意識から始まったものです。この時、ペクソルギを受け取る隣人、親戚などは必ずお礼として子供の数と福を祈る米、お金などを渡し、糸を子供の首にかけて長生きするよう祈る文化です。 ペギルチャンチ(백일잔치)ではペクソルギ(백설기)を客に配り、叔母や叔母などの親戚や母親の友人、父親の友人などに米や糸、お金をプレゼントしてもらいます。そのうちの一つのイベントとして、実の祖父が子供の首に糸をかけてくれますが、これは無病長寿を祈る意味が込められています。

最近は伝統式ではなく簡単に家族でお祝いをするのが一般的ですね。もちろんホテルとかでお客様を招いて行う人も多くいます。

「ペギルサン(백일상)」に込められた意味

お供え物意味
ペクソルギ長寿を意味。切らずに塊ごとあげて宴が終わった後、100軒の家に分けるのが風習
きび餅厄を払う
きな粉餅粘り強く実ることを願う
中身が入っている餅 中がぎっしり詰まった人になれという意味
中身のない餅心が広い人になれという意味
旬の果物桃を除いて何でもたくさん積み上げる
※桃を除く理由:
桃は幽霊が嫌いな果物なので、ご先祖様を訪ねることができないという俗説があるため。

まとめ

いかがでしたか?

日本のお食い初めと意味は同じでもやはり国が異なるため行事や食べ物が違ってとても興味深いですよね!

開成アカデミー韓国語学校では、。

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