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開成教育グループ


やればできる…?

 こんにちは。
 「やればできる。」私は、この言葉をあまり使いません。確かに「やればできる」のは真実なのでしょうが、「やっていない」生徒にとって「やる」ことはそう簡単なことではありません。というよりも、勉強することの大きな壁の一つが、根気よく「やる」ことの難しさだと思います。「地道に続ければ分かるようになって、成績も伸びる。志望校にも合格できる。」誰でも頭では理解していることだと思います。しかし、それを実行することは案外難しいことです。そして、確実に成績を伸ばすために本当に必要なのは、「継続してやること」なのです。
 私が指導している生徒たちは、ほぼ全員が「やる」ことができ、その中で、定期テストで着実に成績を上げている生徒も数多くいます。しかし、ごく少数ですが「やらなかった(やることができなかった)」生徒もいます。もちろんこの生徒も、望んでそうなったわけではありません。挽回は、まだまだ充分に可能です。そのためには…

①無理な計画は立てず、実現可能なものに
 「さあ、がんばって勉強するゾ」と意気込みすぎて、完璧すぎる計画を立ててしまうことがあります。しかし、無茶な計画を立てると「やっぱり明日から…」となってしまい、結局、計画は実行されずに終わってしまいます。これでは意味がありません。
 最初は高望みをせず、「必ず実行できる計画」を立てるのが良いと思います。例えば、今までの自宅での勉強時間がゼロに近いならば、最初の一週間は「集中して毎日30分以上」でもいいと思います(これなら実行できるかもしれませんね)。「たった30分では…」と思われるかもしれませんが、ここで大切なのは、時間よりも「毎日集中して勉強する習慣を身に付ける」ことです。30分の勉強が実行できたら、次の週は「集中して毎日40分」の計画です。先週30分ができたのですから、10分増やすのは無理ではないでしょう。おそらく、3週間経過した頃には、毎日1時間ずつ、いや、それ以上の勉強時間を確保することができる状態になっているかもしれません。とにかく、まずは実行可能なところから始め、それを継続することに焦点をあててください。

②信じる者は救われる
 この言葉は、勉強に関しては真実だと思います。私たちは(他の塾・予備校などもおそらく)「こうすれば成績アップできる、こうすれば合格できる」というノウハウを提供しているのですから、その指導に従って、結果が出ないわけがありません。
 先生たちは、年間の勉強の全体像を頭において(つまり、ペースを考えて)指導しているわけですから、「今週この内容を理解(暗記)しておけ」と言ったならば、それはつまり「今やっておかないと後で困るよ」ということを意味するのです。それを聞き流していると、当然「授業についていけない。やるべきことが多すぎて、手が出せない」状況になってしまいます。私の経験からすると、「やらなかった」生徒は、「明日でもできるわ」→「後でまとめてやるわ」で、結局手が出せなくなってしまうことが多いようです。
 信頼するに足りる塾・先生にめぐり合えたなら、その先生が言われたことは実行しましょう。もちろん、鵜呑みにしろと言っているのではなく、納得できないことがあれば、説明してもらってから実行しましょう。信頼に足る先生ならきちんと根拠を説明してくれるはずです。
 「やる」ことは難しいのですが、それは「やらない」から、とも言えます。一度「やって」みてください。そうすれば、「やる」ことが、実は思っていたより難しいことではなく、苦痛でもなんでもないことに気付くかもしれません。そして、その先には「大幅成績アップ」が待っています。


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