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開成教育グループ


2015 年 4 月 のアーカイブ

いざ!ゴールデンウィーク!

2015 年 4 月 27 日 月曜日

新しい生活にも慣れ始めて、これからますます充実した日々を送ってやるぞ!!というタイミングで、大型連休がやってきます。この連休をどうとらえるかで、年度のスタートがうまくいくかが決まります。
すでに流れに乗ることのできている諸君は、何もいわれなくても自由に勉強できる時間が増えるので、ますます伸びていくでしょう。しかし、その一方で、この時期を境に学校への足が遠のいてしまう生徒がいるのも事実なのです。
学校生活を楽しく過ごしていくためには、学校の授業が理解できるという自信がなによりも必要になってきます。すべての基本は学校の勉強にあります。高校1年生で既につまずいてしまっている人は、ここが挽回できるラストチャンスかもしれません。
またこの時期は、基礎をしっかりと固める絶好の機会です。学校からの課題に追われるのではなく、自分が抱えている弱点を客観的に分析し、どこに時間を割くべきかを考え、しっかりとした計画を立ててください。
まだ立て直しができる時期です。冷静に自分を見つめ直して、再スタートをきって下さい。

開成ハイスクール英語科  濱田健太郎

 

 

記憶力と食事

2015 年 4 月 20 日 月曜日

先日、生徒面談をしていて、記憶力に関する質問がありました。
記憶を定着させることは、なかなか容易ではありません。

暗記には、五感を使うことが必要です。
長期記憶にするべく、何度も反復することももちろん大事です。

記憶力に必須な食事・栄養に関して、少しお話します。

まず、ビタミンB群を多く含む食材です。
ビタミンB1、B6、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB12には、脳の正常な機能を保つ役割があります。神経伝達物質の生産、脳と神経細胞のコミュニケーションなどに関わるため、これらの栄養素が不足すると記憶力に障害が出る可能性もあります。ビタミンB群は、雑穀米や雑穀パン、緑黄色野菜と果物、豆類などを食べることで十分に摂取することができます。外食の多い人や、好き嫌いの多い人では不足し易い栄養素です。

次に、脳の健康を守ってくれる魚です。
魚、特に青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸には、加齢に伴う記憶力の減退を防いだり、アルツハイマー病を防ぐ働きがあるといわれています。肉より魚を食べることで、ドロドロ血液の原因になる飽和脂肪酸の摂取量を減らすことができます。

さらに、ブルーベリーにも…
ブルーベリーに含まれるアントシアニン(ポリフェノールの一種)という色素には抗酸化作用があることが知られています。筋肉の機能や加齢に伴う記憶力の減退を改善する働きがあることも示唆されています。

最後に、チョコレート…
チョコレートは、脳への血流を増やし脳の機能を活性化したり、加齢に伴う脳機能の低下を遅らせる働きがあると報告されています。ポリフェノールが含まれるカカオが多く使用されているダークチョコレートを探しましょう。特に健康のために食べたいと思っている人は、カカオが70パーセント程度含まれているチョコレートがお勧めです。もちろん、食べ過ぎはよくありません。

高3生は、第1回全国マークテストが近づいています。毎日のルーティンを大切にし、焦らず着実に進めていきましょう。この時期は、精神的に疲れやすい期間です。辛かったら、すぐに近くのスタッフに声をかけて下さい。

開成ハイスクール英語科 大道英毅

 

 

基礎固めは面白くない…?

2015 年 4 月 13 日 月曜日

この時期はやっぱり基礎固め。「面白くない」などと言って、決しておろそかにしないでくださいね。基礎の内容は、たしかに派手さはないかもしれないけど、

「単語を知らない」
「文法を知らない」
「公式・定義を知らない」
「計算力がない」
「漢字を知らない」
「言葉を知らない」
「物理法則を知らない」
「周期表を知らない」

という状態では、いくら解きごたえのありそうな問題に取り組んでも、得点には結びつきませんよね。先生が授業中に言っていることはなんとなくわかるけれど、自力では解けない、というのもやはり基礎力不足が原因です。
基礎が不足した状態では、本来体得してもらいたい、もっと先の、例えば「論理的思考力の凄さ」「理詰めの楽しさ」「閃きの快感」には到底及びません。「面白くない」段階をできるだけ早く、でも確実に通過し、次のステージに行こう!

開成ハイスクール英語科 津留天然

 

 

「春が来た」

2015 年 4 月 6 日 月曜日

もう3月も終わり。まさに春到来。「春が来た」は英語ではもちろん、”Spring has come.”
ですが、これには思い出があります。私がこの仕事を始めて2、3年たったころだと思いますが、ある中学1年生の質問でした。その子はとても英語好きで、中1なのにどんどん自分で英語を勉強していました。そんなある日、「先生この『バネ持って来い』ってどういうことですか?」と質問に来たのです。もうお分かりですよね。その子はきちんと辞書を引き、”spring”=「バネ」、”has”=「持つ」、”come”=「来る」から上の訳ができて、前後の意味が通らなく質問に来たのでした。現在完了形の形と意味について説明し、「春が来た」という意味になることを説明すると、その子は納得して帰っていきました。その子が帰った後、ふと思ったのは、英文法のほんのわずかの知識がないばかりに間違った方向へ迷い込んで、悩んでしまうことがあり、だから独学では無理なこともあるのだなということでした。
 皆さんは、英語の長文を読む時に、まず知らない単語を辞書で引き、日本語を書き込み、それから日本語の意味をつなぎ合わせておかしな方向に行ったことはありませんか?それはまさに『バネ持って来い』式の理解です。前後の文の意味や、文の構造から意味を推測し、そのあとで辞書を引くことも必要です。それでも理解できなければ、すぐに質問に来てください。皆さんの質問は講師を育てる大切な肥料、大歓迎です。
 「弥生、下の七日~」(旧暦3月27日)松尾芭蕉は、「奥の細道」の壮大な旅へと出発しました。そう、春は出発の季節。私たちは、みなさんの壮大な旅のガイド役ができることを心待ちにしています。

開成ハイスクール英語科 松本 泰雄