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開成教育グループ


問題解決の方法

2017 年 3 月 27 日

もうすぐ学校でも新学年の授業が始まります。環境がガラッと変わる人もいるでしょう。楽しみですね。でも少し不安もあることでしょう。
みなさんは、これから先、何度も壁にぶつかりそれを乗り越える経験をすることでしょう。その壁を乗り越える、問題を解決する方法は身に付いていますか?
壁にぶつかったとき、途中であきらめ、「わからない」とつい言ってしまうこと、たくさんありませんか?
そこで今回、問題解決の方法を3段階に分けて考えてみました。
この考え方は勉強面だけでなく、スポーツなどにおいてもあてはまります。是非、自分の得意分野においても考えてみてください。
① 「知っている」「知らない」
覚えていない、暗記をやめてしまった等、これさえ覚えておけば…の状態です。
教科書にある基本事項や、スポーツのルール、音符の読み方、料理の味付け方法等、「知っていれ」ば、工夫は自分でできるものです。
まず覚える、暗記するというように、「知る」機会を増やし、次の段階へ進みましょう。
② 「わかる」「わからない」
この段階では考えることが必要になってきます。
考えないと簡単に「わからない」と言って済ませてしまいます。
例えば、問題の解説を読んでみて、「なぜ?」が浮かんでくる段階です。
調べる、聞く、を繰り返し、「なるほど!」「わかった!」まで進めてみましょう。教科書の考え方、自分の感覚・考え方、先生の考え方、それらをつなぎ合わせてみましょう。「わかる」ためのヒントは1つだけとは限りません。
そのヒントがどこにあるのか、探してみましょう。その分だけ「わかった!」ときの感動は大きくなります。
粘り強く調べる、考える、「わかる」機会を自分で作ってみましょう。
③ 「できる」「できない」
「わかった!」ことの感動は大きいものですが、テストの点数につながったり、大会の結果、演奏の出来、料理の味、それらにすぐ反映されるものではないものです。この時点では「わからない」段階を越え、あと一歩で結果が出せます。
多くの人はここからかなりの時間をかけるでしょう。
反復を繰り返し、「なぜ?」をくりかえし、「できる」まで自分との闘いです。
この段階まできて「わからない」と言ってしまうのはもったいないと思います。自分の手で、「できた!!」「やった!!」の感動につなげてみましょう。

様々な問題に直面した時、今の自分はどの段階なのか冷静に見極めてみてください。
簡単に「わからない」と言ってしまう前に、
「知る」ことで前に進みましょう。
「わかる」まで進めてみましょう。
「できる」まで必死に取り組んでみましょう。
これが問題解決の方法です。ぜひ実践してみて下さい。

開成ハイスクール 数学科 山田翔

数学と科学・技術 その14

2017 年 3 月 20 日

そろそろ春ですね。大学合格を決められた方、おめでとうございます。心晴れやかに今後の歩みを進めていけますね。ところで、「心晴れやかに」と書きましたが、春の天気はあまり晴れの日が続かないことが多いです。このブログを書く前の1週間を見てみても、「曇―雨―晴―晴―曇―曇―曇」と、スカっと晴れることなく、肌寒かったりもしました。こんな天気はどうして起こるのか、受験生のみなさんは覚えているでしょうか?高校の理科でそんなの習ってない、と思う人もいるかもしれませんが、実際は、中学生のときに習ってましたよね。「偏西風によって、高気圧と低気圧が交互に通過する」というのはどこかで聞いたことがあると思います。風の動きというものは、気候に大きな影響を与えています。さて、本題です。この風の動きを理解するのに、実は、高校で習う「ベクトル」が使われているのは気づいているでしょうか。風の吹く向きというのは、
1. 気圧の高いほうから、低いほうへ
2. 進行方向に対して右向きに曲がるように
の二つを考慮して決まっています(2番目の力は「コリオリの力」といって、正確に表現しようとすると、ベクトルの外積が必要になり、単純に右向きに曲がるとはいえなくなりますが、それは大学での学習の範囲になります)。絵で表せば下の左の図のようになります。下の方が気圧が高いとして、赤い矢印が 1 番目の力(高校で地学を選択した人は、気圧傾度力と習いましたね)で、青い矢印が2番目の力(コリオリの力)です。この2つを足したのが、風に働く力で、緑色の矢印の方向を向くのですが、この足し算は丁度ベクトルの足し算そのものですね。

三色の矢印風向き・等圧線

このようにして、進行方向から右へ、ずれるように力が働くことで、例えば、高気圧からは、時計回りに風が吹き出す(上の右の図)というのも、中学で習いました。ところが、このベクトルの足し算の原理(風が吹く仕組み)というのは、偏西風が吹く仕組みすら理解できてしまいます。風は最初、南の温かい空気が、北の冷たい空気の方へ動くことでも発生しますが、2番目のコリオリの力を受け続けるため、だんだん東よりに進行方向を変えていき、最終的に西風に変わるのです(下図参照、高校で地学を選択すれば、もっと詳細にこのことを習います。)。これが、偏西風や、上空でのジェット気流の原因になり、日本の気候や、世界の気候に大きな影響を与えています。

西風を表す緑の矢印

どうでしょうか。高校でベクトルと言えば、矢印を使って図形の問題を解く道具として教わりますが、実際は、風の吹き方以外にも様々な応用例を持っています。大学合格を決められた皆さん、合格がゴールではありません。今まで皆さんが学んだことを活かし、より高い実力を身につけていってください。

開成ハイスクール数学科 村上豊

2017 年 3 月 13 日

ようやく日差しにも優しさが加わり、春めいた色合いまで感じられる時期となりました。
2017年3月9日(木)大阪府立高校一般入試に49396人(平均倍率1.17倍)が出願、府立高校の受検に挑みました。その中には見覚えのある生徒たちも混じっており、中学3年生としてではなく、確かに受験生の風貌と心地よい緊張感をもって正門へと突き進んで行きました。過去にも入試の朝では粉雪が舞った日など様々な状況と合わさり、特別な一日として誰もが記憶の奥底にととどめているものです。そして、志望校に向けての熱い気持ちやひたむきな姿勢が一人ひとりに呼び起こされるはずです。

●初心忘れるべからず
入試前日の夜も真剣な面持ちの受験生が教室に詰めかけ、遅くまで質問を投げかけてきました。これもまた、毎年繰り返されてきた光景ですが、最後まであきらめずに入試に取り組む姿勢は何物にも代えがたい財産となっています。目標に向けて熱く打ち込んでいたあの日を振り返ると自然と各自に勇気がわくはずです。

●実りある高校生活のために 
さて、高校生の諸君、現在の生活はいかがでしょうか?クラブ活動や課題・宿題に振りまわされていませんか。このような現状を打破するための秘訣は君たちの先輩たちが具体的に示してくれています。それは、「計画性と自主管理」を持つことにあります。
計画ならば既に立てているというかもしれませんが、果たしてそれは実現可能なものでしょうか。自分の力を正確に知っている人は計画通りに上手くこなしているはずです。逆に知らない人は無理な計画を立案し、計画倒れに終わっているのではありませんか。己を知るためにも計画立案能力を高めて下さい。それ自体は簡単なことで、例えば、数学の問題集を2ページこなすのに1時間かかる、この範囲であれば2時間は要するなど、今の自分の力をしっかりと計画に反映させることです。また、そこでのしくじりを次の計画に取り込むことで実効性のあるものへと変貌します。
人間は習慣の動物です。生活のリズムを学校や塾で整えることで計画の実行に役立ちます。
さらに、これらは人から与えられるのではなく、主体的に取り組むことで自己管理へとつながるはずです。
昨日の自分を振り返り、今の自分を知ることで、明日の自分を描き、磨いて下さい。

開成ハイスクール数学科 矢倉重人

新学年としての授業が始まりました!

2017 年 3 月 6 日

みなさん、こんにちは。
寒い日がまだ続いていますが、開成ハイスクールでは、新学年としての授業がスタートしました。

新高2生の皆さんは、大学入試に向けての基礎固めの期間ですので、とても重要な1年となります。特に英語は、1年間で習得した文法知識を今度は問題を解ける力にしていかなければなりませんし、構文理解・単語力もつけ、長文読解ができる基礎力をつけなければなりません。こういったことを踏まえ、開成の英語は綿密なカリキュラムをくんでいますので、クラブ活動などでしんどいことも多々ありますが、くじけずしっかりついてきてください!

新高3生の皆さんは、いよいよ入試本番の年を迎えましたので、徹底した入試対策を行わねばなりません。9月頃からは、本格的な入試演習が必要不可欠ですが、この入試演習を十分に行うため、8月までに基礎内容を完成させる必要があります。ですから1学期の期間、しっかりと基礎固めをしてください。
また、夏期講習直前の7月に夏期合宿を実施し、難関大学合格に向けて徹底したサポートを行いますので、しっかり頑張ってほしいと思います。よい結果となるよう、教師一同、願っています。

そして最後に、この春から高校生となる中3生(新高1生)のみなさん!
高校入試が目前となり日々頑張っていることと思います。開成ハイスクールも全員で君たちの合格を祈っています!また既に合格を勝ち取ってゆっくり喜びをかみしめている中3生もいるのかもしれませんね。高校生活は、特に学習面において中学校の時とは劇的に異なります。英語にしろ数学にしろ学習量が膨大で、なおかつ内容もかなり難しいため、入学後のテストで思ったような成績がとれない人が続出します。そこで、開成ハイスクールでは、新高1生対象の「新高1スタートアップ講座」を行い、初めてのテスト範囲を本格的に演習します。また、各高校の大学進学実績や高校での授業の進め方など、高校生になるにあたって、有益な情報をお伝えしますので、「新高1スタートアップ講座」で新生活に向けて万全な準備をしましょう!

開成ハイスクール英語科 福原 俊幸

まもなく国公立2次試験!

2017 年 2 月 20 日

みなさんこんにちは。

国公立2次の追い込みもいよいよ終盤戦。指導をしていて思うことがあります。それは、いち早く受験勉強に取り組み出した生徒ほど得点が安定している、ということです。とりわけ英語や地歴・公民などは、ある程度までは知識がものをいう科目ですので、学習を開始する時期の早さが結果にダイレクトに影響している、という印象を受けます。
現高3生は、これから私大後期・国公立前期・中期・後期と大忙しの日々が待っていますが、とにかく体を壊さぬよう、やり遂げて欲しいものです。

新高2・3生の諸君は、先輩たちの背中を見て、今から受験に対する意識を高めていってもらいたいと思います。First come, first served.テストが終わって遊んでいるひまはありません!
新高2生は、これから始まる一年が受験に向けてのターニングポイントとなります。学校の定期テスト対策から、大学受験対策へもウェイトをかけていかなければなりません。
新高3生は、5月に受験する初の全統マーク模試(高卒生も受験)にむけて早期始動が必要です。センターまで残り11カ月。それぞれの目標をもって新学年のスタートを迎えましょう。

高3生諸君へ ~全ては佳き日のために~

2017 年 2 月 13 日

 国公立大学二次前期試験まであと10日余りとなった。受験生は記述力の養成に向けて日々最大限の努力をしていることであろう。毎年この時期「二次対策授業」を担当しているが、現役生のセンター後の力の伸びは瞠目すべきものがある。国語科の立場で申し上げれば、現代文・古文・漢文・小論文と入試科目は様々であるが、共通して言えるのは、答案作成の量に比例して、確実に記述力は向上するということである。過去問10年分位やるだけでも、非常に大きな成果を上げることが出来る。「入念に答案を書き上げる」練習を、入試直前までしっかりと続けてもらいたい。

 一方私大受験生は、一部の入試を除いてほぼ収束し、既に第1志望に合格した受験生もいるであろうし、また合格発表待ちの受験生も多いであろう。特に関関同立入試の発表を数日後に控え、関関同立受験生は、緊張の日々を過ごしているであろう。ここでは、万一第1志望大学に合格出来なかった場合について述べてみたい。

 毎年、私大一般前期入試で自分の行きたい大学に合格出来なかった例が存在する。その時「3月入試(後期入試)がまだある」という事実を決して忘れないで欲しい。確かに合格者定員も決して多くないので、非常に厳しい入試であることは間違いない。しかし、ここで再度目標を設定し、努力を続けられるかどうかが最も重要なのである。3月入試は、見方を変えれば、前期入試で合格出来なかった受験生同士の戦いに他ならない。当然のことながら前期入試で合格した生徒は3月入試を受験しない。こうした状況の中で、毎年3月入試で見事に合格を果たす受験生も存在するという厳然たる事実があるのである。

 後期入試は国公立大・私大を問わず己との戦いである。特に私大受験生は、周りが次々と合格を決める中で、閑散とした自習室でひたすら勉強を続けなくてはならない。友人たちの、卒業旅行や遊びの計画の話が飛び交う中で、「どうして自分だけが」というやるせない気分と戦いながら勉強を続けることは、非常に辛いことである。しかしそうした中でも気持ちを維持して目標に向かって邁進する受験生に合格がもたらされるのである。

 また国公立大学生も、2月25日(京都大学は2月26日も)の二次前期入試が終わると、どうしてもいったん気持ちがそこで切れてしまいがちである。しかし合格かどうかは、合格発表があるまでは最終的には分からない。発表後に勉強しても3月8日の中期入試、3月12日の後期入試までにはほとんど日がない。文系学部では小論文入試を課す大学も多いが、発表後に慌てて準備を始めても、経験上ほとんど間に合わない。
 
 かつて私の教え子が、前期入試の翌日である2月26日から後期小論文の過去問演習を毎日やり続け、E判定からの大逆転で神戸大学に合格した。毎日黙々と論文作成に取り組むその生徒の真摯な姿勢は本当に美しいと感じたし、実際高3の書く論文とは思えない程のきわめて質の高い答案を次々と作成していったのである。

 自分の運命を切り開くのは、最後は自分自身である。全ての受験生が、これまでの受験という厳しい試練を糧として、素晴らしき大学生活、素晴らしき人生を送られることを、切に願っている。

開成ハイスクール国語科 森脇 庸介

今までやってきた自分を信じて

2017 年 2 月 6 日

 こんにちは。2月に入り、毎日が大学入試という高3生も多いかと思います。体調管理は大丈夫でしょうか。1月に入り毎日自習室に通っていた生徒がいないことで、あっ今日は入試なんだなと気づかされることがあります。センター試験が終わり、色々悩んだ末に決めた受験校です。1つとして無駄にはできません。今日も西田辺教室には早くから高3生が自習に来ています。手にはそれぞれの赤本を持って、黙々と仕上げにかかっています。言葉にこそ出しませんが、みな秘めたる闘志を燃やしていることは容易に推察できます。
 先月まではよく見かけた愚痴や不安を口にする生徒も見かけなくなり、いよいよ臨戦態勢に入ってきました。しかし本当はプレッシャーに押しつぶされそうになっていたり、学校も卒業式以外に登校の義務もなくなり周りが見えなくなることにより不安を感じていたりする生徒もいることでしょう。でもそれはきっとみんな同じ状況だと思います。あなただけが不安でたまらなくなっているわけではないはずです。
 それでも気持ちが落ち着かないというのであれば、今まで勉強してきたノートなりルーズリーフなりを見返してみて下さい。みなさんは、これまでにそれだけのことをやってきているのです。それは短い期間でやり遂げられるものではなく、これまでの積み上げてきた勉強の結果だと思います。今まで、それだけのことをやってきてこれたのだから、焦る必要はありません。後は、当日、迷わず受験会場に到着し、無事に試験を受ければ自ずと結果はついてくるものだと思います。
 ある高1生がこんなことを言っていました。今の自習室に入るのは怖いと。その理由は当然高3生のみなさんが必死になって取り組んでいる姿が並大抵ではないからです。自信を持って毎日を過ごしてください。いい結果の報告をお待ちしております。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

数学嫌いを克服したいあなたへ…

2017 年 1 月 30 日

センター試験も終了し、いよいよ最終ステージに向かう時期になりました。受験生にとって運命の日が近づいてきています。春になって後悔しないよう残された時間を全力で取り組みましょう。
さて、数学が苦手だった生徒でも、あるきっかけで得意になるケースが多々あります。どんな風にすれば克服できるのか、項目を挙げながら紹介します。

(1)暗記だけに頼る勉強よりも、理解することに重点を置く勉強へ
数学が苦手になっていく傾向として、覚えることが得意で、正解に至る道筋を全て暗記することで高得点を稼いできた成功体験がある場合、解法も覚えることだけに集中する勉強を繰り返して、徐々に通用しなくなっていくケースがあります。
解法のパターンは暗記ではなく理解することが重要です。何故この式が必要なのか、何故この条件が成り立つのかを考えながら自分の手で解くことを追求するようにしましょう。

(2)正解から始めるのではなく、間違いを認めて減らしていく勉強へ
参考書や問題集の模範解答を見ると、美しく理路整然としておりその解答を真似ようとしたくなる気持ちはわかります。しかし、その模範解答を作るに至るまでに、多くの失敗やミスを経験したという見えないバックグラウンドがあるからこその模範解答です。
まずは、間違いを恐れずに解いてみることです。自分のやり方で拙いところも多くあって構わないのです。その答案の間違いや理解不足を発見し減らしていくことが、次の答案をレベルアップさせる大切な要素となります。

(3)あれこれ気が付く優しい人より、周りが見えない鈍感な人になり勉強しよう!
日頃の生活では鈍感な人は敬遠されがちですが、数学の勉強する際には少し鈍感な人の方が得です。数学の問題を解くときには、周りが雑然として、騒音や異臭がしようとお構いなしに集中できるかどうかが大切です。
特に問題演習をやっているときに、他の科目のことを考えたり、隣に座っている友人の動向を気にしたりするようだと、その時点で演習の効果は激減します。究極は異世界にいるつもりで周りからういた状態になることが理想です。そこまでいかなくとも、勉強中は数学以外の感覚を麻痺させるぐらい集中できればベストです。

3つも提示しましたが、1つでも実行が可能なら数学は必ず克服できますよ。ぜひ試してみましょう。

開成ハイスクール 東山元晴

いざ決戦へ!

2017 年 1 月 23 日

センター本試験から早1週間。センターリサーチ結果も判明し、国公立・私立大学の入試戦線がこれから本格的にスタートします。受験生の皆さんにおかれましては、まずは体調管理に留意いただき、万全の状態で入試に挑んでいただきたいと思います。

「受験は3月までやりきること!」は私の揺るぎない信念ですが、この姿勢は国公立・私立大学いずれの志望者も心に留めておいてください。

私立大学志望者は複数回受験する方も多いでしょうから、連続日程受験による体力の消耗を最小限に抑えましょう。また受験教科数が少ないので、合格最低点前後の得点に受験生が密集し、たった一問の解答が合否の明暗を分けます。入試教科の受験順番は大学により異なりますが、文系・理系問わず、2教科の受験解答が思い通り順調に進んだ際の3教科目の答案作成は、慎重に行いましょう。

国公立志望者は、この1か月で記述答案作成術を完全にマスターしなければなりません。そのため私立大学併願者はその受験と重なり、厳しいスケジュールとなりますが、国公立2次試験対策は必須といえます。開成ハイスクールでは、国公立2次試験対策直前特訓を開講していますので、塾生は必ず受講し、記述力を盤石のものとしましょう。
教科アドバイスとして数学に関しては、誤答を無くす(自分が解こうとした問題を正答に導く)ことが最大のポイントになります。

最後に、高1・高2生の皆さんへ。この時期の自習室へは出来るだけ足を運びましょう。そして受験に真正面から向き合う高校3年生の姿勢を目に焼き付けて欲しいと思います。あなた方の1年後、2年後の目標となるべき姿がそこにありますから。
 
開成ハイスクール数学科 中澤宏尚

「あけ・おめ」 考

2017 年 1 月 16 日

「あけ・おめ」という表現が使われ始めてから、何年になるだろうか。
初めて聞いた時には違和感を覚えた。
今ではごく当たり前のように耳を過ぎていく。

何でも短縮する時代だ。言葉は時代を反映し、常に変わりゆく。
時を超えて日常化していく中で、本来の意味が見えなくなることもある。
いいか悪いかではなく、それが自然の流れなのであろう。

「明けましておめでとうございます」とは本来どういう意味なのだろうか。
ふと疑問に感じ、調べてみた。一説によると

* * *

『太陽さまが冬至の日に天の岩戸に籠もり、新しい年の準備を行います。
しばらく籠もりの状態が続き、10日後の元旦に天の岩戸からお出ましになります。
それをお迎えして、「あけまして」おめでとう御座いますと申し上げるのです。』

* * *

そう言えば、昨年、高千穂の天岩戸神社に訪れていた。
天岩戸神話で有名だが、そんないわれがあるとは知らなかった。
思わぬところに出会いがあるものだ。

ふと、生徒の顔が浮かぶ。
みんなに例えれば、受験勉強が「籠もり」、合格が「明け」ということになろうか。

時に、大学入試はセンター試験が終わっていよいよ正念場。
私大入試や国公立二次試験に向けて、最後の力を振り絞り、
それぞれの新年を迎えて下さい。その暁には、

「明けましておめでとうございます」

この言葉を笑顔で交わすことのできる日を楽しみにしています。

開成ハイスクール 藤田育弘