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開成教育グループ


新学年に向けた準備、大丈夫ですか?

2020 年 2 月 1 日

みなさん、2020年がスタートして早くも1ヵ月が経ちました。

 今年は大学入試センター試験が最後となり、いよいよ来年は大学入試共通テストがスタートします。

新しい学年に向けて、準備は進められていますか。

■新学年に進級するにあたり各学年毎へのアドバイス

 新高1生

まずは高校入試の合格を勝ち取らなければなりません。今が一番、プレッシャーや緊張のピークかもしれません。勉強がつらくなったときには、このブログや、志望校のHPなどを見て、「来年、 高校で学んでいる自分」を想像して乗り切っていきましょう。もちろん高校入学後もみなさんの学習は進んでいきます。 高校の学習進度は量・質ともに明らかに中学より負担が大きくなります。これまで以上に大変な日々に備えて、合格後も高校の学習についていけるよう開成ハイスクールでは「新高1生スタートアップ講座」を3月より開催します。本講座では、高校の最初の定期テスト内容を先取り学習しますので、高校入学後もよいスタートができるよう、是非参加しましょう。

新高2生

高校1年生の1年間が終わろうとしています。高校生活を体験し、この一年、大変ハードな日々を送ってきた人も多かったかもしれません。 しかし君たちも大学入試の本番まで2年を切ります。3月から新年度となる開成ハイスクールでは、2年生は、英語は長文読解と構文分析、数学なら数Ⅱ・数Bの分野に進むことになります。そして、なにより夏期講習明けからは、大学入試に向けた受験対策もカリキュラムの中に含まれてきます。2年生は、学校行事や部活動でも中心になることが多くなり、充実した高校生活が期待できますが、 少しずつ自身の進路に向けた意識も養い、先輩やHSの先生の意見も聞きながら、心も学力も鍛えていきましょう。

新高3生

1月に実施されたセンター試験の問題は、実際にもう解いてみましたか。 「来年は共通テストに変わるし、センター試験は解かなくてもいいかな…」と言った 新高3生はいませんか。それは少し考えを改める必要があります。センター試験は 良問が多く現在のみなさんの学力を図るには最適の問題です。 センター試験の平均点と実際回答した際の自分の得点を比較して、いまの自分の実力と、受験生として必要とされる学力の差がどのくらいなのか見比べてみましょう。そこから、この1年で自分がするべき勉強の「中身」と「量」が見えてくるはずです。いよいよ新高3生は受験生となります。開成ハイスクールでは、高3生が最適な学習を進められるよう、合宿も含めた様々な学力アップ、モチベ―ションアップのイベントをやオプション講座を行います。志望校への現役合格を達成すべく、この一年、精一杯頑張りましょう。

みなさんにとって新学年が実りのある一年になることを期待しています。

開成教育セミナー 英語科 兒玉 章比古

2020年 謹賀新年

2020 年 1 月 6 日

新年あけましておめでとうございます。

新しい年がスタートし、塾生や保護者様におかれても、様々な目標や期待を抱き、新年を迎えていることかと存じます。2020年は東京オリンピック開催を控え、日本国内の盛り上がりが期待される中、大学受験の舞台においては、1990年からスタートした「大学入試センター試験」の最終年となります。大学入試の制度を振り返りますと、1979年から1989年においては、学力試験から偏りのある設問や・難問をなくし、一定の学力基準を設けることを目的に、「共通一次試験(大学共通第一次学力試験)」が実施されていました。当時は、有名私立大学は参加できず、また問題の偏りを完全に排除することができなかったことから、1990年に国立大学の共同利用機関である大学入試センターが実施する「大学入試センター試験」に変更することが決定しました。ここから、私立大学へも試験利用が拡大され、試験そのものの科目増加や、2006年には世界で初めてICプレイヤーを利用したリスニング問題を実施するなど、流動性のある試験が実施されてきました。

現在、社会の多様化が進む中、さらに受験生に求められる学力の定義が変化しています。これまでのセンター試験がすでに古いものとなり、2020年度の入試からいよいよ「大学入学共通テスト」が実施されます。その実施内容においては、現在も動きがみられるものの、変化の速い社会に対応すべく、高校生に求められる力やその測定方法が変化することは、今後も避けて通れません。現高校1・2年生は、現段階で発表されている新傾向への対策を早期にはじめ、既存の形に取らわれない柔軟な発想をもって、勉学に励んでいただければと思います。

また、今まさに受験を目前に控えている高3生は、新年のスタートが最後の追い込み時期です。この時期は新しい参考書に手を付けるのではなく、これまで使用した教材の解き直しを行い知識を定着させるとともに、時間をはかった実践演習を行うことが重要です。花開く日が迫っています。自分の持てる精いっぱいの頑張りを続けましょう。

2020年度も開成ハイスクールに通う塾生にとって、また保護者様にとってよい一年になることを祈念いたします。

開成ハイスクール 重留英明

センター試験をひかえて

2019 年 12 月 1 日

センター試験が近づいてきました。

本番では自分の力を100%出してほしいと思っています。ただ、センター試験は予想以上にプレッシャーが大きく心理的な重圧もあり、いつもの模試以上に緊張することも大いにあり得ます。

みなさんの力を出し切るために、以下のことを注意してみてください。

1.不必要なことを考えない。

色々な考えがでてくると、違和感・不協和を感じて体が緊張し始めます。「失敗したらだめだ」「いつも以上に点数をとらないと」と考えるだけで体は緊張し始めます。心理学で言われている認知的不協和理論です。そんなことを絶対考えてはいけません。「普段通りにやろう。あれだけやったのだから大丈夫。」と考えましょう。開成ハイスクールでは、他の受験生と比べても圧倒的に演習量を多くこなしてきています。試験の経験値は他の受験生の倍以上と強気に自信をもって受験に臨んでみてください。

2.とれるところで点をとる。完璧主義はすてる。

試験で解けない問題に遭遇し、進まなくなると、緊張が増幅します 。難解な設問などで止まってしまったら、あれこれ考えないで次の問題へ行き、得点を取れるところから取りましょう。また、試験前後も一点を見つめ続けないようにしましょう。緊張が増幅します。試験前は遠くの景色を見るなど視点を変え、呼吸を整えて文章を読みましょう。細かな心掛けで緊張感もほぐれます。

3.休憩時間の過ごし方に注意

センター試験の休憩時間は30分以上あるため、この時間に緊張や終了したテスト結果への不安が増幅します。不必要なことは考えず、暗記事項の確認を軽く行う程度でOKです。試験当日までに、休息時間にやることを決めておきましょう。また、休み時間に終わった科目の話をするのは絶対にしないでください。終わった科目のことは一切考えないことが非常に重要です。

みなさんが入試へ向けて受験勉強ができる期間もあとわずか。

開成ハイスクールでは年内最後の模擬演習と受験へ向けた追い込み講座を兼ね備えた「年末集中特訓」を、12月30・31日に高槻本部教室にて行います。各自の志望大学への合格を目指してラストスパートをかけましょう。

開成ハイスクール 英語科 大道英毅

冬休みを意義あるものに

2019 年 11 月 1 日

高3生はもちろんのことですが、1・2年生にとっても冬休みは非常に重要な時期であると言えます。ではどのように冬休みを過ごしていけば良いのでしょうか?

(高校1年生は今後を左右する転換期)

まず取り組むべきことは、「二学期の学習内容の見直し」からです。

二学期は一学期に比べ、どの教科をとっても非常に難しい内容になりました。そのため、早いうちに見直しをしておかないと2年生になる頃にはもう手遅れ、という状態になりかねません。

特に英語と数学には力を入れてください。この2科目は高校教育の大きな柱ともいえる科目ですから、土台は早めに形成しておく必要があります。「教科書をしっかり読み込み、問題をもう一度解きなおし、知識が再構築できたら、定期テストの問題をもう一度解いてみる」といった流れで進めて下さい。
同じ問題を間違うというのは避けなければなりません。ミスがなくなるまで続けていきましょう。地道な作業ですが、着実に効果を発揮するやり方です。必ず、三学期に役立ちます。

(高校2年生はあと3か月したら受験生という切羽詰まった時期)

大学受験は大学入学共通テストが1月中旬に行われ、私大入試も1月下旬から始まります。4月に3年生になって「さぁ、いよいよ受験生だ!」と気合を入れても、10ケ月しか残されていないのです。1年間勉強することを考えれば、高校2年生の冬休みこそ、「受験生としての始まり」と言えます。その意識を持てている人と、持てていない人とでは、4月に始まった時点で大きな差となって表れます。だからこそ、冬休みから始めなければいけないのです。この時期にやることは「弱点分野の克服」です。英語や数学で「この単元が苦手」という部分が誰しもあるはずです。3年生になると文系は社会、理系は理科が本格的になり、英語や数学にじっくり取り組む時間はありません。ですから、2年生のうちに、できるだけ苦手な単元をなくしておくことが必要になります。場合によっては、1年生の教科書を取り出し、読み直して理解を再構築するところから始めなければなりません。時間をかけても構いませんので、早めに「できない」を「できる」に変えられるようにしてください。この時期から頑張っておけば、一年後に1ランクも2ランクも上の大学を目指すことも夢ではありません。妥協することなく、早めのスタートを切りましょう!

(高校3年生は言うまでもなく追い込みの時期)

やるしかありません!一日12時間の勉強を、冬休みの二週間で行うだけでも170時間ほどの勉強時間が確保できることになります。これだけの時間を集中力を持って取り組めば、良い結果になるに決まっています。あと二~三ヵ月あらゆるものを我慢して勉強を継続していけば、望むものが手に入るというところまで来ているのですから、様々な衝動を抑えられるようにしてください。

毎年、年末特訓では、受講生全員が集中して取り組んでいます。この特訓で得たことも合わせ、入試を突破しましょう!

開成ハイスクール数学科 中嶋由博

高2の秋、現役合格への第一歩を歩みだそう!

2019 年 10 月 1 日

『受験勉強っていつから始めればいいの?』『高2からの受験勉強って、まだ早い?』

そんな疑問を抱いている高校2年生はきっと多いはず。あなたも今、こんなこと考えていませんか?今回のブログでは、高2生からの受験勉強をテーマに、今高校2年生が持つそんな疑問に答えていきたいと思います。

では、先ほどの疑問、『受験勉強はいつから始めればいいのか?』という質問の答えをズバリお答えしますと・・・

高2からの受験勉強は当然!

それどころか、『高2の秋』は、受験勉強をスタートしなければいけないデッドラインです。

そう答えるのにはしっかりとした理由があります。

まず1つ目。それは、難関大合格者の多くは、すでに高2生から受験勉強を開始しているということです。これは開成ハイスクールの授業カリキュラムからもわかります。開成ハイスクールでは、高2の夏以降からは、学校の定期テスト対策から受験対策の内容へとカリキュラムが移行していき、冬期講習ではすでに大学の過去問を全員が解き始めます。この時期の授業の予復習を着実にこなすことで一足早い受験勉強を開始できます。この秋から受験勉強を開始することは早いということはなく、むしろ入試問題の実践へと移行していく冬への準備として当然のことであると分かりますね。

そして2つ目。受験勉強を本格的に始めた時期と第一志望大学への現役合格率には密接に関係があります。大学受験は高校受験に比べると学習の質も量も大幅にアップします。受験の範囲の基礎を固めるだけでも多くの時間を費やす必要となり、勉強にかけた時間と成績がこれまで以上に比例していきます。つまり、『高3から頑張る』とか『部活が落ち着いたら頑張ろう』というような考えでは、勉強にかけられる時間の絶対量が不足し、気が付くと周囲の受験生にすでに追いつくことができなくなり、志望校を下げるといった例は少なくありません。早くから本格的に勉強時間を確保できた生徒は、その分だけ学力が伸び続ける期間が長くなります。

この結果から分かるように、受験勉強を開始する時期がキミたちの1年半後の受験結果を大きく左右します。第一志望に残念ながらあと1歩届かなかった受験生が漏らす言葉、それが「あと3か月、いや1か月あれば、合格できたのに…」という受験勉強のスタートをうまく切れなかった後悔の念です。今、この文章を読んでいるキミたちにはそのような思いをしてほしくはありません。大学受験で後悔が残ることは、本当に良くないことだと思います。第一志望大学への現役合格率が85%から35%へ落ちる前、つまり高2の秋の『今』が受験勉強を始めなければいけない時期です。

さぁ、そろそろ歩みだすときです。気合いと準備はいいですか?

開成ハイスクール 英語科 坂田 和彦

高3受験生諸君へ 実りの秋を実現するために

2019 年 9 月 1 日

いよいよ9月を迎えました。国公立大学受験生にとっては、来年1月18日(土)、19日(日)のセンター試験まで4か月半、私立大学受験生の多くが受験する公募推薦入試まであと2か月半となり、今後の過ごし方が一層重要性を増してきます。夏までに培った力を、得点力として結実していく努力が今こそ求められます。

 まずは8月模試の解き直しをしっかり実施してください。間違えた問題・解けなかった問題について、何故間違えたのか、どうして解けなかったのかを冷静に分析するためにも必須の作業です。そして10月実施のマーク模試で、理想的な判定を出すことが当面の目標となります。

特に公募推薦入試を受験予定の受験生は、今後過去問演習を本格的に実施する時期となります。各大学発行の『入試ガイド』を参照して、2年分の合格最低点をしっかりと把握し、過去問演習では確実にその得点に到達出来るように緊張感を持って取り組むことが極めて重要です。

更に、国公立大学受験生は、センター試験と二次試験のバランスを上手く保ちながら、総合力をきちんと身に着けていくことが大切です。12月からはセンター試験に向けて、理・社を中心とした総仕上げを行っていく時期になりますので、9~11月の3か月は、二次試験に向けた記述対策も視野に入れた勉強が求められます。こちらは、10月に行われる『国公立関関同立対策合宿』でも記述対策を行う場がありますし、通常授業においては日々の授業の予習・復習を行うことで、各受講科目の知識を深めることができ、記述力の土台が十分に養えます。

秋風が感じられ始めるこの時期は、現役受験生にとって、非常に辛い時期にもなってきます。「思うような結果が出ない」「こんな成績では合格出来るはずがない」など、不安感や、時には絶望感を味わう日も出てきます。そうした中でも、これまでやってきたことを信じて努力を続けていく中で、必ず光明が見えてきます。

 そして受験生諸君を強力にバックアップするのが『高3志望校突破ゼミ』および『秋期合宿』です。

『高3志望校突破ゼミ』は、志望校合格に必要な講座を設定して、テーマを明確に絞った講義で確実に得点力アップを図ります。平常授業とあわせて非常に重要な講座となります。

更に10月には『国公立関関同立対策合宿』も実施されます。8月に実施された『夏期合宿』は、翌日のマーク模試に向けた講座が中心でしたが、本合宿では、二次対策の記述対策講座や、関関同立・産近甲龍を始めとする難関私大の一般入試・公募推薦入試を突破する講座が数多く設置される予定です。本年は10月12日(土)~14(月・祝)2泊3日、『夏期合宿』同様に琵琶湖グランドホテルで開催されます。夏よりも1日多い合宿となり、一層中身の濃い、充実した勉強合宿となります。参加をすることで、志望校突破に向けた学力アップとともに、大いに合格への自信を深めてもらえます。

我々講師の最大の喜びは、全ての受験生の第一志望校合格です。そのために、必要な労を惜しむことはありません。どんなに苦しい時も、一緒に寄り添いながら進んでいきます。目標に向かって最後まで一緒に頑張っていきましょう。

開成ハイスクール国語科 森脇庸介

高3受験生へ 夏の挑戦!限界を突破せよ!

2019 年 7 月 1 日

いよいよ夏休み目前。現役高校3年生にとって、この夏休みをどう過ごすかが来春の受験結果に直結すると言っても過言でありません。今回は、現役受験生として充実した夏休みを過ごすためのアドバイスを致します。

 

まずは目標立て。当面は8月実施のマーク模試で志望校判定出すこと。そのためには目標大学、実力相応大学、安全圏大学などのバランスが取れた志望大学の選定を事前に行っておきましょう。特に現役大学合格を目指す人にとって、現状でどのレベルの大学までなら合格判定が出るのかを把握しておくことは大変重要です。

 

次は学習計画立て。日頃は多忙な高校生活に追われる人も、夏休みになれば自由な時間も増え勉強時間に回せると考えがちですが、果たしてそうでしょうか。この2年間を振り返っても夏休みがあっという間に過ぎ去ることは体感しているはずです。過分に詰め込んだ無理な学習計画立てはせず、1週間単位で見直せ、修正出来るような計画にしてみましょう。勿論、その計画プラスアルファの学習が実行できることが理想です。

 

そして自主的かつ継続的な学習となるわけですが、勉強が捗らずしんどくなった際には「自分が志望する大学を目指すライバルも頑張っているはず」と考え、是非奮起して欲しいと思います。学習成果は『質』と『量』で決まることは間違いありませんが、難関大学になればなるほど『質と量』の二つが合格には求められます。

 

この二つを効率よく得られる環境が、開成ハイスクールが誇る『夏期講習会』及び『夏期合宿』になります。とりわけ『夏期合宿』は例年多数の塾生が参加され、昨年も「他教室の生徒と学ぶことでモチベーションが上がった」「合宿でしか学べないことがあり大満足だった」「達成感が凄く今後の自信になる」「後輩へ、絶対に参加した方がいい」等の実施後のアンケ―トコメントがありました。

 

本年は8月9日(金)~10(土)1泊2日、琵琶湖グランドホテルで開催されます。翌8月11日は前述のマーク模試試験日で、本年はその対策講座としても活用できます。教員もオールスター戦。我々講師陣一同は準備万全の上、最高級の授業を提供します。高3生の皆さんもこの夏休み期間、是非自身の限界を突破できるよう日々挑戦しましょう。そしてその努力成果が、秋以降のさらなる飛躍成長となるよう期待しています。

 

開成ハイスクール数学科 中澤宏尚

教室での高校1年生の頑張りと夏休みの過ごし方

2019 年 6 月 1 日

こんにちは、開成ハイスクールで英語を担当している千原です。

光陰矢の如しと言いますが、早いもので中間テストが終わり、期末テストを乗り越えれば高校1年生にとっては最初の夏休みが待っています。この長期休暇をどう活かすかがこれからの高校生活において重要になります。そこで今月は、教室での高校1年生の頑張りと、夏休みの過ごし方について紹介させて頂こうと思います。

 

① 教室での高校1年生の頑張り

電車の中で単語集を読んでいる高校生を見たことがあるのではないでしょうか。実はこういった生徒は、「学校でテストがあるから」という理由だけでなく、自主的に勉強していることがほとんどです。特に高校1年生は中学までと比較にならない勉強量をこなしていく必要があります。したがって、絶対ためてはならないのが日々の復習です。復習は学校から課題として出されることがないため、自主的に行う必要があります。私が授業をしている教室の生徒も、定期テストが終わって気を抜くことなく、日々の復習に励んでいます。最初のテストの結果が思わしくなかった人は、まずここから始めてはどうでしょうか。

 

② 夏休みの生活 at school

高校はなんと夏休みに学校で自習できるように校舎が開放されていることがあります。また、学校や学年によっては夏期講習の実施もあります。開成ハイスクールに通っている生徒は、クラブの時間やそのほかの用事とうまくスケジュールを立てて、日によって学校と塾の自習室を併用しています。

 

③ 夏休みの生活 at home

不規則な生活は夏バテの原因になります。休みだからと言って、規則正しい生活を忘れないようにしましょう。ちなみに夏バテ予防には梅干しがいいそうです。

 

④ 夏休みの生活 at 開成ハイスクール

開成ハイスクールでは、夏期講習はもちろん、自習室も利用できるようになっています。夏期講習は1学期の総復習に加え2学期の予習も行います。苦手単元のある生徒にとっては挽回するチャンス、さらに上を目指したい人にとっても2学期のスタートダッシュを切れる内容となっております。また自習中にわからないことがあれば、積極的に質問に行きましょう。

 

高校1年生にとっては最初の夏休み、開成ハイスクールで一緒に頑張りましょう!

開成ハイスクール英語科 千原慶朗

初めての定期テストにむけて

2019 年 5 月 1 日

早いもので、もうすぐゴールデンウィークがやってきます。新生活からくる緊張感をほぐすことができる貴重なインターバルになる反面、せっかく慣れてきた学習習慣が崩れてしまうリスクもあります。そして各学校連休明けから順次、高校生活初めての定期テストがやってきます。進級保護者会に来ていただいた方、4月からも開成ハイスクールで授業を受けていただいている方には何度もお話していますが、中学校の時のように、一週間前だけ詰め込んだらなんとかなると思っている方がいましたら、それは改める必要があるかもしれません。高校の定期テストではこれまでの5教科が細分化され、それぞれの科目でテストが課されます。そしてその範囲も尋常ではないくらいに広いものです。しかも、難易度が高く、学校の数学の問題集を仕上げることさえできずにテスト期間を迎えてしまう人もいます。
また、最初は自分の思う通りのペースでやってみて次から軌道修正したらいいんだと考えている方も、いま一度改めて考えてみましょう。というのも、大学入試には指定校推薦入試制度というものが選択肢の一つにあります。これは、高校1年生の初回の定期テストの成績から高校3年生のテストまでを考慮して結果が決まるといったものです。指定校推薦は考えていない、実力で大学に行くんだという意気込みももちろん大切です。ただ、実際に高校3年生になった段階で、自分の志望への考え方がどうなっているかわかりませんし、場合によっては第一志望校の大学から推薦枠がきているかもしれません。いずれにせよ、各学校での成績優秀者は進路を選べる幅が広がるようになるのです。早い段階でその可能性をつぶしてしまうことは得策ではありません。
開成ハイスクールには、各高校の定期テスト情報等、みなさんのお役に立てるものがたくさんあります。しっかりと利用して、いい結果を残していきましょう。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

高校での数学について

2019 年 4 月 1 日

皆さん、こんにちは。また、高校1年生の皆さん、高校合格おめでとうございます。新学年になり、気分一新、抱負や様々な希望を胸に1日1日を過ごしていると思います。今回のブログでは、そんな皆さんに高校の数学へのアドバイスをしてみたいと思います。

さて、高校に入るとたくさんの人が、「数学が難しくなった」と言うようになります。そのために、多くの人が数学の勉強の仕方のアドバイスをしてくれています。「途切れず勉強し続けるのが大事」「習ったところはすぐに問題演習をして理解を固める」「間違ったところや迷ったところにはチェックを入れて復習できるようにする」等、それぞれもっともなアドバイスがあります。

ここでは、私がやってみて、今でもよかったと思うことを書いてみたいと思います。

 

いきなりですが、皆さん、「1mって何cm」でしょう?

「そんなのは100cmに決まっている!」ですね。受験を終えた皆さんには少し失礼な質問だったでしょうか?

では、少し質問を変えてみましょう。

今、皆さんの目に映っているもので、1mのものはどんな物がありますか?もしくは、「手で1mの幅を作ってください」と言われたら、「これだ」とか「これくらい」と具体的に示せるでしょうか?

恥ずかしながら、私は、受験勉強時代にさんざん「1m=100cm」という計算をしていたはずなのですが、この質問に対して、当時、自信をもって答えることができませんでした。勉強が単に紙の上の出来事=机上の空論だったのです。

同じような出来事として「目をつぶって、1分たったと思ったら手を挙げて!」というゲームをしたのですが、正しく手を挙げることができませんでした。「1分=60秒」だから、60を頭の中で数えたらいいだけのはずなのですけどね。

皆さん、受験の中で様々な問題を解くテクニックを覚えたと思います。私もそうでした。が、そこで学んだはずのことが実際に身についていないと感じられた出来事でした。

そこで皆さんへのアドバイスです。身近なものの「長さ」や「時間」、「重さ」を感覚的につかめるよういろいろなものを「測って」みてください。

そのための道具としては物差しや、ストップウォッチなどという大層なものはいりません。自分の手足を使うのがいいでしょう。皆さんは自分の靴のサイズを知っていると思います。それがわかれば自分の歩幅が靴何個分かがわかります。私の場合、靴のサイズが26cm、普通に一歩進むと、後ろのつま先から前のつま先まで、およそ靴2個分になります。すると、一歩が50cm強なので、二歩進めば1m強だとわかります。すると近くにある電柱まで、何歩くらいで進めるかを測ればその距離がわかります。

ついでに、それと目視での感覚を対応づけてみましょう。目で見た距離感が、数値でいうとだいたい何mくらいかがわかってきます。今の時代なら、スマホの距離測定アプリや、位置情報サービスを使えば、長さを客観的に測るのも可能です。その値と、自分の手足を使った感覚を比較してみてください。「長さ」というものが身近に感じられるでしょう。「少しずれた」とか「ほぼぴったり」とかを感覚的につかんでみてください。ついでに歩いた時間を測れば、自分の歩く速さがわかってきます。

 

新年度なので、まだ、通学途中に新しい路を見つけることもあるでしょう。歩く速さがわかり、見た目の距離がわかれば、どれくらいでその路を通り抜けることができるかがわかります。近道でしょうか、遠回りでしょうか?また、最近は地図情報サービスが発展していて、徒歩何分と表示されることがよくあります。

それと比べると、自分は速足なのでしょうか、ゆっくりタイプでしょうか?さまざまなものを測ってみることで、今まで算数・数学で学んできたことが、より生き生きと感じることができるようになるでしょう。この、生き生きと感じられるということが勉強では物凄く大切です。そして、こういう身近な感覚は、実は大学入試でも生きてきます。皆さんが受ける「大学入学共通テスト」では、身近な題材に関して数学を使って理解していく問題が出されることになっています。

例えば、階段の幅と、高さを調べて、高校で習う三角比を絡める問題などが例題として出されています。そんな問題を初めてみるよりは、身近に感覚としてとらえていれば、「ああ、あんな感じか」とわかって取り組みやすくなるでしょう。きっちり理解すれば、「角度」を「分度器」で測るものではなく、「長さ」から理解できるようになります。

高校数学は抽象的だといわれることもありますが、何事も身近な経験からの発展形です。より身近なものになるよう数学と取り組む幅を拡げてみてください。

 

開成ハイスクール数学科 村上豊