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開成教育グループ


2010 年 3 月 のアーカイブ

高校生になるみなさんへ

2010 年 3 月 29 日 月曜日

みなさん、こんにちは。

中学生のみなさんは、入試を終えて一段落をついている人もいるのではないでしょうか??
かくいう私も、十数年前?(きっとそれくらい昔のことなんだろう。いや、もっと前か?)、某塾で中3の受験期を終え、新高1としての講習会に参加するように、周りからいろいろ声をかけてもらいました。正直、面倒だなって思い、参加をためらっていました。それでどうしたかといいますと、『大変な高校入試を乗り越えたんやから、春休みくらいほんまに休みにしたるねん。』と、本当に何もしない数週間を過ごしました。これが、失敗の始まりでした。中学時代は、英語に関しては、学校で1番の成績だったので自信もありました。そのままのテンションで、高校1年生としての初めての定期テストを迎えて、結果は無残なものでした。もちろん、新学期からは高校部の授業に参加したわけですが、スタートダッシュに失敗した私は、そのダメージを結局ずるずると引きずってしまい、誰にも負けないと自信を持っていた英語の実力に不安を感じるようになりました。このブログにも書かれているように、様々な勉強方法があります。中学の時は絶対に揺るがなかった自分の勉強スタイルも、高校生の試験範囲の膨大さに見直さざるを得なくなりました。ようやく、そのスタイルが確立した時には。。。。。賢いみなさんならおわかりですね?
何事にもタイミングというものが大事だということです。現状を維持することは大変です。しかし、一度失ったものを取り戻すにはさらに膨大な時間と手間が必要です。
今、このブログを見ているということは、何らかの意欲がある方だと思います。そう思ったのなら、行動に移してみませんか??
私は、あなたたちの勇気ある一歩を待っています。
よい1年にしていきましょう!!

濱田@弁天町

3月15日は…

2010 年 3 月 23 日 火曜日

西田辺教室の大道です。

3月に入ったのにまだ寒い日が続いていますが
みなさん元気にしていますか?

3月は自分にとって特別な日があります。
今日は少しその話をしようと思います。

私は学生時代、家庭教師のバイトをしたことがあります。
そこで担当したのがSでした。
バイト先の社員さんから「S君の担当の先生がもう辞めたいって言ってるから、かわりに大道君担当してくれる?」と言われてSの家に行きました。

Sとの初対面は最悪でした。
Sは金髪で坊主。眉毛は極細で耳にはピアス3個。高校は登校拒否。親とは絶交状態。
最初はもちろん私の話すら聞いてくれませんでした。

ただ、初めて対面したときSの寂しそうな目に、私は「彼の孤独感」を感じたのでした。

私は彼と共通の話題がないか探りました。
彼の服装はヒップホップのラッパー風、CDラックにはヒップホップのCDだらけ、
私は自分が持っていた2PacやスヌープドッグなどヒップホップのCDをプレゼントしました。

話をしてくれないSが初めて私の話をきいてくれた瞬間でした。

「先生もヒップホップ聞くん?」

私とSは一緒にそのヒップホップのCDを聞きました。
Sのうれしそうな少しはにかんだ表情が印象的でした。

曲(ラップ)の歌詞を見せて、私は少し英語の歌詞を解説しました。
そして、なぜ黒人がヒップホップを歌うのか、
彼らが勇敢に差別や孤独と戦っていることを話しました。

その時、Sは目に少し涙をうかべたのです。

私は本当のSを見ました。やっぱりこいつは「悪いやつじゃない」と。

それからSは私に対して心をひらいてくれました。
一緒に英語を勉強し始めました。

ある日、Sは「先生、俺、アメリカ行こうと思う。」と言ってきました。
最初は冗談かと思っていました。

しかし、よくよく話を聞くと冗談ではありませんでした。
彼にはアメリカでヒップホップアーティストになりたいという夢があったのです。
その日から、英会話の猛特訓が始まりました。

渡米まで1ヶ月をきったとき、彼の英語力は大きく変わりました。
私はその変化に初めて感動しました。
彼なりに努力した結果です。

彼はアメリカへ渡りました。
「しんどくなったら連絡しーや」と言ったのに、
Sは何ヶ月も全然連絡してきませんでした。

そんな時、一つの小包が届きました。
CDと自筆の手紙。手紙には汚い字で「CD絶対聞いてや」と書かれていました。

そのCDには彼がライブで歌っている曲(ラップ)が入っていました。

まだまだ未熟な発音でしたが、彼の生き生きした感情が伝わってきました。
文法はめちゃくちゃでしたが、彼の感謝の気持ちは十分伝わってきました。
曲のタイトルは「Great teacher Oh…」でした。
私は涙が止まりませんでした。

そんな感動をした2週間後、
彼の母から電話がありました。

3月15日にSは亡くなりました。
交通事故でした。

悲しすぎました。
今までに感じたことのない大きな喪失感を感じました。

それから5年以上経って…、

今、喪失感はなくなり、Sとの思い出が私を助けてくれています。
私が辛いとき彼の言葉が支えてくれているような気がします。
どんなに英語が苦手な子に対しても私は可能性を感じることができます。
英語教育が単なる言語教育ではないと信じることができます。
生徒に英語を教えることがどれだけかけがいのないことか誇りに思うことができます。

すべてSのおかげです。

長文失礼しました。
                 大道@西田辺

英文法の「正しい勉強法」について

2010 年 3 月 16 日 火曜日

 こんにちは。今回は、皆さんがいよいよ新学年を迎えるにあたりまして、英文法の勉強の仕方について、改めて述べてみたいと思います。特に目新しい内容ではないかもしれませんが、英文法の基本的な「本来の勉強法」をもう一度確認していただき、参考になる部分があれば、ぜひ実践していただきたいと思います。それが、皆さんの更なる成績アップにつながれば、これほど嬉しいことはありません。

はじめに
 英語の理解は文法の理解から始まります。そして文法の知識は大学入試に100%直結します。入試の文法問題はもちろん、長文読解問題においても、ベースとなるのはやはり文法力なのです。毎回の定期テストに向けて、各文法単元をその都度いかにマスターしたか、その結果は定期テストのみならず、その先の大学受験をも大きく左右します。つまり、グラマーの定期テスト対策は、大学入試対策そのものでもあるのです。

① 文法問題はどのように作成されるか
 各文法単元には、10~20の文法事項が含まれています。たとえば「不定詞」ならば、「不定詞の意味上の主語は、前置詞forで表す。」「to have+過去分詞は、主節動詞との時制のズレを表す。」などです。各単元に含まれるこうした文法事項の1つ(ないしは2つ同時に)が、1つの文法問題に加工されるのです。つまり、その単元に含まれる文法事項をすべてマスターしていれば、基本的には解けない問題は1つもなく、また、解けない問題があるならば、それは、その問題を加工する元になった文法事項が理解できていないか、あるいは理解していても、頭の中にinputできていないかのいずれかということになります。

② 文法問題を解く前に行うべきこと
 文法の勉強は、いきなり問題を解くのではなく、まずその単元に含まれる文法事項を1つ1つ理解していくことから始めます。そして次に、理解した文法事項を必ず暗記していきます。文法事項は、理解しているだけでは問題解答には繋がらず、完全に暗記して初めて正答を得ることができるのです。理解する力と得点する力は別物です。問題を解くという作業は、頭の中の知識を外へ出す作業(output)であり、そのためには、文法事項がすべて頭の中にストックされていなければならず、つまり文法事項を暗記しておくこと(input)が前提となるのです。内容を理解するだけで、それが知識としてinputされていなければ、outputもできません。
 参考書を手元に置いて、解説を読みながら問題を解けば正解は得られますね。もちろん、実際のテストではそうしたことはできません。しかし、それと同じような状況を作り出すことはできます。つまり、文法事項を完全にinputしてしまえば、それが「頭の中の参考書」となり、頭の中のページをめくりながら問題を解いていく、というイメージです。

③ 文法知識の確認作業として
 問題を解く前にもう1度、文法事項がすべて暗記できているかを確認する作業を行います。
たとえば、白い紙を用意して、その文法単元に含まれる文法事項を1つずつ箇条書きしていきます。書けるということは、その知識を頭からoutputできるということであり、書けないものがあれば、すなわちoutputできないことがわかります。こうして書けなかったものを再度暗記し直し、すべての文法事項を書き出すことができるまで、この作業を繰り返します。
 
④ 問題演習で最終チェック
 いよいよ問題演習を行います。その際、一つ一つの問題について、その問題がどの文法事項に基づいているのかを確認しながら解いていきます。また、間違えた問題があれば、その問題の背景にある文法事項をチェックし、必ず再理解・再暗記を行ってください。

 大学入試で問われる文法事項は数が限られており、決して増えることはありません。文法の勉強は無限に広がるものではなく、すべての文法事項を押さえてしまえば、どんな入試問題でも解けるようになるはずです。とはいえ、すべての文法単元のすべての文法事項を集めると、かなりの分量になるのも事実であり、そのすべての知識が要求されるのが大学入試です。
そうした数ある文法単元をいくつかに分けて範囲を設定してくれるのが定期テストですね。今のうちから大学入試を少しでも意識するならば、これを利用しない手はありません。すべての文法単元・文法事項を一気にマスターするのは、大変な作業です。しかし、定期テストの範囲にしたがって、そのつど各単元を少しずつ押さえていけば、後々の負担はかなり軽くなるはずです。つまり、定期テストに対する文法の勉強の仕方によっては、それが最も確実な受験の準備にもなるわけです。その場しのぎの「答えの丸暗記」などということはせずに、長い目で見て「意味のある」勉強をしてもらいたいと思います。
次の定期テストに向けて、新たな気持ちでがんばってください。

高校生活のスタート

2010 年 3 月 8 日 月曜日

先週の火曜に大阪府公立高校前期の合格発表がありました.
私は高校生を指導していますので,いよいよ新高1生が誕生したな~という気持ちで合格発表の結果をみています.

開成ハイスクールの各教室では,高1準備授業が開催されます.
私も大阪府下の教室で授業を担当します.自分で担当する授業のことを褒めるのも変な話ですが,この授業は必ず受講した方が高校生活をスムーズにスタートできます.

高1準備授業では
1.英語と数学の高校内容の予習が出来ること
2.高校生活で何に気をつければよいのか
の2点を知ることが出来ます.小学生から中学生になるにあたって大きな変化があったように,中学生から高校生になることは大きな変化をもたらします.

この変化に対応できるのか,できないのか,ここが大きな分かれ道となります.

是非,高1準備授業を受講して「すばらしき高校生活」を手に入れてください.
 

開成ハイスクール 前田佳邦