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開成教育グループ


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登園スタイル☆

2012 年 5 月 1 日 火曜日

娘が10ヶ月の誕生日を迎えました。
夜鳴きをしたり、離乳食を食べなかったり、熱を出したりと子育ては大変です。子育ての大変さを知ると、世のお母さん、お父さんは苦労してわが子を育てているのだと実感します。
まだ0歳ですが、娘もいずれは高校受験、大学受験を迎えます。その際に、保護者としてどういった先生に指導してもらいたいのか、そういったことを最近考えるようになりました。できれば将来、指導すべき科目の内容はもちろんのこと、その他の知識や教養、物の考え方まで指導してもらえる、尊敬できる先生に出会ってほしいと思っています。
私も多くの尊敬できる先生と出会い、刺激をもらって成長してきました。高校生という多感な時期の生徒と向き合い指導をしているので、私も生徒にとって特別な先生になれるように日々努力していきたいと考えています。

開成ハイスクール数学科 前田佳邦

今年度の過ごし方

2012 年 4 月 23 日 月曜日

 4月も下旬になりまして、新学年にも少しずつ慣れてきた頃でしょうか。新しい環境に身を置いた途端に、早くもゴールデンウィークが始まります。そして、ゴールデンウィークが明けると、今年は残り8カ月を切ることとなります。特に高3生にとっては、受験勉強に費やすことのできる時間が、一刻一刻と短くなっていきます。

 高3生の皆さんは、あと8カ月ほどで人生の一つの行く先が決定されます。この期間の意識の持ち方は、皆さん自身の人生に対する意識の持ち方と同義です。目先の事情でしか動けない人は、相応の積み上げしかできず、また、長期の目標計画が立てられる人は、大きな積み上げの総量のもと、すばらしい結果を勝ち取ることでしょう。
受験勉強はまさに積み上げです。目の前の些事や誘惑に照準を絞っていては、大きな結果は出せません。常に大きな視点で出口を見据え、それに対する日々の積み上げを忘れずに行動して下さい。このブログを目にする高校生の多くは、大学受験を明確な目標と考えていると思います。日々合格へと近付けるアクションを、具体的に起こして下さい。その意識の持ち方が、皆さんの将来を切り開いてくれるはずです。

開成ハイスクール 国語科 重留英明

ヤル気の源

2012 年 4 月 16 日 月曜日

 こんにちは!春になって、ますます元気いっぱい!開成ハイスクール英語科の津留です。
 今春も、新高1生との出会いがたくさんありました。私は彼らにいつもこう言います。「中学で英語が苦手だったとしても関係ない。高校英語の内容は、中学とはまた異なるものだから。さあ、ここから再スタートだ!」と。
 実際のところ、中学で英語が苦手だった生徒が、高校に入ってから得意になって、グングン成績を伸ばしている、というのはよくあることです。この話をすると、生徒たちの顔つきが引き締まって、授業に「いい緊張感」が生まれます。授業後、ある生徒が私のところにやって来て、「僕は第一志望の高校に行けなかったんですけど、大学は国公立に行けるでしょうか?」と尋ねました。私は「もちろん、可能性は十分にあるよ」と答えました。一度挫折を経験した生徒は、その悔しさが「バネ」となり、大きく飛躍する潜在力を秘めているものです。勉強に対する「ヤル気の源」は人それぞれですが、「悔しい」とか「負けたくない」といった気持ちは、大きなエネルギーを生み出します。ただし、失敗や挫折を経験した誰しもが、それをプラスに転化できるとは限りません。「自分を変えたい、高いステージを目指したい」という気持ちが伴わなければ、意味がないでしょう。
 失敗や挫折を成長の原動力にする人は、なんと言っても魅力的ですね。

挑戦すること

2012 年 4 月 9 日 月曜日

 皆さん、こんにちは。最近はすっかり暖かくなって、春めいてきましたね。
 さて、新高校1年生の皆さん、4月からは、新たな高校生活が始まりますね。そんな皆さんに伝えたいのは、いろいろなことに挑戦してみて欲しい、ということです。中学までは、義務教育であったため、受け身で過ごすこともあったかもしれませんが、高校への進学は、どういう経緯にせよ、皆さんが進路を選び、そして一歩、歩みを進めたはずです。言うなれば、大人へ向けた最初の一歩を歩み始めたことになります。
 ここで、「大人へ向けた最初の一歩」ということの意味を説明しておきましょう。高校の勉強は、中学の時と比べると大きく変化します。数学に関しては、より高度で抽象度の高い内容を学ぶことになります。他の教科も同様に、非常に高度だと感じる、様々な多くのことを学ぶことになるでしょう。
 では、なぜそういったことを学ぶのでしょう。その一つの答えとして、その学びが将来の進路選択と密接に関係している、ということが挙げられます。そして、その進路選択は、当たり前のことですが、自分で決断しなければなりません。この「決断すること」、それが、大人へ向けた大きな一歩といえます。もちろん、決断しようにも、よくわからないことの方が多いでしょう。ただ、そこで、座して待つのではなく、挑戦をしてみて欲しいのです。そして、挑戦することで、自分自身を知っていってください。失敗したり、途中で考えが変わっても構いません。むしろ、そんな経験を積むことで、よりよく自分自身を知ることができるのです。高校時代は、人間として大きく成長する時期です。その機会を逃さず、毎日を大切に過ごしてください。

開成ハイスクール数学科 村上 豊

ダニューブ・エクスプレス(その 7・完)

2012 年 4 月 2 日 月曜日

 かつて、イギリスの首相だったウィンストン・チャーチルは、ヨーロッパにおける東西冷戦の緊張状態を「鉄のカーテン」と呼びました。物理的に国境に「鉄のカーテン」があるわけではありませんが、ブルガリアからトルコへと国境を越えることは、まさにこの「鉄のカーテン」の向こう側からのこちら側へ戻ってくることでありました。統制された国家内の、統制された旅からついに解放されたわけで、それまでの冬のどんよりした曇り空から、春の青空になったことも相まって、トルコ、エディルネに到着したときの私は、大きな解放感と安心感を感じました。
 しかし、それはまた、社会主義の、統制されているがゆえの安定した世界から、自由主義の競争にさらされた世界への帰還でもありました。エディルネ駅では列車の到着に合わせて、銀行が開店していました。そこで、私は少しばかりの両替をしました。手元にある20ドル札だけトルコリラに両替しておこうと思ったわけです。列車の終着駅イスタンブルまでは、あと10数時間です。その先の予定はホテルの予約を含めて、一切何もありませんでした。先立つものはキャッシュです。日本を発つ前に見た最新のレートは1ドル=約900トルコリラでした。変動が激しいトルコリラ、正確にいえば、インフレで国際市場でも国内市場でも価値が下がり続けていたトルコリラでしたので、おそらく、1ドル=1000トルコリラ近くまでのレートになっているだろうと思っていました。すると、その交換レートはなんと1ドル=1205トルコリラでした。たった3か月で通貨価値は4分の3まで下落したのです。それまでのソ連のルーブルは、闇のレートは別として、ずっと1ルーブル=214円でした。社会主義の世界から自由主義の世界へと帰還するということは、こういう厳しさに直面することでもありました。
 エディルネでも新たに車両を増結し、列車は出発します。当然ですが、私の乗っている車両以外にモスクワからやってきた車両はありません。ヨーロッパ各地からやってきた他の車両とともに、ヨーロッパの東端、イスタンブルを目指します。車窓からジャーミー(モスク)が見えます。ここは資本主義世界であると同時にイスラーム圏でもあるということが実感されます。海も見えます。アドリア海です。暗鬱なバルト海や黒海とは違って青い海です。冬を玄冬と呼び春を青春と呼ぶ、季節に色をつける感覚が、すっかり季節感をなくした日本人に改めて実感させます。列車はボスポラス海峡の南の端を通過した後、イスタンブルのシルケジ駅へ到着し、列車の旅もついに終わりを迎えました。このあとも酒臭いくせにしっかりボッたくるタクシー運転手、ホテルリストに記載されていながらクーポンの使用を断るホテルと、ちょっとしたハプニングが続きましたが、何とか久々にゆっくり眠れるベッドの上で、この日を終えることができました。

 これはもはや四半世紀近く前の話となりました。このあと程なくして世界は大きく変化しました。この旅の翌年の1989年、ポーランド、ハンガリーから始まった東欧、中欧の民主化の波が次々と各国に波及し、共産党の独裁政権は相次いで消え去って行きました。「鉄のカーテン」の象徴であったベルリンの壁も破壊されました。その中でも最も劇的な変動をしたのが、私も通過したルーマニアでした。1989年12月21日大統領チャウシェスクが群衆の前で演説中に爆発が起こり、そのわずか4日後の25日にはチャウシェスク夫妻が処刑され、その銃殺される映像が全世界に配信されました。
 私が通過したブルガリアは比較的穏健に民主化がなされましたが、3週間を過ごしたソビエト連邦は、ルーマニアほど急速ではないにせよ、やはり劇的でした。1991年8月に起こった反ゴルバチョフのクーデターをきっかけとして、東西冷戦の一極をになったソビエト連邦は1991年末に消滅し、世界史上初の社会主義国家だったソビエト連邦は、歴史の教科書の上だけの存在となってしまいました。
 私が訪問したときには、全く兆しがなかったとはいえないものの、それから1年や2年でその国が消滅する、体制が根こそぎ変わってしまうなんてことは想像できないものでした。私が各国で出会った人たちもそんなことを想像していたでしょうか。おそらく市井の人々は思ってなかったでしょう。
 私もこの旅で経験したこととその後の変動を目の当たりにしたことで、今、当たり前のことが明日どうなるのかわからないという世界観を植え付けられました。だから今もそう考えてちゃんと今を生きているのか、と問われるとつらいのですが、そんなことを感じさせてくれたダニューブ・エクスプレスもその世界の激動を受けて、今は走っていない…。
開成ハイスクール 片岡尚樹

旅立ちの日に思うこと

2012 年 3 月 26 日 月曜日

 みなさんこんにちは。滋賀県では、3月14日に公立高校一般入試の合格発表があり、高校生活に期待を持った明るい新高1生との出会いのなか、日々元気をもらっているところです。
 3月は、「出会い」の季節であると同時に「別れ」の季節でもあります。大学入試もほぼすべての結果が出そろい、高3生たちは、長くて8年以上学んだ「開成」という塾を巣立っていきます。
 当然のことですが、私たちは生徒が合格を手にしたときの心からの笑顔を見るために、日々指導にあたっています。進路は様々ですが、受験を終えた生徒に「ありがとう」の言葉をもらうことで、「この仕事をしていてよかった」「しんどいこともたくさんあったけど、来年も生徒たちを笑顔で送り出したい」という気持ちになります。
 今年、私の担当する草津駅前教室・大津京駅前教室の高3生のうち、半数以上の生徒が「国公立・関関同立現役合格」という高い目標を達成してくれました。例えば、守山高校の生徒が京都大や滋賀医科大に現役合格、草津東高校の生徒が滋賀医科大や大阪府立大などに現役合格しています。これらは、生徒のひたむきな努力と、それに応える私たち教師の強い思いの相乗効果で生まれたものに他なりません。
 開成ハイスクールは歩みを止めません。2012年度を更なる飛躍点とするために、私たち教師一同、一切の妥協を許さず邁進していきます。
 最後に、卒塾生のみなさん、私たちはいつまでもみなさんを応援しています。また会える日まで「ありがとう、さようなら。」

開成ハイスクール草津駅前教室

「新高1準備授業」続報

2012 年 3 月 19 日 月曜日

 高校入学前に、高校での学習内容を先取り学習する「新高1準備授業」では、英語は【自動詞と他動詞・過去完了・関係詞】、数学は【絶対値・連立不等式】といった重要項目を扱い、その早期完成を目指します。毎年のことながら、それを懸命に理解しようとノートを取っている生徒たちを見ると、本当に心の底から応援したくなります。友達と遊んだり、買い物に出かけたい気持ちもあるでしょうが、その一方で、今自分のやるべきことを見失っていない姿は、頼もしいかぎりです。
 さて、大阪公立高校後期入試の合格発表後は、「新高1準備授業」の後期日程が始まります。高校での学習生活において最高のスタートを切ってもらうべく、私たちも全力で臨みます。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

私の大学受験(その1)

2012 年 3 月 12 日 月曜日

 こんにちは。

 私は高校の頃、アメリカンフットボール部に所属しており、一方でヘビーメタルのバンドを組んでボーカルを担当。何を隠そう、本気でプロのミュージシャンを目指していたのです。あげく、高校卒業後は「音楽修行でロンドンへ行く」などと言い出す始末。大学進学など全く視野になく、3年生になるまで、部活とバンドに明け暮れる毎日。その実、2年生末までの学年順位は、つねに2番(最下位から)でした。
 3年生の5月、引退試合の後で、部活の仲間たちが皆、口をそろえて言ったのです。「明日からは、いよいよ受験勉強だ」と。私は急に不安と孤独に苛まれました。アメフトのことしか考えていないと思っていた連中が、実は進学や将来のことを堅実に考えていた…。
 大学進学。受験勉強。夢に溺れ、夢に甘える若者にとっては、余りにも唐突に突きつけられた「現実」です。
 あれこれ逡巡するにつれ、不安は募るばかり。逃げるように、苦し紛れに思いついたのが、「とりあえず大学へ行って、ロンドンはそれから考えよう。」まさに逆説的ともいうべき、現実逃避から始まった大学受験なのでした。
 さて、まずは志望大学の選択です。「ロンドンへ行くには、やはり英語力が必要」とばかりに、瀟洒なイメージのある、同志社大学の英文科を選びました。父親に告げると、「うちには金がない。国公立しか行かせられん。」けんもほろろに却下されました。「ん?国公立?私立大とどう違う?」情けないことに、このとき初めて、センター試験や二次試験、そして受験科目について知ったのでした。
 とにかく2番(最下位から)から這い上がり、現役で国公立大に合格するには、二次試験の科目ができるだけ少ないほうがいい、と単純に考えた私は、学校に備え付けの受験情報誌を隈なく探し、ようやく探し当てたのが、群馬県の高崎経済大学。二次試験の科目(当時)は「小論文」のみ。これぞうってつけです。ところが父親曰く「お前を下宿させる金がどこにあるんだ。」また却下です。受験情報誌を開いて、検索のやり直し。「自宅から通え、しかも二次試験の科目が少ない国公立大学…」ありました。神戸市外国語大学。二次試験(当時)は英語と世界史の2教科。もうここしかありません。志望大学決定です。父親も了承。
 まったく何という大学選びでしょう。信念も志向もへったくれもありません。しかしともかくも、私の大学受験はこうして始まったのです。

つづく

新高1準備授業

2012 年 3 月 5 日 月曜日

 この春、新たに高校生になる皆さん!開成ハイスクールでは、高校1年生の内容を先取りし、最初の定期テストの早期対策を行う「新高1準備授業」を実施します。「高校合格直後に、さっそく勉強開始だなんて…」と思うかもしれませんが、この時期だからこそ、大きな差をつけるチャンスなのです。新高1生の「春休みの課題」は、高校の実際の授業では扱わずに、最初の定期テストの出題範囲になるという場合もあります。これまでにしっかり身につけてきた勉強の習慣をそのままに、新しい高校生活に向けて、絶好のスタートを切りましょう。そして、ゴールデンウィークまでの学校の授業を完璧に理解し、最初の定期テストで好成績を取ることができれば、その後の皆さんの高校生活は、順調に、楽しく充実したものとなるでしょう。そのためには、入学までの充分な準備が不可欠です。
 開成ハイスクールは、高校での皆さんの成績アップに全力で取り組みます。「新高1準備授業」で皆さんに会えることを楽しみにしています。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

勉強に必要な「プロセス」

2012 年 2 月 27 日 月曜日

 こんにちは。
 以前、このブログで「英文法の正しい勉強法について」という表題の文章を書きましたが(2010年3月16日掲載)、今回は、その内容を少し別の角度から述べてみようかと思います。
 まず、以前に述べた内容をまとめると、以下のようになります。

<英文法の「正しい」勉強法>
●各文法単元について
 ①一つ一つの文法事項を「理解」「確認」(授業、または教科書・参考書を用いて)
 ②「理解」を「確認」した一つ一つの文法事項を頭にIn-Put(暗記)
 ③問題演習
 ④間違えた問題の文法事項を「再理解」「再暗記」

 ①の段階、つまり、参考書を読んで、あるいは授業を受けて、「ふーん、なるほど」と「理解」しただけにとどまっている人は、「分かったつもり」「勉強したつもり」で終わってしまい、まだその内容が全く自分のものにはなっていません。「分かる」を「できる」のレベルに引き上げるには、問題演習が必要となりますが、多くの人は、①で文法事項を理解・確認した後、②の「暗記」の過程を経ずに、③の問題演習を行ってしまいます。しかし、参考書などを見てすぐに演習すれば、問題が解けるのは当たり前です。さらに言うと、参考書を横に見ながら演習すれば、当然のごとく正答できます。これを、本来の実力と勘違いしてしまうのは極めて危険です。勉強全般に言えることですが、「分かったつもり」「できたつもり」で満足し、その状態を放置してしまうと、決して実力は身につきません。
 そこで重要となるのが、②の「暗記」です。問題を解くというのは、正答するために必要な事項を、頭の中からOut-Putすることです。そのためには当然ながら、その事項を事前にIn-Put(暗記)しておかなければなりません。イメージとしては、「頭の中の参考書を見ながら問題を解く」ということです。これこそが、英文法の勉強の目指すべき基準なのです。
 ①と②を行わず、いきなり問題演習に突入してしまうケースもあります。これは、例えて言うなら、ボクシングで効果的なパンチを出すフォームを知らず、またそれを身体で覚える素振りなどの基礎トレーニングも全く行わずに、いきなり実戦に挑むようなものです。ただひたすら演習を繰り返すだけでは、「勉強している」という錯覚を抱きこそすれ、実際には時間と労力を無駄に費やしているだけなのです。
 ところで、英文法の問題を間違える主な原因は以下の2つです。
 原因その1:その問題で問われている文法事項が、そもそも理解できていない。
 原因その2:その文法事項を理解はしているが、In-Put(暗記)できていない。
ここでむしろ気をつけるべきは、原因その2です。問題を解くのに必要な文法事項を「理解はしている」ので、解答・解説を見た際に「あっ、そうだった」と納得し、それで安心してしまい、間違えた原因である「暗記の不徹底」を改善するまでに至らないのです。だからこそ、間違えた問題について、④の「再理解」「再暗記」の過程を経て、初めてこのプロセスは完結するというわけです。
 
 ここに述べた<①理解→②暗記→③演習→④再理解・再暗記>のプロセスは、実は英文法の勉強に限ったことではなく、どの教科においても実践すべき「基本的な勉強法」なのです。要は、①~④のどの過程も欠かすことなく、これを1つのサイクルとして、常に回しているかどうかなのです。
「ちゃんと勉強しているはずなのに成果が出ない」という人は、おそらくこのプロセスのどこかが欠落しているからでしょう。もう一度、自分の勉強の仕方を見直してみてください。