夏の思い出✩
早くも夏休みが終わりましたね。受験勉強真っ只中の高校3年生は、夏期の合宿・夏期講習と勉強漬けの夏休み、そして高校1・2年生は、夏休みの宿題に追われていたかもしれませんね。
私の今年の夏の思い出は、何と言っても高3合宿です。開成ハイスクールとしては初めての合宿形式での指導となりました。「人生で一番勉強する2泊3日」を高校3年生に体験してもらえるようにプログラムを準備しました。
実際の合宿では、ほとんどの人が朝5時から自習するなど、非常に充実した時間を過ごすことができました。また教員にとっても、いつも指導している生徒たちの違った一面を見ることができて良い経験となりました。
私は、大学受験は「団体戦である」と考えています。もちろん、試験は一人で受験する個人戦なのですが、受験勉強は短期決戦ではなく長期戦です。高校2年生の秋~冬から本格的に受験勉強を始め、1年間以上かけて受験準備をします。期間が長い分、自分以外の周りの存在が重要になります。
受験勉強をしている間に「もうやめたいな…」「志望校を下げようかなと…」と思うこともあると思います。このときに支えになるのが親・仲間・先生です。
合宿では、一緒に受験勉強に取り組む仲間・先生を得ることが可能です。これこそが合宿指導の一番の成果なのかもしれません。受験勉強が終わり、大学生になり社会人になり、大学受験を振り返ったときに「開成ハイスクールの合宿は良かったな」と思ってもらえることが、私たちにとって一番嬉しいことかもしれません。
これから秋になり、高校3年生には模試のシーズンが訪れ、なかなか思うように判定が出ないこともあるかもしれません。しかし、この夏休みの勉強は決して無駄にはなりません。周りの仲間と支え合い、先生に頼り、受験勉強を乗り切っていきましょう✩
開成ハイスクール数学科 前田佳邦