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開成教育グループ


やる気が出ないとき

こんにちは。
「今日はなぜか机に向かう気がしない。」「テキストを開いても、問題を解く気力が湧かない。」受験生には、そんな時もあるかもしれません。原因は様々あれど、そのような状態を長引かせるわけにはいきませんね。さて、どうしたものか。いくつか提案させていただきます。

①思い切って、まる1日自由に過ごす
しばらく何もせずにダラダラ過ごし、それでも途中から不安になって、その日の課題を半分程度こなして1日を終えると、不安は多少解消されるので、その日にできなかった部分があることを、つい忘れてしまいます。そうした不安の解消の仕方は、その中途半端な姿勢がクセになり、次の日もまた同じように過ごすことになる恐れがあります。ならばいっそのこと、その日は全く勉強から離れ、好きなことをして気分転換をした方が、気力を充実させ、明日以降の再起につなげることができると思います。

②好きな科目だけ勉強する
「これをやっている時は楽しいし、気分が乗る」そんな科目はありませんか。今日はとにかくその科目だけを勉強する、という方法もあります。これだと、受験勉強の流れを1日分、全く停滞させるということにはなりませんので、生産的な方法だと言えます。勉強のおもしろさ、醍醐味を思い出すことにもなるでしょう。私の場合は「英作文」の課題でした。さらにこれを利用して、毎日の受験勉強はいつも「英作文」から始めていました。好きな課題に取り組むことで気分を高揚させ、それを次の科目へつなげていく、という寸法です。

③志望大学と触れ合う
志望大学を身近に感じることも、気力を取り戻すのに有効です。何と言っても、その大学に合格するために、受験勉強と毎日向き合っているのですから。改めて、大学のパンフレットを眺め、読む。そこに通っている自分の姿を想像してみる。時間が許せば、実際にその大学へ出向いてみるのもいいでしょう。キャンパスの雰囲気をじかに味わい、大学生になったつもりで歩いてみる。その大学に合格することを、既成事実にしてしまうのです。ワクワクしますよね。その気持ちが、日々絶え間ない努力を要する受験勉強の目的を思い出させてくれるのです。

④親と話をする
あなたのことを一番心配し、大切に思っているのは、あなたの親です。受験勉強の忙しさから、つい会話も疎かになっているかもしれませんね。こういう機会だからこそ、自分の大学進学について、どんな思いを抱いているのか、素直な気持ちで聞いてみるといいでしょう。親のその「思い」に触れ、感じ入ることで、倦んだ気持ちが消え去り、すがすがしい心持で、また前向きに取り組むことができるようになるはずです。この私にも、とてもいい思い出があります。

受験勉強のルーティーンによって枯渇してしまうこともある気力を、うまく回復させる術を身につけておくことも、重要なテーマだと思います。上に述べたことがその一助となれば幸いです。
文化人類学が教えるところの「ケ」と「ハレ」をうまく制御し、日常を生きる力とする。受験勉強は、まさに人生修養そのものですね。

開成ハイスクール英語科


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