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開成教育グループ


2010 年 8 月 9 日 のアーカイブ

勉強するのに必要な「道具」は何ですか?(後編)

2010 年 8 月 9 日 月曜日

 こんにちは。定期テストに向けての勉強法について、前回の私の文章に引き続き、今回も勉強に必要な「道具」の活用法をお話しします。

 今回はまず、「参考書」についてです。これは、より上位を目指す人には必ず活用してもらいたいものです。

 定期テストに向けては、やはりまず教科書内容の完成が基本となりますが、内容をより深く・広く理解するには、教科書だけでは不充分です。また、参考書では、授業での先生の説明とは違った角度、違った表現で解説されているので、内容のさらなる定着が可能になります。いわば、理解の最終完成版ですね。

 一つの内容について、まずは授業(先生の説明および教科書)の理解から始まり、次に、その内容を、ノートを参照して自宅で復習・確認、そして最後に参考書の解説で、内容のさらなる定着と発展を図る、という流れです。その際、参考書の解説は、何度も何度も繰り返し読んでください。読んだ回数の分だけ、定着の度合いが増します。

 定期テストでは、教科書及び問題集からの出題が大半ですが、参考書の内容(問題)もある程度出題され、それが上位者の点数の差となります。また、大学入試に向けて少しずつ準備をしていこうと思うなら、今のうちから参考書レベルの発展内容をマスターしておくことが望まれます。さらに上を目指す人は、ぜひ参考書をフルに活用してください。

 内容を本当に理解できているかどうかを、自分でどのようにして確認すればいいのでしょう。そうです。実際に問題を解いてみることです。内容が充分に理解できたとしても、その問題が解けなければ意味がありません。その際、まずは教科書の問題や例題から取り組んでいくわけですが、それだけでは問題量としては不充分です。そこで、「問題集」が必要となります。ここでもその「当たり前」の使用法を確認していきますが、要は、あなたがそれをしている(今後していく)かどうかです。

 理解を得点力に結びつけるには、教科書の問題だけでなく、さらに多くの問題を演習しなければなりません。そこで「問題集」が必要になるわけですが、ただ問題を解いて答え合わせをするだけでは、時間と労力のムダ使いになってしまうかもしれません。

 まず、問題集で演習する前に、もう一度内容の理解と確認を行ってください(教科書・ノート・参考書を用います)。それをしないで、いきなり問題集に取り組むと、分からない問題がどんどんでてきて、問題を解くのがイヤになってしまいます。だから、この手順は必ず守ってください。

 ひと通り問題を解き終わったら、答え合わせをしますよね。もし間違えた問題があった場合、あなたはどうしますか?

 ここで、「成績アップの基本原理」についてお話しします。

 図1の円の中の×印は、ある教科のある単元において、あなたが今、理解できていないか暗記できていない、または問題が解けない箇所を示します。その×印を、図2のように一つ一つ取り出して、○印(理解する、暗記する、問題が解ける)に変えていけば、当然ながら成績は必ずアップしますね。ところが、図1のように自分にとってどの部分が×印であるのか明らかになっていなければ、この基本原理は働きません。

 ですから、この原理の出発点として、その単元の中で、どの部分がまだ×印なのかを、あらかじめ特定しておかなければなりません。その具体的な作業として、「問題演習」を行うのです。演習の結果、間違えた箇所こそ、あなたにとっての×印だと明らかになるわけです。

 ×印を具体的に特定できたら、図2の作業に移ります。間違えた問題の背景にはどんなことが問われているのか、その問題を解くためにはどんな知識や理解が必要なのかを確認し、その内容を教科書・ノート・参考書で改めて理解・暗記し直し、そしてその内容に関する問題をもう一度解いてみる。これを繰り返すことによって、図2のように×印が一つ一つ○印へと変わっていくのです。

<問題演習→間違った箇所の内容確認→その内容を再度理解・暗記→もう一度演習>

 間違えた問題は、あなたが今、特にどこを復習すべきかを教えてくれ、あなたが確実に成績アップするきっかけを与えてくれるのです。この、成績アップの貴重な材料を手に入れるために、「問題集」の演習があるのです。