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開成教育グループ


2011 年 9 月 5 日 のアーカイブ

夏休みを振り返って

2011 年 9 月 5 日 月曜日

 もう9月になりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。最近は、8月中に新学期が始まる学校も多いようで、夏期講習の授業が新学期に食い込んで実施されている教室もあります。夏休み開始当初は閑散としていた自習室が、この時期混雑しているのを見かけると、なんだか複雑な気持ちになります。みんな必死になって宿題を仕上げにかかっている姿を目にするからです。

 中学生の頃は、絶対に期日までに提出しないと内申点に影響するという思いからか、新学期が始まってから夏休みの宿題と向き合っているということはなかったと思います。

 高校生になった皆さんはどうでしょう。確かに、指定校推薦を意識しない生徒にとってみれば、「評定平均値」を上げることは、実質的にあまり意味をなさないのかもしれません。しかし、「通知表なんて関係ないから、宿題なんかやらなくていいんだ」と考えているとしたら、それこそ大間違いです。そもそも不要な宿題なら、学校の先生も皆さんには課さないはずです。少なくとも塾に通っている皆さんは、大学進学を希望しているはずです。大学入試に必要な知識を身につけるために日々頑張っているはずです。ですから、宿題を無視するということは、皆さんの目標に向かうことと逆行する行為になるのです。

 ところで、ほとんどの高校では、1年生は夏休み明けに文系・理系の選択を迫られます。模試でも志望校判定を出すために、大学・学部の選択が求められます。その際に、必ず志望校の過去数年の倍率を見て下さい。皆さんが今春、苦労して突破してきた高校入試の倍率と比べると、とんでもなく信じられない数値が並んでいるはずです。それだけ、大学入試は大変だということです。

 1年生も2年生も、来年もまた高校生としての夏休みがやってきます。来年の夏休みは、開始当初から自習室が熱気に包まれていることを期待します。
 

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎