私の大学受験(最終回)
2014 年 4 月 14 日 月曜日(2014年1月27日「私の大学受験(その8)」からの続きです。)
こんにちは。
私の右手の甲の骨は、今でも少し平たく変形しています。掲示板で番号を確認した瞬間、思わず横のコンクリートの壁を殴ってしまったからです。まったく痛くはありませんでした。
神戸市外国語大学、合格。
世界は一変、目に映るものすべてが煌びやかに活気づき、風は優しく暖かく、甘い清々しい匂いに満ちている…。
人生に、こんなにもうれしいことがあるのか。「天にも昇る気持ち」「バラ色の人生」「至福」、いや、言葉ではとても言い尽くせません。
社会構造がますます複雑化し、不確定性が増大している現代において、受験ほどありがたく純粋な制度はありません。ひたむきな努力が、真摯な取り組みこそが、必ずや報われるからです。受験を通じて、「努力は報われる」ことの喜びを享受した人は、困難に満ちた現代社会を、それでも誠実に生きる力を与えられるのです。
この受験期に経験したことのすべてが、今の私を形成し、今の私を依然として支え、日々顔を上げて生きる源を与え続けてくれています。
受験はやはり、すばらしいものです。
おわり