勉強と感情
2015 年 6 月 15 日 月曜日授業中、問題が解けなくて、落ち込んでしまうこともありますよね。「全然アカン」「このままじゃ合格できない」とマイナス思考が止まらなくなってしまうかもしれません。でも、考えてみてください。授業で扱う問題がすんなり解けたら、授業は必要ありませんよね?参考書でも同じことが言えます。参考書に載っている問題は、おおむね大学入試の過去問から抜粋していますから、なかなかスラスラと解けないものです。
もう分かりましたね。まずは解けなくてもいいのです。解けないから授業で扱うのだし、参考書にも載っているのです。だから、解けなくても落ち込む必要はありません。「よし!次は間違えないようにするぞ!そのためには…」と前向きな姿勢で取り組めばいいのです。そして、一度間違えた問題をまた間違えたときは、思い切り悔しがってください。解けたときは、思い切り喜んでください。そうやって「感情」をぶつけて勉強することが、長期記憶へとつながるという研究結果もあります。人間には感情があって当たり前。勉強に関わる様々な感情と、上手に付き合っていきましょう。
開成ハイスクール英語科 津留天然