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開成教育グループ


高校生活が始まりました!

2017 年 4 月 17 日

新高校1年生のみなさん、入学おめでとうございます。
高校生活が始まり、1週間ほどたちました。期待に胸を膨らませ、過ごされていることと思います。
これから素敵な3年間を送ってください。

高校受験を無事に終え、ほっとされている方も多いでしょうが、新たに大学受験に向けての勉強をスタートさせなければいけません。言うまでもありませんが、大学受験は全国規模になります。
ちょっとした出遅れが、大きな差につながります。開成ハイスクールでスタートアップ講座を受講された方は高校生のカリキュラムを学校より先行して消化しています。「スタートダッシュは成功!」ですね。
今後もこのペースを維持して頑張っていきましょう。

春休みを大いに満喫(笑)してしまったみなさんへ
今からでも遅くはありません。GW前の今なら、まだまだ挽回できます。
高校受験での頑張りを思い出し、大学受験に向けての勉強を始めましょう!
教員一同、全力でサポートします。

開成ハイスクール数学科 中嶋由博

新高校1年生へ

2017 年 4 月 10 日

 この春を迎えて一番大きな生活の変化を迎える学年は、新高校1年生でしょう。これまでは高校の入学試験に向けて日々勉学に取り組んでいましたが、受験後、勉強時間も減少し、一休みといった人が多くなるのではないでしょうか。
 受験で得られたものは、学習してきた各教科の内容もさることながら、一つのことに打ち込んできた姿勢や生活習慣も大きな財産となります。この姿勢や生活習慣を受験とともに捨て去るのは非常にもったいないことです。受験期のように、一日何時間もという勉強は難しいかもしれませんが、毎日テキストやノートを開き、机に向かうといった日々の姿勢は今後も継続し続ける必要があります。
 皆さんの新しい高校生活とともにスタートする開成ハイスクールでは、高校別の進度に対応しながら授業を行うので、日々の勉強の習慣を継続するには最適です。また一科目のみの受講も可能ですから、新しい生活に没頭するあまり、勉強の習慣自体がなくなってしまいそうな人は、苦手な科目だけでも受講を行い、一週間の勉強のルーティンを確保することも可能です。
 何事もスタートは肝要です。高校生活のスタートダッシュをきりたい人や、新しい生活に不安を抱える人も、ぜひ開成ハイスクールに足を運んでみてください。高校進度対応の学習と大学受験指導のプロが、皆さんの高校生活を存分にプロデュースします。皆さんの新しい高校生活が楽しく充実し、そして最高のスタートをきれるよう、高校も開成グループで一緒に頑張りましょう!

開成ハイスクール 国語科 重留英明

春=spring=バネ

2017 年 4 月 3 日

以前にこのブログで「Spring has come.」を「バネ持って来い。」と訳した生徒がいたことを書きましたが、確かに”spring”には「バネ」という意味もありますよね。これ以外にも「泉」という意味もあります。ちなみに、「温泉」は”hot spring”です。”spr”で始まる単語には、他に、”spray”,「スプレー」 ”spread”,「広げる」 ”sprout”「芽」などがあります。共通するイメージとして、何かが「噴出するような感じ」がありますよね。「バネ」は弾けます、「泉」は地面から水が湧き出します、「スプレー」はノズルからシューと液体が噴出します、「芽」は地面や茎から突き出てきます。そして「春」は芽が出て、花が咲き、葉も茂り始め、また新しい一年へと広がっていく季節ですよね。さらに、綴りを”sp”まで縮めるとさらに、”speak”, “spark”などもあり、これも口から言葉が「飛び出す」火花が「飛び散る」といった共通のイメージを持っています。単語を覚える時に綴り、音の共通したイメージをつかむと覚え易いかも知れませんね。
ところで、”spring”が英語で「春」の意味として使われるようになったのは16世紀からだそうです。それ以前は “lengthen” 「長くなる」と同じ語源の“lencten”が使われていたそうです。つまり「春」は「日が長くなっていく」季節という意味合いがあったわけです。ちなみに日本語の「ハル」の語源にはいくつか説がありますが、その一つに「芽が張る」つまり「芽が外へ向かって張り出してくる」季節からという説や、「晴る」つまり「冬が終わり、万物が晴れやかに開ける」季節というものがあります。前者は英語の”spring”とも共通していますよね。
いずれにしても「春」は晴れやかになり、新しい世界へと大きく飛び出していく季節。受験生にとってはここから、また一段と成長し1年後には晴れ晴れとした新しい「春」を迎える出発点。これから1年共に頑張りましょう。

ハイスクール 英語科 松本 泰雄

問題解決の方法

2017 年 3 月 27 日

もうすぐ学校でも新学年の授業が始まります。環境がガラッと変わる人もいるでしょう。楽しみですね。でも少し不安もあることでしょう。
みなさんは、これから先、何度も壁にぶつかりそれを乗り越える経験をすることでしょう。その壁を乗り越える、問題を解決する方法は身に付いていますか?
壁にぶつかったとき、途中であきらめ、「わからない」とつい言ってしまうこと、たくさんありませんか?
そこで今回、問題解決の方法を3段階に分けて考えてみました。
この考え方は勉強面だけでなく、スポーツなどにおいてもあてはまります。是非、自分の得意分野においても考えてみてください。
① 「知っている」「知らない」
覚えていない、暗記をやめてしまった等、これさえ覚えておけば…の状態です。
教科書にある基本事項や、スポーツのルール、音符の読み方、料理の味付け方法等、「知っていれ」ば、工夫は自分でできるものです。
まず覚える、暗記するというように、「知る」機会を増やし、次の段階へ進みましょう。
② 「わかる」「わからない」
この段階では考えることが必要になってきます。
考えないと簡単に「わからない」と言って済ませてしまいます。
例えば、問題の解説を読んでみて、「なぜ?」が浮かんでくる段階です。
調べる、聞く、を繰り返し、「なるほど!」「わかった!」まで進めてみましょう。教科書の考え方、自分の感覚・考え方、先生の考え方、それらをつなぎ合わせてみましょう。「わかる」ためのヒントは1つだけとは限りません。
そのヒントがどこにあるのか、探してみましょう。その分だけ「わかった!」ときの感動は大きくなります。
粘り強く調べる、考える、「わかる」機会を自分で作ってみましょう。
③ 「できる」「できない」
「わかった!」ことの感動は大きいものですが、テストの点数につながったり、大会の結果、演奏の出来、料理の味、それらにすぐ反映されるものではないものです。この時点では「わからない」段階を越え、あと一歩で結果が出せます。
多くの人はここからかなりの時間をかけるでしょう。
反復を繰り返し、「なぜ?」をくりかえし、「できる」まで自分との闘いです。
この段階まできて「わからない」と言ってしまうのはもったいないと思います。自分の手で、「できた!!」「やった!!」の感動につなげてみましょう。

様々な問題に直面した時、今の自分はどの段階なのか冷静に見極めてみてください。
簡単に「わからない」と言ってしまう前に、
「知る」ことで前に進みましょう。
「わかる」まで進めてみましょう。
「できる」まで必死に取り組んでみましょう。
これが問題解決の方法です。ぜひ実践してみて下さい。

開成ハイスクール 数学科

数学と科学・技術 その14

2017 年 3 月 20 日

そろそろ春ですね。大学合格を決められた方、おめでとうございます。心晴れやかに今後の歩みを進めていけますね。ところで、「心晴れやかに」と書きましたが、春の天気はあまり晴れの日が続かないことが多いです。このブログを書く前の1週間を見てみても、「曇―雨―晴―晴―曇―曇―曇」と、スカっと晴れることなく、肌寒かったりもしました。こんな天気はどうして起こるのか、受験生のみなさんは覚えているでしょうか?高校の理科でそんなの習ってない、と思う人もいるかもしれませんが、実際は、中学生のときに習ってましたよね。「偏西風によって、高気圧と低気圧が交互に通過する」というのはどこかで聞いたことがあると思います。風の動きというものは、気候に大きな影響を与えています。さて、本題です。この風の動きを理解するのに、実は、高校で習う「ベクトル」が使われているのは気づいているでしょうか。風の吹く向きというのは、
1. 気圧の高いほうから、低いほうへ
2. 進行方向に対して右向きに曲がるように
の二つを考慮して決まっています(2番目の力は「コリオリの力」といって、正確に表現しようとすると、ベクトルの外積が必要になり、単純に右向きに曲がるとはいえなくなりますが、それは大学での学習の範囲になります)。絵で表せば下の左の図のようになります。下の方が気圧が高いとして、赤い矢印が 1 番目の力(高校で地学を選択した人は、気圧傾度力と習いましたね)で、青い矢印が2番目の力(コリオリの力)です。この2つを足したのが、風に働く力で、緑色の矢印の方向を向くのですが、この足し算は丁度ベクトルの足し算そのものですね。

三色の矢印風向き・等圧線

このようにして、進行方向から右へ、ずれるように力が働くことで、例えば、高気圧からは、時計回りに風が吹き出す(上の右の図)というのも、中学で習いました。ところが、このベクトルの足し算の原理(風が吹く仕組み)というのは、偏西風が吹く仕組みすら理解できてしまいます。風は最初、南の温かい空気が、北の冷たい空気の方へ動くことでも発生しますが、2番目のコリオリの力を受け続けるため、だんだん東よりに進行方向を変えていき、最終的に西風に変わるのです(下図参照、高校で地学を選択すれば、もっと詳細にこのことを習います。)。これが、偏西風や、上空でのジェット気流の原因になり、日本の気候や、世界の気候に大きな影響を与えています。

西風を表す緑の矢印

どうでしょうか。高校でベクトルと言えば、矢印を使って図形の問題を解く道具として教わりますが、実際は、風の吹き方以外にも様々な応用例を持っています。大学合格を決められた皆さん、合格がゴールではありません。今まで皆さんが学んだことを活かし、より高い実力を身につけていってください。

開成ハイスクール数学科 村上豊

2017 年 3 月 13 日

ようやく日差しにも優しさが加わり、春めいた色合いまで感じられる時期となりました。
2017年3月9日(木)大阪府立高校一般入試に49396人(平均倍率1.17倍)が出願、府立高校の受検に挑みました。その中には見覚えのある生徒たちも混じっており、中学3年生としてではなく、確かに受験生の風貌と心地よい緊張感をもって正門へと突き進んで行きました。過去にも入試の朝では粉雪が舞った日など様々な状況と合わさり、特別な一日として誰もが記憶の奥底にととどめているものです。そして、志望校に向けての熱い気持ちやひたむきな姿勢が一人ひとりに呼び起こされるはずです。

●初心忘れるべからず
入試前日の夜も真剣な面持ちの受験生が教室に詰めかけ、遅くまで質問を投げかけてきました。これもまた、毎年繰り返されてきた光景ですが、最後まであきらめずに入試に取り組む姿勢は何物にも代えがたい財産となっています。目標に向けて熱く打ち込んでいたあの日を振り返ると自然と各自に勇気がわくはずです。

●実りある高校生活のために 
さて、高校生の諸君、現在の生活はいかがでしょうか?クラブ活動や課題・宿題に振りまわされていませんか。このような現状を打破するための秘訣は君たちの先輩たちが具体的に示してくれています。それは、「計画性と自主管理」を持つことにあります。
計画ならば既に立てているというかもしれませんが、果たしてそれは実現可能なものでしょうか。自分の力を正確に知っている人は計画通りに上手くこなしているはずです。逆に知らない人は無理な計画を立案し、計画倒れに終わっているのではありませんか。己を知るためにも計画立案能力を高めて下さい。それ自体は簡単なことで、例えば、数学の問題集を2ページこなすのに1時間かかる、この範囲であれば2時間は要するなど、今の自分の力をしっかりと計画に反映させることです。また、そこでのしくじりを次の計画に取り込むことで実効性のあるものへと変貌します。
人間は習慣の動物です。生活のリズムを学校や塾で整えることで計画の実行に役立ちます。
さらに、これらは人から与えられるのではなく、主体的に取り組むことで自己管理へとつながるはずです。
昨日の自分を振り返り、今の自分を知ることで、明日の自分を描き、磨いて下さい。

開成ハイスクール数学科 矢倉重人

新学年としての授業が始まりました!

2017 年 3 月 6 日

みなさん、こんにちは。
寒い日がまだ続いていますが、開成ハイスクールでは、新学年としての授業がスタートしました。

新高2生の皆さんは、大学入試に向けての基礎固めの期間ですので、とても重要な1年となります。特に英語は、1年間で習得した文法知識を今度は問題を解ける力にしていかなければなりませんし、構文理解・単語力もつけ、長文読解ができる基礎力をつけなければなりません。こういったことを踏まえ、開成の英語は綿密なカリキュラムをくんでいますので、クラブ活動などでしんどいことも多々ありますが、くじけずしっかりついてきてください!

新高3生の皆さんは、いよいよ入試本番の年を迎えましたので、徹底した入試対策を行わねばなりません。9月頃からは、本格的な入試演習が必要不可欠ですが、この入試演習を十分に行うため、8月までに基礎内容を完成させる必要があります。ですから1学期の期間、しっかりと基礎固めをしてください。
また、夏期講習直前の7月に夏期合宿を実施し、難関大学合格に向けて徹底したサポートを行いますので、しっかり頑張ってほしいと思います。よい結果となるよう、教師一同、願っています。

そして最後に、この春から高校生となる中3生(新高1生)のみなさん!
高校入試が目前となり日々頑張っていることと思います。開成ハイスクールも全員で君たちの合格を祈っています!また既に合格を勝ち取ってゆっくり喜びをかみしめている中3生もいるのかもしれませんね。高校生活は、特に学習面において中学校の時とは劇的に異なります。英語にしろ数学にしろ学習量が膨大で、なおかつ内容もかなり難しいため、入学後のテストで思ったような成績がとれない人が続出します。そこで、開成ハイスクールでは、新高1生対象の「新高1スタートアップ講座」を行い、初めてのテスト範囲を本格的に演習します。また、各高校の大学進学実績や高校での授業の進め方など、高校生になるにあたって、有益な情報をお伝えしますので、「新高1スタートアップ講座」で新生活に向けて万全な準備をしましょう!

開成ハイスクール英語科 福原 俊幸

まもなく国公立2次試験!

2017 年 2 月 20 日

みなさんこんにちは。

国公立2次の追い込みもいよいよ終盤戦。指導をしていて思うことがあります。それは、いち早く受験勉強に取り組み出した生徒ほど得点が安定している、ということです。とりわけ英語や地歴・公民などは、ある程度までは知識がものをいう科目ですので、学習を開始する時期の早さが結果にダイレクトに影響している、という印象を受けます。
現高3生は、これから私大後期・国公立前期・中期・後期と大忙しの日々が待っていますが、とにかく体を壊さぬよう、やり遂げて欲しいものです。

新高2・3生の諸君は、先輩たちの背中を見て、今から受験に対する意識を高めていってもらいたいと思います。First come, first served.テストが終わって遊んでいるひまはありません!
新高2生は、これから始まる一年が受験に向けてのターニングポイントとなります。学校の定期テスト対策から、大学受験対策へもウェイトをかけていかなければなりません。
新高3生は、5月に受験する初の全統マーク模試(高卒生も受験)にむけて早期始動が必要です。センターまで残り11カ月。それぞれの目標をもって新学年のスタートを迎えましょう。

高3生諸君へ ~全ては佳き日のために~

2017 年 2 月 13 日

 国公立大学二次前期試験まであと10日余りとなった。受験生は記述力の養成に向けて日々最大限の努力をしていることであろう。毎年この時期「二次対策授業」を担当しているが、現役生のセンター後の力の伸びは瞠目すべきものがある。国語科の立場で申し上げれば、現代文・古文・漢文・小論文と入試科目は様々であるが、共通して言えるのは、答案作成の量に比例して、確実に記述力は向上するということである。過去問10年分位やるだけでも、非常に大きな成果を上げることが出来る。「入念に答案を書き上げる」練習を、入試直前までしっかりと続けてもらいたい。

 一方私大受験生は、一部の入試を除いてほぼ収束し、既に第1志望に合格した受験生もいるであろうし、また合格発表待ちの受験生も多いであろう。特に関関同立入試の発表を数日後に控え、関関同立受験生は、緊張の日々を過ごしているであろう。ここでは、万一第1志望大学に合格出来なかった場合について述べてみたい。

 毎年、私大一般前期入試で自分の行きたい大学に合格出来なかった例が存在する。その時「3月入試(後期入試)がまだある」という事実を決して忘れないで欲しい。確かに合格者定員も決して多くないので、非常に厳しい入試であることは間違いない。しかし、ここで再度目標を設定し、努力を続けられるかどうかが最も重要なのである。3月入試は、見方を変えれば、前期入試で合格出来なかった受験生同士の戦いに他ならない。当然のことながら前期入試で合格した生徒は3月入試を受験しない。こうした状況の中で、毎年3月入試で見事に合格を果たす受験生も存在するという厳然たる事実があるのである。

 後期入試は国公立大・私大を問わず己との戦いである。特に私大受験生は、周りが次々と合格を決める中で、閑散とした自習室でひたすら勉強を続けなくてはならない。友人たちの、卒業旅行や遊びの計画の話が飛び交う中で、「どうして自分だけが」というやるせない気分と戦いながら勉強を続けることは、非常に辛いことである。しかしそうした中でも気持ちを維持して目標に向かって邁進する受験生に合格がもたらされるのである。

 また国公立大学生も、2月25日(京都大学は2月26日も)の二次前期入試が終わると、どうしてもいったん気持ちがそこで切れてしまいがちである。しかし合格かどうかは、合格発表があるまでは最終的には分からない。発表後に勉強しても3月8日の中期入試、3月12日の後期入試までにはほとんど日がない。文系学部では小論文入試を課す大学も多いが、発表後に慌てて準備を始めても、経験上ほとんど間に合わない。
 
 かつて私の教え子が、前期入試の翌日である2月26日から後期小論文の過去問演習を毎日やり続け、E判定からの大逆転で神戸大学に合格した。毎日黙々と論文作成に取り組むその生徒の真摯な姿勢は本当に美しいと感じたし、実際高3の書く論文とは思えない程のきわめて質の高い答案を次々と作成していったのである。

 自分の運命を切り開くのは、最後は自分自身である。全ての受験生が、これまでの受験という厳しい試練を糧として、素晴らしき大学生活、素晴らしき人生を送られることを、切に願っている。

開成ハイスクール国語科 森脇 庸介

今までやってきた自分を信じて

2017 年 2 月 6 日

 こんにちは。2月に入り、毎日が大学入試という高3生も多いかと思います。体調管理は大丈夫でしょうか。1月に入り毎日自習室に通っていた生徒がいないことで、あっ今日は入試なんだなと気づかされることがあります。センター試験が終わり、色々悩んだ末に決めた受験校です。1つとして無駄にはできません。今日も西田辺教室には早くから高3生が自習に来ています。手にはそれぞれの赤本を持って、黙々と仕上げにかかっています。言葉にこそ出しませんが、みな秘めたる闘志を燃やしていることは容易に推察できます。
 先月まではよく見かけた愚痴や不安を口にする生徒も見かけなくなり、いよいよ臨戦態勢に入ってきました。しかし本当はプレッシャーに押しつぶされそうになっていたり、学校も卒業式以外に登校の義務もなくなり周りが見えなくなることにより不安を感じていたりする生徒もいることでしょう。でもそれはきっとみんな同じ状況だと思います。あなただけが不安でたまらなくなっているわけではないはずです。
 それでも気持ちが落ち着かないというのであれば、今まで勉強してきたノートなりルーズリーフなりを見返してみて下さい。みなさんは、これまでにそれだけのことをやってきているのです。それは短い期間でやり遂げられるものではなく、これまでの積み上げてきた勉強の結果だと思います。今まで、それだけのことをやってきてこれたのだから、焦る必要はありません。後は、当日、迷わず受験会場に到着し、無事に試験を受ければ自ずと結果はついてくるものだと思います。
 ある高1生がこんなことを言っていました。今の自習室に入るのは怖いと。その理由は当然高3生のみなさんが必死になって取り組んでいる姿が並大抵ではないからです。自信を持って毎日を過ごしてください。いい結果の報告をお待ちしております。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎