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開成教育グループ


体育祭の思い出

6月に入りました。この時期は、特に学校でイベントが開催されることが多いようです。体育祭や文化祭、部活動の大会、もちろん定期テストもあり、大変忙しいことでしょう。その中で今日は、体育祭について私の思い出を交えながら話そうと思います。
高校1年生のある日、体育祭のメインイベントであるクラス対抗リレー(4人出場)に誰を出場させるかを議論していました。話は進み、50m走のタイム順で選ぶことになりました。たまたま足が速い人が少なく、あまり運動が得意でなかった私が出場することになりました(同タイムの陸上部の人がいたのになぜか私が選ばれました)。当時、私は運動部に所属しておらず、ましてリレーは1人200m走らなければならないので、50mのときとは勝手が違い、体育祭当日までかなり不安でした。
迎えた当日、まずは予選。運が良かったのか、対戦相手に問題が生じたのかは分かりませんが、残りの3人の活躍もあり、1位で通過。まさかの展開にクラス中が大興奮。そんな中、続いて決勝。予選を勝ち抜いただけあって対戦相手も強豪ぞろいです。そしてレースが始まり、3走目の私は順番を待ちながら戦況を見つめていました。1、2走目が快調に飛ばし、1位で私にバトンをつなぎました。バトンを受け取り、無我夢中で走りましたが、あっという間に私は2人に抜かされてしまい、最終走者のがんばりで、辛うじて2位という結果に終わりました。
必死で謝る私に対して、残りのメンバーは「よくがんばった」「部活もしていないのにこれだけ走れるのはすごい」と、ねぎらいの言葉をかけてくれました。まだ高校生活が始まって2か月しか経っていませんしたが、絆が深まり、仲間がいる心強さを感じた瞬間でした。
話は長くなりましたが、自分が落ち込んでくじけそうになったとき、仲間の存在が大切になります。もちろん壁は自分で破っていかなければなりません。しかし、1人では破れない壁も仲間と一緒なら壊せるかもしれません。また、その仲間は時としてライバルにもなります。互いに切磋琢磨しながら成長することもできます。
勉強も然り。周りの友達を、勉強面でも助け合い、競い合える仲間として意識し、大切にしてもらいたいと思います。

開成ハイスクール数学科 鈴木悠太

 

 


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