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開成教育グループ


なぜ勉強する?

こんにちは。今回は、特に高1・高2生の皆さんに向けて、お話をしようと思います。
勉強面における皆さんの目先の「目標」は、「定期テストで高得点を取る」ということではないでしょうか。より具体的に、「学年順位で10位以内に入る」とか「平均点を20点上回る」であったりするかもしれません。では、その目標を達成する理由、つまり、その先にある「目標」は何でしょう。多くの人が、「○○大学に現役で合格するため」という理由を挙げるのではないかと思います。では、さらに進んで、その大学を目指す理由は何ですか。こうなると、話は将来の職業にまで及ぶかもしれません。
現時点で、将来の職業を具体的に考えている人は、あまり多くはないと思います。でも、自分の将来像や生き方についてのイメージは、たとえ漠然としたものであっても、ある程度は抱いているのではないでしょうか。「こんなふうに生きて行きたい」「こんな人物になりたい」といったものです。職業は、その人の人生を大きく左右するものであり、その背景にある「生き方」は、まさに人生(生きるということ)そのものです。それはすでに「目標」ではなく、生きる「目的」です。
皆さんは今、多くの課題を目の前にして、毎日勉強に励んでいることでしょう。部活動で疲れていても、好きなことをしてゆっくり過ごしたいと思う時も、目の前の課題に取り組まなければなりません。それは「何のため」ですか。なぜ今、例えばその数学の問題を解かなければならないのですか。もちろん、定期テストに向けての「目標」を達成するためですね。しかし、勉強の動機づけがそこで完結してしまえば、いずれは勉強のしんどさに負けてしまうかもしれません。定期テストの点数目標の背後にある、志望大学という目標、その先にある職業選択、そしてさらに大きな「生き方」という「目的」を常に見据えてこそ、日々の勉強を支え、持続させる最も強い動機づけ=原動力が与えられるように思えるのです。
「目的」に達するには、様々なレベルの「目標」を段階的にクリアしていかねばなりません。なぜ今、この時間に、この科目の課題に取り組む必要があるのか。「何のため」なのか。それは、皆さんが思い描く理想の将来像、つまり「生き方」という「目的」に辿り着くためです。皆さんが将来、「なりたい自分」になるために、それに1日分だけ近づくために、今、目の前にしている勉強の課題に取り組む必要があるのです。
日々の勉強を、常に自分の将来像と直結させて考えることのできる人は、充足感の得られる毎日を過ごすことができるでしょう。

 

 


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