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開成教育グループ


サ・ク・ラ・サ・ク

この時期になると,桜が何かと話題に上がる。「桜前線」と呼ばれる開花予想が気象庁で出されるほど、日本では桜が愛されているのだ。「ぱっと咲いてぱっと散ってゆく」その儚さ、潔さが日本人の心に深い感銘を与えるという。
 
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昨日、ワシントンDCで開催されている桜祭りの映像を目にした。中でもホワイトハウスを背景に桜が咲き誇る光景は見事と言うしかなかった。聞けば1912年に日本から送られた桜だそうだ。アメリカ人の目には桜の花はどう映っているのだろうか?
 
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アメリカと桜と言えば,合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンにこんな逸話がある。少年時代、父親が大事にしていた桜の木を斧で切ってしまったが、正直に自分がやったことを告白。その正直さに父親は「お前の正直な答えは千本の桜の木より値打ちがある」と褒めたという。

実は、伝記作家パーソン・ウィームズがワシントンの死後に子供向けに書いたThe Life of Washington (1800)の中で書いた作り話だそうだ。

 この話題については京大入試問題でも出題されたことがある。歴史の浅いアメリカの象徴的存在となるよう、ジョージ・ワシントンに正直さというイメージを重ね、英雄化したという。彼が残した名言 ”Honesty is always the best policy.”(正直が常に最上の策である)がそのイメージに重なっていく。

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 桜に対する思い、それは人それぞれであろう。私にとって、桜の花が「咲く」のは1年間の努力の結晶が現れたもの。だが、「散る」のは、その結晶が泡と消え失せるのではない。花が散った後、桜は「葉桜」として、葉を茂らせ、枝を大きく伸ばしていく。来年に向けて大きく成長していくのだ。「散る」という姿は、これまでの自分を捨て、新たな自分に挑戦していく次なるステップの「始まり」、と捉えたい。

 皆さんも、新学年を向かえ、それぞれが新たな自分探しを始めているところだろう。
 初夏に向けて瑞々しい緑色の葉桜となれるよう、そして来春にはそれぞれの成果を開花することができるよう、この時期を大切に過ごして頂きたいと願う。

 開成ハイスクール英語科 


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