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開成教育グループ


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もうすぐ夏休み!!

2013 年 7 月 16 日 火曜日

 みなさん、暑い中いかがお過ごしでしょうか。今年もすでに35度を超える猛暑が各地で記録されています。熱中症にならないようにこまめな水分補給をしましょう。暑いところを避けたいなら、開成ハイスクールの自習室がお勧めです!快適な中で勉強もはかどることでしょう。学校から夏休みの宿題が大量に出されることでしょうから、宿題も終わって一石二鳥です。ぜひ、活用してください!!

 さて、夏休みが始まります。この夏休みをうまく使うことで、成績を飛躍的に伸ばすことができます。家の中でのんびりしている時間があったら、少しでも机に向かって勉強しましょう。では、学年別に見ていきましょう。

 一年生は、高校に入って初めての夏休みです。一学期で習った箇所をきちんと復習しましょう。特にテストで間違えたところは要チェックです!さらに、二学期に進む単元を予習できればなおよいです。開成ハイスクールの授業と並行しながら進めていくとよいでしょう!

 二年生は、ちょうど高校生活の折り返しとなります。まずは、一年生の復習をやりましょう。入試で出題される問題は意外と一年生の時の内容がたくさん出てきます。その上で、一通り済んでしまったら、入試問題を解いてみるのもいいかもしれません。もちろん、今の時点では、あまり解くことができないと思いますが、自分の弱点や入試の傾向を知るにはいいと思います。

 三年生は、受験まで残り半年と迫っております。入試問題を解くための必要な知識(公式や解法など)をたくさん蓄えて夏休み以後の入試演習に備えておく必要があります。ここを中途半端にしてしまうと、過去問が解けない上に、「焦り」の原因にもなってしまいます。

 夏休みはおよそ一か月あります。この間に力をつけたい人、もう一度やり直したい人などいろいろな人がいると思いますが、とりあえず机に向かって、ペンを持たないと何も始まりません。勉強する際はぜひ、開成ハイスクールの授業や自習室をご利用ください!
 
 
開成ハイスクール数学科  鈴木 悠太

大学の数学と自分

2013 年 7 月 8 日 月曜日

 私の通った大学では、4回生からゼミが始まりました。1~3回生での学習は高校までと同じく、授業を通して「教えてもらう」ものでした。しかし4回生から始まるゼミでは、自ら新しい単元を予習し、先生・ゼミ生へと講義形式で発表する、つまり「教える」ことで知識を得ていく学習に変わりました。当然、教えることができるようになるためには、中途半端に分かっている程度ではうまくいかない。ましてやこれまでに学んだことのない新しいテーマを、自分自身の力で十分に理解していかなければならない。1回目のゼミは大失敗に終わりました。「なぜその等式が成り立つの?」というような先生からの鋭いツッコミに返す言葉も見つからず、ただ「分かりません」と答えるしかありませんでした。「理解しきれていない・・・」と肩を落としたのを覚えています。時間をかけ、一生懸命に教科書を読んだつもりでいたが、十分でないことをたった1回のゼミで思い知らされました。

 この状況を改善するために何ができるかをすぐさま考え始めました。やはり一番に思いついたのが時間を増やすことでした。通学の電車の中で、大学の講義終わりの教室で、帰宅してからのベッドの上で・・・。とにかく教科書を開ける回数を増やし、数式や日本語に目を向ける時間を徹底して作りました。そして、一つ一つの(数式も含めた)言葉を理解することを心がけました。そういうものだと信じるのではなく、なぜそうなるかを徹底的に解読する。そうしなければ、本当の理解が得られるはずもない。そのような単純なことでさえ、最初のゼミを経験するまで、考えることができませんでした。
 いきなり2回目のゼミから良いものになるはずはありませんでしたが、回を重ねるごとに先生からのツッコミも少なくなっていることを感じました。完全にツッコミがなくなることはありませんでしたが、それに返答したり、さらなる疑問をぶつけることができるようになっていました。何よりも嬉しかったのは、自分が真剣に向き合うことで、理解できた(かもしれない)ということを実感できたことです。堂々と定理の証明ができることがその証でした。
 苦痛でしかなかったゼミは、いつしか多大な満足感を得られるゼミへと変化していました。

 今、私は大学4回生の頃と同じく、数学と向き合い授業をしています。いつまでも初心を忘れず、これからもずっと努力していきたいと強く思います。
 
開成ハイスクール数学科 光畑雄策

「人生相談」を読む

2013 年 7 月 1 日 月曜日

 誰もが多忙である.高校生の皆さんは中間テストが終わったかと思えば,期末テスト,これが終われば夏休みではありますが,山のような課題が待っているかも知れません.私も期末テストが終われば,夏期講習の準備となる予定でありまして,まさしく多忙であります.
 多忙な折に,真剣にはならずして読むのが,「人生相談」本であります.決して,感情移入せず,他人事と思いつつ読むのがベストであります.
 まずは西原理恵子『生きる悪知恵』(文春新書).彼女の経歴や他の書いているものを見る限り,彼女は,漫画家としてデビューする前も,デビューしてからも,想像を絶するほどの人生の修羅場を歩んできているから,親子関係などに対しては割り切った回答も多いし,甘えているような質問に対しては厳しい回答も多い.例えば,「空気が読めないとよく言われる」という悩みに対しては,「空気が読めないことが許されるような,できる人間になれ」と手厳しい.ただ,私と同年代ということもあるので,私にとっては納得できる回答も多く,私としては多少のストレスの発散にもなる回答です.人生経験については,まったくレベルが違うので,偉そうなことがいえる立場ではないのですが.
 続いて,土屋賢二『われ悩む,ゆえにわれあり』(PHP新書).哲学者でありながら,ふざけた文章で有名な土屋先生の本である.私は大学時代に,まだこのようなふざけた文章を書くことは周知されていなかったころの土屋先生の授業を受講するチャンスがあったのだが,残念ながら,夏休み中の集中講義であったこと,前の年度でその該当科目の単位をすでにとっていたこと,「哲学と知 ― ギリシャを中心として」といういかにも眠りに引き込まれそうな(今や,ご本人が「私の講義を聞くと,あくびの仕方は身につく」などと書かれていますが)講義題目であったことが原因で,受講することはなかった.私は,大学時代にやっておけばよかったなと思うことが三つあるが,これはそのうちの一つである.この本は,土屋先生の色が濃い回答であり,比較的真面目に書かれていて,いつもの自虐ネタの炸裂度もやや抑え目である.しかし土屋先生はいつも「妻」をネタにしているが,ここまでネタにしていて家庭ではもめないのか?羨ましい限りである.
 支離滅裂になりつつあるので,次へ行く.やはり人生相談の決定版であり,気分が煮詰まったときは,中島らも『明るい悩み相談室』(朝日文庫,全7冊)にトドメをさす.前世紀のものでありながら,一部の時事ネタを除くと,今でも通用する(はず).質問も中島らもが作ったのではないかと噂が立ったほどの馬鹿馬鹿しさであり,悩むのも馬鹿馬鹿しくなると言う代物である.しかしこんなふざけたモノが朝日新聞に連載されたということも今をもって驚きであります(「ふざけてる」という投書が相当来たらしいが,ふざけているのだからしょうがない).相談も「毎朝,上の階に住んでいるオバサンが「しこ」を踏むので何とかしたい」「スイカはどこまで食べるのが常識的か」「ヘビのしっぽはどこから始まるのか」などといったものであり,それに対する回答もそのノリで書かれている.「ジャガイモに味噌をつけて食べると死ぬと言われたが本当か」の相談に対しては,「ジャガイモに味噌をつけて食べた人は必ず死にます」(嘘はついていない.「人は必ず死ぬ」は真の命題なので,「人」の部分集合である「ジャガイモに味噌をつけて食べた人」についてももちろん成り立つ)などと回答して物議を醸し,ほんとうに「ミソをつけて」しまった.このときは,数十年間,ジャガイモに味噌をつけて食べるのを好物にしている人から「私は死ぬのでしょうか」と切実な手紙も来たらしい.まあ,私にとっては煮詰まったときの息抜きではあります.
 最後に,これは人生相談本ではないけど,新井紀子『こんどこそ!わかる数学』(岩波ライブラリー)に一つの相談があります.「私は数学が大嫌いです.こんな私が数学の授業を受けるのは無駄ではないでしょうか.この時間にもっと有意義なことをしたほうがいいと思うのです…」共感する人が多いのでは?この質問,この本の著者の新井氏が中学時代に日記に書きつけた疑問なのだそうです.新井氏は中学,高校と,数学が嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで,大学は文系の法学部を選び,合格通知が来たその日に,家の庭で数学の参考書の類を全て燃やしたという経歴のある人ですが,それが,今や数学者となり,こういう本を書いた人です(そこにいたる過程については,一昨年あたりの雑誌「大学への数学」にインタビューが連載されていますので,それを参照して下さい).というわけで,月並みなようですが,ここに真実あり!今やっていることが,将来どういう意味をもつかはわかりません.何事も,とにかく切り捨てずに頑張って取り組んでいくことこそが,まさに「人生」そのものなのです.
 
開成ハイスクール 片岡尚樹

英語の偏差値の伸びに時間がかかる理由と夏の学習プラン

2013 年 6 月 24 日 月曜日

 みなさんこんにちは。高校生の英語を指導していると、「毎日単語と文法を勉強しているのに、テストの点数が上がらない」といった相談をよく受けます。確かに、英語を含む語学の点数の伸び方は、他の暗記科目とは異なっているようです。以下の図を見てください。

 社会などの暗記科目は、基本的に学習時間に正比例して成績向上が期待できます(したがって直前期に手短に点数をあげたいなら社会がオススメです)が、英語はグラフの推移のように、「伸びない時期が続く→グンと成績が上がる」という流れが繰り返されるサイクルとなります。英語が苦手な生徒の多くは、この大きな伸びの直前で、「どーせやってもできない!」といって諦めてしまいます。もう少し努力を継続すれば、必ず伸びるにもかかわらず…。

 さて、英語の伸びのサイクルが分かったところで、入試までに必要な学習量を見てみましょう。高3からこれをすべてやりきるには相当な負担が強いられます。高1・高2生のみなさんは、3年時の負担を少しでも減らせるように、今すぐに取り組みましょう。

1.英単語4000以上暗記
   ➫毎日しなければ目標数は達成できない。3年生ですべてやるのはかなりきつい。
   ➫英語から日本語、日本語から英語、語法やイディオムもしっかりやる必要あり。
2.英熟語1000以上暗記
   ➫長期休み等を使って計画的にやらなければ目標数は達成できない。
   3年生ですべてやるのはかなりきつい。
   ➫英語から日本語、日本語から英語、同意表現もしっかり
3.文法600項目以上理解
   ➫暗記 高1で使う文法書(Dual Scopeなど)
   +入試問題集(Next StageやUPGRADEなど)
   ➫1年生から本気で取り組まなくては達成できない。
   ➫文型・時制助動詞・態・不定詞・動名詞・分詞・分詞構文・比較・関係詞・
   仮定法・話法・否定・名詞・冠詞・代名詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞・
   強調・倒置・省略・同格・挿入など多数。
   ➫入試演習をすることを考えると、1年生から真剣に取り組まないと間に合わない
4.語法暗記
   ➫動詞・形容詞・副詞・名詞・代名詞などは詳しい語法を暗記しておかなければ
   入試で点数はとれない。公立高校では計画的に、かつ十分な語数を指導する
   余裕はない。
5.発音・アクセントの暗記
   ➫かなり膨大。相当反復しなければいけない。苦手な人はなかなか点数があがら
   ない
6.英語構文 理解➫暗記
   ➫長文読解・英文解釈・英作文に必須。入試問題での演習に相当時間がかかる

 
そして…1~6ができていないと以下の7以降ができないことを覚えておきましょう!
 
 
7.センター試験 リスニング第1問の徹底演習
   ➫計算問題・ヴィジュアル問題の演習をする。簡単なだけあり、得点源なので、
   できないと差が広がる。
8.センター試験 リスニング第2問の徹底演習
   ➫場面想定・イディオムや文法の復習も必須。ここで差がつく。
9.センター試験 リスニング第3問の徹底演習
   ➫会話問題の演習。語彙力が必要
10.センター試験 リスニング第4問の徹底演習
   ➫英検準1級レベルのリスニング力が要求される。
11.整序問題の徹底演習
   ➫日本語付き・日本語なし・語数補助等かなりの慣れと経験値を要する
12.センター試験 ヴィジュアル問題徹底演習
   ➫グラフの問題。論説文に慣れ、グラフの読み取りや内容一致が要求される。
   ➫語彙力・文法力が必須。
13.センター試験 意味類推徹底演習
   ➫センター試験はここから点数配点が上がるので失敗が許されないところ。
   ➫経験値と語彙力が必須
14.センター試験 長文(広告文)徹底演習
   ➫センター試験で失敗するとここに時間がかかってしまう。
   演習を積めば3~5分で解ける。
   ➫かなり高い語彙力と素早く広告を読む速読力が要求される
15.センター試験 長文(会話文)徹底演習
   ➫近年のセンター試験では縮小傾向にあるが、変化するかもしれないので要注意。
   ➫口語表現や会話独特のフレーズをたくさん身につけておかなければ解けない。
16.センター試験 長文(論説文)徹底演習
   ➫最後の長文で失敗して痛い目にあう受験生は毎年続出している。
   ➫語彙力・文法力をフル活用し、経験をつまなければ点数は上がらない。
17.私立大+国公立大2次長文精読徹底演習
   ➫和訳・指示語説明・内容一致など高度な演習が必要。
   ➫自分の解答力をあげていくために個別添削が必要。
18.私立大+国公立大2次英文解釈徹底演習
   ➫文法・SVOCから始まる数々の構文を完璧に理解しそれを駆使しなければ
   いけない。
   ➫自分の解答力をあげていくために個別添削が必要。
19.私立大+国公立大2次英作文徹底演習
   ➫日本語を深く理解するところから始まる。生半可な語威力では太刀打ちできない。
   ➫経験値・語彙力・文法力がすべて。
   ➫自分の解答力をあげていくために個別添削が必要。
20.私立大+国公立大2次自由英作徹底演習
   ➫生半可な知識では太刀打ちできない。経験値・語彙力・文法力がすべて。
   ➫自分の解答力をあげていくために個別添削が必要。
21.国公立2次要約徹底演習
   ➫関東の国公立大で課されることが多い。語彙力・文法力をフル活用しなければ
   無理。
   ➫自分の解答力をあげていくために個別添削が必要。

 これらすべてをやっていくためには、相当な時間と労力が必要です。大学受験にむけた勉強量を考えると、「まだ先のこと…」と思えるでしょうか?
 さぁ!みなさんの将来をかけた取り組みは、実はもう始まっています。その戦いを有利にすすめるために、私たち開成ハイスクールのスタッフがいます。
 夏期講習で各高校・入試で重要な領域を扱います。ただ、授業を受けるだけでなく、それに「+1」を積み重ねていけば、ライバルに大きくリードできます!各教室担当の先生に相談して夏の勉強プランを立ててはみませんか?

体育祭を観覧して

2013 年 6 月 17 日 月曜日

 多くの高校の体育祭が毎年この時期に実施され、今年もある高校へ観覧に行ってきました。昨年は、梅雨の影響を受けて、プログラムが短縮されてしまい、イマイチ盛り上がりに欠ける場面もあったのですが、今年は梅雨入り宣言後、ご存知のように全くと言っていいほど雨が降らないので、熱中症警戒情報が出される中、全てのプログラムが行われました。
 この春、めでたく大学生になった卒業生たちも多数、母校に集まり、現況の報告を受けたりしつつ、現役高校生の素晴らしい演技に目を奪われておりました。現在、代ゼミサテライン予備校に通っている高3生とも久しぶりに話ができ楽しかったです。さすがにこの日だけは、勉強の話はせずに、体育祭の話題ですごく盛り上がりました。
 高3生にとっては最後の体育祭ということで、すごく頑張っていました。中には頑張りすぎて午前中に倒れてしまった生徒も、午後にはしっかりとプログラムをこなしていたのを見てホッとしました。現在、弁天町教室に通う高1・2生も教室では見られない活動的な一面を見ることができて、すごく新鮮でした。普段は無口な男子のダンス姿は今思い出してもほほえましいです。
 数あるプログラムの中で、やはり盛り上がるのは部活動対抗リレーでした。それぞれのクラブのユニフォームに身を包み、それぞれのクラブで手放せないアイテムをバトンの代わりにして、全力疾走。陸上部はスペシャリストとして負けられない意地があるし、その他の運動部は、何とかしてその陸上部を負かしてやろうと本気の熱さが伝わってきました。体操部は順位争いとは関係なく、宙返りを披露してくれたりと、観客の視線を魅了していましたし、一部の文化部は競争中にいなくなるという大爆笑のハプニングもありました。
 私は高校生の時にはクラブ活動には参加せず、学校の行事にも消極的な方だったので、生徒たちの本気さに、若干後悔した気分を味わいました。みんなが行事で熱くなれる学校というのは素晴らしいものだなと感心しました。
 いいものを見させてもらい、ありがとうございました。
 
 
開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

暗記方法をもう一度振り返ってみること

2013 年 6 月 10 日 月曜日

とうとう梅雨に入ってしまいました。
この時期が嫌いで、どう快適に過ごそうか、毎年悩みます。

高3生と面談していて毎年痛感するのは、暗記の作業が中々進まないことです。
「覚えてもすぐ忘れる」これは多くの生徒が言う悩みの一つです。

ある生徒は、「忘れてしまうこと」を極度に恐れていました。

忘れるのは当然です。人間ですから。
忘れるのを想定して、暗記のルーティーンを組みましょう。
とにかく毎日実行することが肝心です。
特別な意識を捨て、1つの「習慣」にしてしまうのです。

ある生徒は、「いつ暗記するのが効果的か?」と悩んでいました。

「寝る前に暗記→起きてから復習」を繰り返すと、早期に長期記憶になるようです。
短い時間(5分程度)から始めましょう。
これは、多くの生徒が試して実感しています。

またある生徒は、「どうしても覚えられない単語」はどうしたらいいか?と聞いてきました。

どうしても覚えられない単語・フレーズは放置しないで下さい。
ノートにまとめて書いておき、最低でも2日に1回はそれを見て唱えます。
必ず声に出して確認しましょう。
特に英単語は、発音して覚えることが不可欠です。
読めない・発音できない単語は確実に忘れてしまいます。
古典の単語は、成り立ち・漢字などを暗記のヒントにして覚えましょう。

事前に約束した課題の単語テストをしてみたら、全然書けなかった生徒がいました(汗)。

自分がしっかり「暗記できているか」をチェックすることは大切なことです。
週に2回はランダムチェックして自分の暗記ができているか確かめましょう。
私たちの各教室には、単語テストを自由に範囲指定して作ることができるツールがあります。
詳しくはスタッフに声をかけてみて下さい。
 
 
開成ハイスクール英語科 大道英毅

勝負の夏

2013 年 6 月 3 日 月曜日

こんにちは、開成ハイスクール英語科の津留天然です。
受験生にとっては、もうすぐ勝負の夏がやってきます。しかし、夏は学園祭に夏祭りなど、非常に誘惑の多い時期ですね。しかも、高3生には「高校生活で最後の夏だから」という誘惑めいた言葉が襲いかかってきます。そのような状況で勉強に向かうには、やはり強い意志が必要です。
そのためにも、夏休みには大学のオープンキャンパスに足を運んでみましょう。志望大学を直接目にし、肌でその空気を感じれば、その大学に合格したい、という気持ちも強くなるはずです。さらにおすすめなのは、志望大学以外のオープンキャンパスにも足を運ぶことです。また違った発見があるでしょうし、そうすることで、志望大学のよさを再確認することもできます。
最後に、誘惑多き夏に打ち勝つための言葉を紹介したいと思います。

Two roads diverged in a wood, and I took the one less traveled by,
and that has made all the difference.
森の中で道が二つに分かれていた。そして私は人があまり通っていない道を選んだ。
それがすべてを変える。

流されてしまうのか、自分の意志を貫くのか、勝負の夏が始まります。頑張れ!受験生。

ヒーローについて

2013 年 5 月 27 日 月曜日

 「人は、自らの行動や態度を決定する際に、その指針となる係留点を必要とする。この係留点が、とくに評価の基準点となる場合、人はその基準点として採用する個人や集団と、自己とを比較することによって、満足を覚えたり不満を抱いたりする。」
 アメリカの社会学者マートン(Robert King Merton)の、有名な「準拠集団論」の概要である。このとき、人が自分自身を関連づけることによって、自己の態度や判断の形成に影響を受ける集団を「準拠集団」といい、また、自分自身を同一化させ、そのもつ価値や態度を内面化することによって自己の態度に影響を受けるような個人を「準拠的個人」という。
 私にとっての「準拠的個人」、それは、伝説のロックバンド・クィーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーである。彼はもう、この世にはいない。しかし、依然この私の「準拠的個人」として、私の中に君臨しつづけている。
 彼から得ているものは大きい。中でも、完璧さを追求する妥協なき精神と、横溢するエネルギーの源を与えられる。
 私は教壇に立つとき、まさにフレディを「準拠的個人」として、彼を自分の中に感じつつ授業を行う。彼の「完璧さ」が私の基準となる。ゆえに妥協は許されない。形式は違っても、自らの感動を一人でも多くの人に伝えたい心は同じである。そのエネルギーの源を、私は彼に求める。
 「準拠的個人」「目標とするもの」「自分を譲れない基準」。いろいろと言いようがある。すなわち自分にとってのヒーローである。
 事を成す際に、絶対的な価値基準を与えてくれるヒーローの存在は大きい。あなたにとってのヒーローは…?

開成ハイスクール英語科

一学期の国語の受験勉強法

2013 年 5 月 20 日 月曜日

 一学期もそろそろ後半へと突入していきますが、国語の受験勉強はどれくらい進んでいますか。国語の勉強を進める中で、ともすれば「国語はフィーリングで」と思い込んでしまう受験生がいます。おそらく、このままでは良い結果にはめぐまれないことでしょう。
 毎年国語で高得点を取るのは、しっかりとした国語の知識を持っており、それをフル活用している人です。例えば、古典はフィーリングでは解けません。活用語1つにせよ、それぞれの活用パターンが存在しますが、それを覚えていない人は「フィーリング=うろ覚え」で挑むことになります。古文単語を知らないと同じ事が起こりますし、漢文、現代文の知識にしても同様です。国語は勉強しないと成績が上がらないということを理解しておかないといけません。
 ただ、具体的にどのような勉強をすればいいのか、その勉強法を提示してくれる機会は残念ながら高校生には少ないように思います。例えば、みなさんが「古文の勉強法は?」と周囲の先生にたずねてみると、「単語を覚えなさい、文法を覚えなさい」といった紋切型の答えがかえってくるケースが多いのではないでしょうか。実際に国語の成績が上がる勉強は、暗記もさることながら、一方では、もう少し長期的なプランも必要です。実際に文章に触れてみること、音読してみること、読書量をたえず増やすこと、文章のジャンルを知ること、背景を知ること、傾向を知ること…。
 もちろん、これらの勉強のプランニングや方法を自分一人で行うのは難しいでしょう。その際は、ぜひ私たちに質問してください。一緒に勉強のプランを立て、実践することで、みなさんの勉強効率も随分と上がっていくことと思います。国語に限らず、一学期の戦略が合否を大きく二分します。勉強にはプランニングがついてまわりますので、効率よく日々の勉強計画を立て、まずは一学期、できることから課題をどんどんこなしましょう。応援しています!

 
開成ハイスクール国語科 重留英明

英語で伝える

2013 年 5 月 13 日 月曜日

 こんにちは。

 シーケンサーというコンピューター楽器を知っていますか。すべての楽器の音源がこの小さな機械の中にデジタル化されていて、一つ一つの楽器の音をボタン操作で入力していきながら作曲することができる、というものです。早い話が、自分一人でバンドが組める優れもの、というわけです。
 私は、どんな機器でもマニュアルを読むのがわずらわしく、あれこれ適当にいじっているうちに操作法を覚えてしまうのですが、このシーケンサーに関しては複雑な構造らしく、なかなか容易には受けつけてくれませんでした。2ヶ月ほど苦闘して、ようやく基本操作をマスターし、現在のところ6曲目のアレンジと編集をしています。
 私が作曲するのは「ラップ」。歌詞はもちろん英語です(英語講師の本領発揮!)。Rhyme(韻)を踏むのは、日本語よりも英語のほうがむしろ簡単なように私には思われます。たとえば、Sing it out, Make it loudといった感じです。
 ラップを作るようになって、これまで以上にいろんなラップをじっくりと聴くようになりました。感性を磨き、inspireされるため、と言えばカッコいいのですが、実は「マネ」をするためなのです。でも、何事も基本が大切、そして基本は「マネ」をすることによって、覚え、身につくものだと思うのです(勉強も同じですね)。
 歌詞は、作ろうとしてできるものではないようです。「歌いたい何か」「訴えたい何か」「伝えたい何か」がふつふつと涌き出てきて、それを言葉として瞬間冷凍させるようなものだと思います。

 大学入試の出題や高校の授業に「英作文」というものがありますね。与えられた日本文を英文に置き換えるという「課題」です。試験に出題される以上、それに即して得点するための技術を身に付けなければなりません。しかしその前に、根本的な英語表現力が養われていれば、これに勝るものはありません。「表現」とは、半ば人間の本能的欲求だと思います。「書きたい何か」「表現したい何か」があればこそ、その強い衝動に突き動かされて、文章は成就するのです。
 あなたが人に、あるいは自分自身に「伝えたい何か」があれば、それを英語で表現してみてはどうでしょう。始めのうちは拙い文章になるかもしれません。語彙の少なさを痛感するかもしれません。だからといって、躊躇することはありません。自分の心内からふつふつと沸き上がってくるものが、必ずや、あなたに書くことを促し続けるはずです。それは英語とて、同じはずだから。