2015 年 2 月 16 日
みなさん、こんにちは。開成ハイスクールでは、学校より1ヶ月早く、3月から新学年の授業を開始します。実は、この「1ヶ月早く」スタートすることが、意識面の改革において非常に重要です。
人間は環境の生き物です。「標準」とか「普通」といわれるペースに沿って生きて行くことは非常に心地のよいものですが、こと受験勉強においては“First come, first served. ”(早ければ早いほど良い)これに尽きます。
また、開成ハイスクールの各教室では、高校への合格通知を手にした新高1生の皆さんを対象に「高1準備授業」を実施します。高校入学後の英語・数学の授業の先取りをすることで「同じ学力層の生徒が集まる」=「授業についていけないと、すぐに成績が下降する」という事態を回避し、むしろ他の生徒たちよりも優位に学習を進めていくキッカケを作る講座です。同時に、各高校の授業やテストなどの詳細情報を伝え、入学後の学習にどう備えたら良いのかも説明します。詳しくは開成ハイスクールの各教室にお問い合わせください。
雪下の蕾は厳しい冬に耐えて、やがて鮮やかで美しい花を咲かせる。開成ハイスクール各教室においても、高3生の受験結果が続々と判明しています。毎年、京阪神をはじめとする国公立大や関関同立など、難関大への合格通知を手にした生徒たちにあてはまることは、しんどい時期も歩みを止めずに耐えることができたということです。大学受験を終えた後の、生徒たちの「心から溢れ出す笑み」を見るために、私たち教師陣は日々指導にあたっています。
開成ハイスクール英語科

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2015 年 2 月 9 日
センター試験が終わりました。今年のセンター試験では、17年ぶりに理科で得点調整が行われたり、数学ⅡBの平均点がとても低かったりと、受験生の皆さんは二次出願校の選択に大いに頭を悩まされたようです。
先日、ある浪人生が私のもとを訪ねてきました。聞くところによると、理科と数学で大失敗をしてしまい、思ったほどの結果が残せず、出願校を決めきれないというのです。その生徒のセンターリサーチを見ると、第1志望がC判定に近いB判定、第2志望がA判定でした。私はその生徒に対して、「これは勝負だろ?」という話をしたのですが、「もう失敗はできない」というのです。結局A判定の第2志望の大学に出願しました。その生徒は去年でも第2志望の大学なら合格していたと思います。本人はとても悔やんでいるようでしたが、最後には「これがセンター試験」と考えたようです。本当に何が起こるかわかりません。
その翌日、高2の生徒に、「センター試験って、どんなレベルだと思っている?」と聞いてみたところ、大半の生徒が、「国公立大学への通過点やから、そんなに難しいというイメージはない」と答えました。その後、実際に行われた問題を解いてもらった後に、同じ質問をしたら、さっきとは全く違う答えが返ってきました。
現役生の成績上位者ほどセンター試験を甘く考えるようですが、本当にしっかりとした実力がないと思わぬところで足元をすくわれかねません。国公立を目指す皆さん、センター試験を甘く見ないで、しっかりと対策をしておきましょう。
開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

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2015 年 2 月 2 日
センター試験が終わり、いよいよ出願の時期になりました。
私立入試も本番を迎えます。
試験の当日、リラックスして臨めるように、普段から食べておきたいものがあります。
豆腐:精神状態を静め、適度なリラックス状態を生む食べ物です。豆腐には、セロトニンを作るのに必要な栄養素「ナイアシン・ビタミンB1」が豊富に含まれています。
バナナ:安眠効果のあるセロトニンを含む果物。ポリフェノールも豊富に含まれています。
チーズ:リラックス効果のあるセロトニンを増やすには、トリプトファンが必要。チーズには豊富に含まれています。
納豆:セロトニンの材料は、必須アミノ酸のトリプトファンで、納豆などの大豆食品に豊富に含まれています。
ハーブティー:色々と種類があり、リラックス、鎮静、安眠、頭痛の軽減など様々な効果があります。
ココア:テオブロミンという成分が、自律神経を整え、リラックス状態を維持してくれます。また、抗酸化物質として注目を浴びた「カカオ・ポリフェノール」という成分が含まれていて、ストレスへの抵抗を強めてくれます。
柑橘系の果物:レモン系の香りを嗅いだり、柑橘系の食べ物を食べたりする事で、眠気を覚ますことができます。
チョコレート:香りに適度な覚醒作用があります。ぶどう糖も含まれているので、脳のエネルギー源にもなります。
この時期、精神的な安定が最も重要となります。ぜひ、参考にしてみて下さい。
開成ハイスクール英語科 大道英毅

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2015 年 1 月 26 日
センター試験実施当日、私は会場である阪南大学に出向きました。
高校3年生にとっては運命を決める1日。私は教員達が生徒一人一人へ書いた手紙を持っていきました。
試験当日は、教員が生徒にしてあげられることは何もありません。なぜ私が会場に足を運ぶのかというと、生徒の緊張をほぐしたり、手紙を渡して感動を誘ったりということが目的ではなく、「生徒の緊張した表情を見ること」が好きだからです。
生徒からは「会場に来てくれてありがとう!」「手紙を読んで感動して泣いてしまいました」といったコメントをもらいますが、私はこういった声をもらうために朝早起きをしているのではなく、これから勝負に向かう生徒の顔が好きだからセンター試験の会場に足を運ぶんだと思います。
今年も良い顔をたくさん見ることができました。私は、そういう生徒達を見て、元気をもらっています。努力を重ね、それを存分に発揮しようとしている受験生の顔はいいものです。年に1度しかないセンター試験の会場で、私は来年も生徒を待ちたいと思います。
開成ハイスクール数学科 前田佳邦

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2015 年 1 月 19 日
高2生の多くは、高3になったら受験勉強を本格的に始めようと考えています。しかし、センター試験は1月中旬、私立大学の一般入試もほとんどが2月からスタートするため、4月から始めたのでは本番まで残り10ヶ月もありません。
あるデータによると、受験勉強期間と合格率との相関は、
10ヶ月で70%
9ヶ月で40%
つまり、取り掛かるのが1か月遅れれば、合格率は30%落ちるということです。言い換えれば、
1日に1%合格から遠ざかるということです。
高3になるまでの学力がどの程度のものであれ、4月からスタートをしていては、自らに不利な条件を与えることになってしまいます。高2・高1生の諸君は、「受験勉強は4月から」という誤った認識を、今すぐに捨ててください。すでに本格始動している新たな受験生もいるのだから…。
開成ハイスクール英語科 津留天然

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2015 年 1 月 12 日
こんにちは。
目標達成には、「あきらめない」ということも大切ですね。あきらめないで取り組み続けるその行き着く先こそ、目標の達成です。そのためには、何が必要なのでしょうか。
そのうちの1つは、「できる」という確信だと思います。人は、端(はな)から「できない」と思っていることに対しては、全力を尽くさないものです。当たり前のごとく「できる」と信じているからこそ、その結果を具体的にイメージでき、それが現実化するまで注力するのです。
いつも述べているように、大学受験も目標達成のプロセスです。合格という最終目標に到達するまでに、中期目標や短期目標、日々の課題に至るまで、様々な数多くの目標を達成していかねばなりません。それぞれの目標を設定する際、それに対して「できる」という確信を抱けるかどうかが成否を左右します。日々の課題も同じです。目の前にある演習問題や暗記課題に取り組む際に、「できる」という前提で臨むかどうかが成果の差を生じさせるのです。そしてもちろんその根底には、志望校に合格「できる」という盲信ではない確たる信念が、常に存在していなければなりません。
「できる」という前提が結果を変える―私はその具体的事例を、大なり小なり、数えきれないほど見てきました。
センター試験、すべての問題に「できる」という姿勢で臨んでください。

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2014 年 12 月 29 日
みなさん、こんにちは。めっきり寒くなりましたね。風邪などひいていないでしょうか?受験では、体調管理がもっとも重要になります。気を付けてください。
さて今回は、数学と音の話をしたいと思います。みなさんの中には、音楽を聴いたり、実際自分で音楽を演奏したりしている人がたくさんいると思いますが、どうして、音楽を理解していない楽器からあんなにきれいな心地よい音がでるのでしょう。「えっ、音を鳴らせるから楽器なんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、実は、いつ音を鳴らしても同じ音を出すというところに、数学が使われています。皆さんは、音が空気を伝わってくるということはご存じだと思います(空気のない月や宇宙では音が聞こえないと聞いたことがある人もいるでしょう)。この、空気を伝わる音は、高校で習う三角関数であらわされることが知られています。
sin2πft
ここで、 f と書いているものが重要なのですが、それは周波数と呼ばれ、1秒間に何回空気が振動するかを表します。音でいうと、これが音の高さを表していて、値が大きいほど高い音、小さいほど低い音になります。国際的には f=440Hz がラの音だと決まっています(ただしこの音は、楽器を鳴らしたときの音色があるラではなく、むしろ、テレビの放送が終わった後に時々流れるピーという音に近いです)。ラ以外の他の音についても値が決められていて、下の表のようになります(小数点以下一位まで記しています)。
音程 |
ド |
レ |
ミ |
ファ |
ソ |
ラ |
シ |
ド |
周波数(Hz) |
261.6 |
293.7 |
329.6 |
349.2 |
392.0 |
440.0 |
493.9 |
523.3 |
現在の音符は、ドレミファソラシドを繰り返していますが、上の表でもわかることとして、左側のドと右側のドは、周波数で2倍の違いになっています。一般に、1つ高い音(1オクターブ)で2倍の周波数になるというのが基本です。
さて、音を数字で表して一体なんの利点があるのでしょう。人によっては、「そんなことをしたら情感が失われる」と思う人もいるかもしれません。ところが、数字で表すことで、たとえば調律をすることができます。今、二つの高さが近い音(周波数 f と f’)があるとしましょう。この状況は数式では、
sin2πft+sin (2πf’ t)
で表されます。ところが、三角関数の所で習う和積の公式(導けるようになるよう指導されている人もいるでしょう)を使うと
2 sin π(f+f’ )t cos π(f-f’ )t
と変形できます。ここで f=440×2 (通常のラの1オクターブ高いラ)、f’=293.7×3 (楽器でレの音を鳴らせば、この周波数の音も自然に出ます。レの3倍音と呼ばれます)だとしてみましょう。すると、f’-f=1.1 となります。すでに三角関数を習っている人は、cos at の周期が 2π×(aの逆数) であることを習ったと思いますが、それを使うと上の式の cosπ(f-f’ )tのところの周期が 2÷1.1 でおよそ2 になることが分かります。これは音で言うと、実は1秒間に 2 回うなり(ゥワーン、ゥワーンと聞こえる音)となって耳に入るということがわかっています。実際に調律をするときは、このうなりの回数が1回でも3回でもなく、2回だということを利用しています。こうしてラとレの音を調整し、他の音に関しても、同じようにうなりを使って調整し、最終的にドレミファソラシドのすべての音を正しく出るようにしているそうです(上に書いた例はわかりやすくするため、実際の調律とは少し変えて説明しています)。
いかがでしょうか。数学と音楽などは全く別の方向を向いているものと思っている人の方が多いと思いますが、こんなところに関係があったりします。そして音を奏でる楽器を作る技術として使われているのです。数学と音楽の関係は他にもあります。なぜドレミファソラシドなのか、ということにも数学的理屈があったりします。そこでは指数関数が使われたりします。一度調べてみるとおもしろいことが見つかるかもしれません(古代ギリシャ時代から現在まで続いている歴史を発見できます)。もちろん、数学を使って音楽を鑑賞しないといけないわけではないですが(私もそんなことをしているわけではないですが)、情感だけでなく、知性をもって物事に向き合っていくことで、気づかぬうちにいろいろな能力を身につけることができます。
開成ハイスクール数学科 村上豊


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2014 年 12 月 22 日
こんにちは。冬の寒さも一段と厳しくなりました。みなさんも(特に受験生諸君は)温かくして,風邪など引かないようにして下さい。インフルエンザの予防接種もきちんと受けておきましょう!
さて、センター試験まであと1ヶ月を切りました。開成ハイスクールの生徒たちも今,総仕上げ・最終完成の問題演習を順調に行っています。辛いこと,苦しいこともありましたが,あと1ヶ月ですね。最高の笑顔で春を迎えるために、あともうひと踏ん張り,頑張りましょう!
ところで,高1・高2生は,12/23(火)から冬期講習がスタートです。
高1生は,4月から習ってきたことを復習し,内容がより複雑になる2年生になるための準備をします。高2生は,1・2年の内容を復習しつつ,受験を意識して入試問題を先取り演習します。
開成ハイスクールの冬期講習で,冬を乗り越えて,新学年に向けて確実に力をつけていきましょう!
開成ハイスクール 数学科 鈴木悠太

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2014 年 12 月 15 日
そろそろ2学期期末テストが終了し、ほっと一息ついている頃ではないでしょうか。1年生は1学期に比べて高校生活にも慣れ、勉強にクラブにと忙しい2学期を過ごしたことでしょう。定期テストに関しても、今までの経験を生かし、十分にテスト勉強をして挑んだ人も、クラブなどの忙しさから「しっかり準備できなかった」という人もいるかもしれません。
これから冬休みが始まります。約2週間という短い期間ですが、この期間には自分を見直すチャンスが詰まっています。2学期に苦手分野ができてしまった人は、冬休みの課題などを利用し、弱点補強を行いましょう。単元にもよりますが、集中して1つの単元を学習することで、比較的短い時間での基礎完成ができます。「この分野が苦手だ」と分かっている人は、冬休みが始まる前に計画を立ててみてください。
さて、開成ハイスクールの冬期講習では、特に高1生は新学期に向けての予習を行います。この授業で効率よく先取り学習し、適度な分量の演習を行うことにより、無理のない内容の定着を図ります。少しずつの積み重ねが、新学期・新年度に大きな成果をもたらしてくれるはずです。
本当に短い冬休み。どう過ごすかはみなさん次第です。本当に意味のある冬休みが過ごせるよう願っています。
開成ハイスクール数学科 光畑雄策

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2014 年 12 月 8 日
今年もあと一ヶ月と少しだというのに,まだ冬が近いと思えぬほど温かい日々が続いていますが・・・と,ここまで書いたところ,12 月になって急激に寒くなってきました.なにゆえ,こんな気候が厳しい季節に入試をするのか,といった疑問もありますが,とにかく受験生の皆さんは体調管理を十分にしてください.
さて,2 年生の皆さんは,概ね数学の IA,IIB がすべて終了したぐらいではないかと思います.このあたりで,自分が受験しようとしている大学の入試問題に是非挑戦してもらいたいです.人によって考え方は違うとは思いますが,過去問を直前まで「お取り置き」しておく必要は全くありません.それどころか,早めに自分の志望大学のレベルや傾向を知っておく方が,これからの一年間に何をするべきかを確認できます.「そんなもの,難しくてできるわけがない」という人もいますが,それは当然のことです.重要なのは,レベルを体感することであり,自分の足りなさを自覚することです.3 年の秋になってからやってみて,できなかったら本当に落ち込んでしまうでしょう.時間配分を考えるためにも過去問を残しておかないと,いう人もいますが,厳密に時間配分を考えないといけないのはセンター試験ぐらいでしょう.それも全部残しておく必要はありません.
入試まであと半年という時期でも,まだ入試を見たこともやったこともないという人は結構います.そういった人たちは,もうその時点で出遅れています.もう一年しかありません.新年に際し,これからの一年間に取り組むべきものをはっきりさせるためにも,冬休みにはぜひ過去問にあたって欲しいです (もっと早くてもいっこうに問題はありません).
開成ハイスクール 片岡尚樹

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