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開成教育グループ


‘ブログ’ カテゴリーのアーカイブ

忘れもの

2015 年 11 月 30 日 月曜日

みなさんは、忘れものをしてしまったことが当然あると思います。ただ、小中学生の忘れものと大きく異なる点といえば、持ち物に名前が書かれていないことが圧倒的に多いこと。ですから、持ち主に返却するということが非常に困難になります。高校生になると、自分は忘れものなんてしないから大丈夫、持ち物に名前を書くなんて恥ずかしい、などの理由からなのでしょうか。問題集やプリントの類の忘れものは、大きなロスを生じさせます。なぜなら、勉強というものは、以前に自分が解けなかった問題を、次に出てきたときには解けるようにしておくことの繰り返しだからです。特に高3生は、焦って新しいものに手を出しがちですが、今だからこそ、自分の弱点補強をしっかりしていってもらいたいのです。そのためには、今まで自分がやってきたことを謙虚に振り返り、ポイントを確認しながら効率よく勉強してください。そして、自分は大丈夫と思い込むことなく、忘れものがないかどうか、常に確認してください。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎

 

 

風邪予防

2015 年 11 月 23 日 月曜日

生徒面談をしていると、受験生は寝るのが遅くなってきているようです。
できるだけ、日が変わるまでには寝るようにしましょう。

睡眠不足はすべてを狂わせます。
特に受験生には睡眠不足が大敵。
免疫力も落ちますし、風邪をひきやすくなります。
日中うとうとしている人は特に要注意です。

これから本格的に寒くなり、風邪やインフルエンザにかかりやすい季節になります。
免疫力が低くならないように以下の栄養素を含む食べ物もしっかり摂りたいですね。

タンパク質:体の修復に必要で、からだの抵抗力を高める免疫抗体の主成分です。
魚類(アジ、イワシ、サンマなど)、肉、卵、牛乳などに多いです。

ビタミンC:白血球の活動に必要で、免疫力の活性化に関係があります。
キャベツ、パセリ、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリー、いちごなどに多いです。

ビタミンA(βカロテン):不足すると免疫機能が低下すると言われています。
レバー、ウナギ、アナゴ、牛乳、乳製品(チーズ、ヨーグルト、生クリームなど)などに多いです。

ビタミンE:免疫力を活性化させる作用があります。
植物油、大豆、玄米、アーモンド、ウナギ、サンマ、イワシ、かぼちゃに多いです。

亜鉛:不足すると免疫機能の低下をもたらし、風邪などに繰り返し引きやすくなります。
レバー、カキ、ウナギ、鶏ササミ、サンマ、シジミなどに多いです。

以上をしっかり摂って、この冬を乗り切りましょう!

開成ハイスクール英語科 大道英毅

 

 

なぜ勉強する?

2015 年 11 月 16 日 月曜日

こんにちは。今回は、特に高1・高2生の皆さんに向けて、お話をしようと思います。
勉強面における皆さんの目先の「目標」は、「定期テストで高得点を取る」ということではないでしょうか。より具体的に、「学年順位で10位以内に入る」とか「平均点を20点上回る」であったりするかもしれません。では、その目標を達成する理由、つまり、その先にある「目標」は何でしょう。多くの人が、「○○大学に現役で合格するため」という理由を挙げるのではないかと思います。では、さらに進んで、その大学を目指す理由は何ですか。こうなると、話は将来の職業にまで及ぶかもしれません。
現時点で、将来の職業を具体的に考えている人は、あまり多くはないと思います。でも、自分の将来像や生き方についてのイメージは、たとえ漠然としたものであっても、ある程度は抱いているのではないでしょうか。「こんなふうに生きて行きたい」「こんな人物になりたい」といったものです。職業は、その人の人生を大きく左右するものであり、その背景にある「生き方」は、まさに人生(生きるということ)そのものです。それはすでに「目標」ではなく、生きる「目的」です。
皆さんは今、多くの課題を目の前にして、毎日勉強に励んでいることでしょう。部活動で疲れていても、好きなことをしてゆっくり過ごしたいと思う時も、目の前の課題に取り組まなければなりません。それは「何のため」ですか。なぜ今、例えばその数学の問題を解かなければならないのですか。もちろん、定期テストに向けての「目標」を達成するためですね。しかし、勉強の動機づけがそこで完結してしまえば、いずれは勉強のしんどさに負けてしまうかもしれません。定期テストの点数目標の背後にある、志望大学という目標、その先にある職業選択、そしてさらに大きな「生き方」という「目的」を常に見据えてこそ、日々の勉強を支え、持続させる最も強い動機づけ=原動力が与えられるように思えるのです。
「目的」に達するには、様々なレベルの「目標」を段階的にクリアしていかねばなりません。なぜ今、この時間に、この科目の課題に取り組む必要があるのか。「何のため」なのか。それは、皆さんが思い描く理想の将来像、つまり「生き方」という「目的」に辿り着くためです。皆さんが将来、「なりたい自分」になるために、それに1日分だけ近づくために、今、目の前にしている勉強の課題に取り組む必要があるのです。
日々の勉強を、常に自分の将来像と直結させて考えることのできる人は、充足感の得られる毎日を過ごすことができるでしょう。

 

 

覚えることと理解すること

2015 年 11 月 9 日 月曜日

「単語がどうしても覚えられないのですが」という質問をよく受けることがあります。覚えることは大変なことですが、とても重要なことです。高3生にとっては入試まで追い込みの時期、ここから重要なのは知識の確かさです。入試で問われるのは、「これを知っていますか?」という知識と「これを知っているならこうなりますよね?」という知識を基にした考える力なのです。あやふやな、うろ覚えの知識を確実に使える本当の知識に変えていく作業がこれから最も重要なものになります。そのためには、できるだけ多くの問題を解き、必要とされる知識を再確認することが必要です。よく模試の後などで「○○はまだ覚えてなかったからできなかった」などと言う声を聞きますが、それこそ良いチャンスなのです。「覚えていればできる」と気づいたのですから。
では、覚えるためには何かコツがあるのでしょうか。それは、「何かに結びつける」ことです。例えば、“cat”=「ねこ」を覚えた時に、「キャット」という音や「c/a/t」という文字には何の理屈もありませんが、おそらく“cat”と言う綴りや音とともに「ねこ」のイメージが頭の中に描かれたことに違いありません。言葉を覚える時に、重要なのはこのイメージ化なのです。書いて覚えるというのも、同じことです、文字という視覚的イメージに言葉を置き換えて覚えているのです。歴史の年代や化学のイオン化傾向を語呂合わせにして覚えているのも同じイメージ化です。
イメージ化はそれぞれ、「文字にする」「音にする」「意味のある文にする」「文字通り『映像化』する」などがあると思います。自分に合った方法を採用してください。
また、覚える時にもう一つ必要なのは「繰り返し」だと思います。なかなか一度では普通覚えられません。一度で覚えられるくらいならもうすでに覚えてしまっているはずですね。「何度も繰り返す」ことと、「諦めない」ことが重要です。
入試までもうあとわずか。「知っている」こと、「覚えている」こと、「知識」が最大の武器になります。
開成ハイスクール英語科 松本 泰雄

 

 

模試シーズンが到来

2015 年 11 月 2 日 月曜日

秋も深まってきました。受験生の秋と言えば「模試」ですね。11月は毎週模試だ~、という人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は模試を受けるにあたっての「見落としがちな点」についてアドバイスをしたいと思います。

まずは、マーク式模試についてです。マーク式模試は、基本的にはセンター試験対策となります。センター試験本番では鉛筆でマークをしますが、みなさんは模試に鉛筆を持って行っていますか?私の受け持ちの生徒を見ていると、まだまだセンター試験の演習中に鉛筆を使ってマークをしている生徒が少ないのが現状です。

マーク式模試は、ここから2回程度しか受験機会がありません。その次はセンター本番!模試は本番の予行演習ですから、本番にやることは必ず模試でも実践しましょう。意外とシャーペンを鉛筆に持ち替えてマークするのは慣れが必要です。

次に、記述式模試です。記述式模試では、京大模試・阪大模試・神大模試・大阪市大模試など大学別の模試を受験する人も多いかと思います。
記述式模試のポイントは、模試返却後の見直しとなります。マーク式の模試では、模試受験後すぐの見直しがポイントですが、記述式模試は、模試受験後に軽く見直しをしておいて、1ヶ月程後に返却される添削された答案のチェックをしっかりと行ってください。実際には模試の返却は12月となりますので、センター試験明けに記述式模試の答案をチェックしてもOKです。

最後に、これも見落としがちですが、模試には本番に持っていく「時計」を持って行ってください。模試会場には時計が設置されていることもありますが、センター試験などの本番では、時計は設置されていないのが通常です。試験時に時間がわからないと、得点にまで大きく影響します。模試の際にも、入試当日に持っていく時計を必ず用意してください。

以上が、受験生が見落としがちな模試のポイントです。模試を有効活用し、本番の得点力が最大限にアップするよう、受験生としての「実りの秋」にしましょう☆

開成ハイスクール数学科 前田佳邦

 

 

数学と科学・技術 その7

2015 年 10 月 26 日 月曜日

みなさん、こんにちは。すっかり秋になりました。秋といえば、「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」など様々な秋がありますが、みなさんはどんな秋を過ごしているでしょう。
さて、前回は2次関数(と平均)の話をしましたが、今回は3次関数について話すことにしましょう。微分を習った人は3次関数のグラフが次のような形になる、ということを計算で求めたと思います。

なにか、グニャグニャした形ですが、微分の計算をして、増減表を書いて、極大値や極小値を求めて…、とにかくいっぱい計算して、結局なんだったんだ、と思った人もいるでしょう。ここでは、この3次関数の応用を話すことにします。そのために、上のグラフの解釈を変えて、横軸を時間、縦軸を水平方向の位置だと思うことにします。すると、グラフは、次の水平方向に動く点となります。

グラフが上下に変化しているのに合わせて、点が左右に動いていることが分かります。ちなみにこの3次関数は

で表される関数です。他に、

を使ってみると、

こんな動きになります。今回は左右ではなく、上下に動かしてみました。
「別段変わった動きでもない、つまらない」と思うでしょうか?私もそう思いますが、では、この二つの動きを合成してみたらどうなるでしょう。左右の動きと上下の動きを同時に行ってみるのです。すると、次のようになります。

アニメーションが早く切り替わるので、右側に完成品を載せています。「て」という字が書けていることがわかるでしょう。そういわれて振り返ってみると、元々の左右の動きや、上下の動きは、「て」という字を書くときの手の動きのような気がしてきませんか?
現在は、生活のさまざまなところにコンピュータが入り込んでいますが、そこで見ることのできる、文字やCG、イラストなどは、実は3次関数(3次のベジェ曲線)を使って描かれることがよくあります。もちろん実際は、3次関数を複数使うことで、上の下手くそな「て」ではなく、きれいな文字の「て」を描いていたり、数式をそのまま使うのではなく、直感的に描けるような工夫がなされていたりします。その基礎的な部分には数学が使われているのです。「数学は科学の女王である」と言われることがあります。「科学・技術」について、ほとんど意識せずとも日々の生活は送れますが、現代の私たちの生活を支えているのも事実です。できる限り慣れ親しみ、生活を実りあるものにしてください。
最後におまけとして、数式で描いた「すうしき」(下手ですが)と、「す」のくるっと回る部分の数式を載せておきたいと思います。

開成ハイスクール数学科 村上豊


 

 

文理選択―将来を考えるということ

2015 年 10 月 19 日 月曜日

こんにちは。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目ですので、体調を崩さないようにしっかりと休息を取るようにしましょう。
さて、私は1年生を多く受け持っているのですが、文系と理系の選択についてよく相談を受けます。先日もある生徒が「理系を選択したいのだけれども、果たして理系でやっていけるかわからない」と不安を述べていました。一般的に、文系よりも理系の方が、勉強量が多くなる傾向があり、理系は数学を数Ⅲまで学習するので、苦手な生徒からするとかなりきびしいものがあります。私も1年生の文理選択のときに理系を志望したのですが、2年生のときに心理学に興味を持ち、文系へ志望を変えようとしたことがあります。
文理選択で悩むということは、自分の将来について真剣に考えている証拠ですので、とてもいいことだと思います。ただ、ある科目が苦手だから、嫌いだからという理由で志望変更することはやめて下さい。あくまで自分の将来を考えた上で選択をすべきだと思います。

開成ハイスクール数学科 鈴木悠太
 

 

センター試験まで100日を切って…

2015 年 10 月 12 日 月曜日

センター試験まで残り100日を切りました。その数字を直視すると不安に駆られるでしょうが、一方でこれから入試に向けての3カ月間は現役高校生にとって、学力の飛躍が大いに期待できます。そのために今一度、自身の学習環境を見直してください。

知識事項の整理、暗記は日々行えているだろうか?間違えたまま理解していないだろうか?解けなかった問題を放置していないか?…などなど。

理解が「?」の部分を克服するのが学力向上の第一歩。そして最終的に、学力向上は勉強の「質と量」に係ってきます。来たる入試本番に向けて、今一度、勉強時間を含めた学習計画を練り直し、その計画を自主的に実行しましょう。

また、今週末10/18(日)はマーク型全国模試が控えています。残り限られた数日ですが、模試に向けても万全の状態で挑めるよう、準備を怠らないようにしましょう。

開成ハイスクール数学科 中澤宏尚
 

 

Long Autumn Evenings

2015 年 10 月 5 日 月曜日

皆さんこんにちは。このブログに初めて執筆させていただきます。

10月を迎え、朝晩はかなり冷え込む日が増えてきましたね。
さて、秋と言えば…、様々な秋があります。食欲の秋。芸術の秋。読書の秋。スポーツの秋。
皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

高校3年生の皆さんにとっては、当然「受験の秋」ですよね。指定校推薦や公募推薦といった推薦入試が行われることに加えて、模擬試験が集中的に行われ、受験に対する緊張が一層高まる季節です。
しかし、高校3年生だけではありません。高校2年生にとっても「受験の秋」は当てはまります。入試までの日数を考えれば、高校2年生の秋から受験勉強を始めるべきですよね。まさに受験勉強を「始める」秋です。また、高校1年生は、入学して約半年が過ぎ、志望校を意識し出す頃だと思います。その意味においても、受験を「意識する」秋です。

秋の夜長とはよくいったもの。自分の将来を見据えるのにピッタリな季節ですね。
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋を堪能するのも重要ですが、自分の将来についてもしっかりと考える「受験の秋」にして下さいね。

さて、受験生は今後毎週のように模試を受けることになります。結果が返却されるたびに、喜んだり、落ち込んだりするものです。いい結果もあれば、悪い結果もあるでしょう。時には、逃げ出したくなる時もあるかもしれません。今回はそんな受験生へのメッセージとして、ある曲の歌詞を一部紹介します。

Down an unknown road to embrace my fate
Though that road may wander, it will lead me to you
And a thousand years would be worth the wait
It might take a lifetime but somehow I’ll see it through
And I won’t look back, I can go the distance
And I’ll stay on track, no, I won’t accept defeat
It’s an uphill slope but I won’t lose hope
Till I go the distance, and my journey is complete

先のわからぬ道を行き、運命と向き合う。
その道は曲がりくねっているかもしれないけど、必ず僕を導いてくれる。
千年かかるかもしれないけど、待つに値するだろう。
生涯をかけることになるかもしれないけれど、何とかしてやり遂げてみせるさ。
そして、振り返りはしない。たどり着けるから。
そして、道を歩き続ける。挫けたりはしないさ。
つらく険しい道のりだけれど、希望は失わない。
辿りついて、この旅を終えるまでは。

これは、映画「ヘラクレス」の主題歌である“Go the Distance”という曲の一部です。go the distanceは「たどりつく・最後までやりぬく」という意味のイディオムです。goが自動詞なのにdistanceという名詞が後ろにきていますね。イディオムだからといえば、それまでですが、「移動を表す自動詞」や「時間の持続を表す自動詞」では、直後に「距離や時間を表す名詞」がくることがあります(前置詞の省略として解釈されたりします)。

例えば、
 ①I swam one mile yesterday. 私は昨日1マイル泳いだ。
 ②The concert lasted three hours. そのコンサートは3時間続いた。
といった表現です。

センター試験まであと100日程度となりました。受験生の皆さんは、不安な日々を過ごしていることでしょう。大学受験というのは非常につらくて険しい道ですが、「絶対、志望校に入るんだ!」という強い信念をもって、最後までやりぬき、志望校にたどり着いて下さい。まさに、Go the distance!!

開成ハイスクール英語科
 

 

季節の変化とともに

2015 年 9 月 21 日 月曜日

文化祭のピークも終わり、多くの高校2年生は、修学旅行のシーズンに突入、といったところでしょうか。
先日、あるクラスでの生徒のやり取りを聞いていると、修学旅行の部屋割りの話だったり、行き先の名産品の話だったり、パスポートが…、という声も聞こえてきました。
行き先はどこであれ、とにかく無事を祈るばかりです。

ところで、特に2年生のみなさん、何か大事なことをお忘れではないでしょうか。

そうです。定期テストが修学旅行の日程前後1週間にある高校が非常に多いのです。

まさか、修学旅行先に問題集を持って行かざるを得ない、とか、飛行機の中で英単語を覚える羽目になる、なんてことはないでしょうね。

修学旅行を終えて帰ってきたら、疲れが一気に押し寄せて、数日休養に充てる必要が出てくる人もいると思います。

ですから今、この一年でわずかしかない心地よい気温の日々を有効活用していただきたいのです。

3年生の中には、指定校推薦で合格が決まったという生徒も出てき始めました。
指定校推薦を狙っている2年生は、結果発表までもう1年もありません。

それぞれの季節には、それぞれの季節にあるべき姿があります。
やるべきことをしっかりやった人には、その結果がついてくるはずです。
忙しい毎日を過ごしている今こそ、自身のやるべきことをしっかりやってください。

開成ハイスクール英語科 濱田健太郎