全日制の学校を持つ学校法人が、通信制に参入する例が増えています。
兵庫県:学校法人聖心女子学院 小林聖心高等学校通信制課程ソフィーコース(2026年)
京都府:学校法人光華学園 京都光華高等学校「RENハイスクール」(2026年)
京都府:学校法人京都文教学園 京都文教大学附属宇治高(2026年)
兵庫県:学校法人須磨学園 三朝高等学校(2027年)設置は鳥取県で拠点は神戸三宮
京都府:学校法人立命館 立命館未来探究高等学校(仮称)(2028年)
N高校やクラーク記念国際、ルネサンス高校など広域通信制の大規模校人気に加えて、中規模校も学習拠点を増やす、専門学校と提携するなど規模を拡大しています。通信制といえば、かつて全日制の高校から転校する例が多かったように思いますが、今では高校入学時から通信制を選ぶケースも増えてきています。数値的な変化を見るために、2020年(コロナ禍の直前)から7か年分の、中3の進路希望調査の数値を調べてみました。

2020年度から4年間は大阪府、兵庫県で増加が続いています。当時はコロナ禍による自宅待機が続いたことで、通学の習慣が途切れたことが「原因」だともいわれていましたが、京都府は異なった動きをしているのでその「原因」は疑わしいですね。
一方で、大阪府は2024年でピークアウト、兵庫県も2025年からの伸びが鈍化しています。
この元データはあくまでも進路希望調査なので、実際の進学者数とのずれはあるとは思いますが、通信制へのニーズが急拡大しつづけているわけではないようです。
最初にいくつか紹介した、新たに通信制の学校(コース)を設置する目的は、立命館はちょっと例外として、受験生の獲得というよりは、セーフティーネットとしてのイメージなのではないでしょうか。

