【今年の受験生向け!】中央大学 共通テスト利用 出願期間は来週から!【まだまだまだ間に合う!】

2025年2月28日 金曜日

おそらく今年度の「まだ間に合うシリーズ」はこれで最後かと思います。中央大学は3月1日から出願受け付けの入試日程が残っています。国公立での手応えに疑問を感じている受験生の皆さんは、こういったチャンスを生かしてみるのはいかがでしょうか。詳しくは大学HPをご確認ください。

【千葉県】公立高校「志望校状況調査結果」発表される

2025年1月27日 月曜日

既に出願が始まっている千葉県の公立高校入試ですが、1月23日付で千葉県公立高校「志望校状況調査」が発表されました。

(参考)千葉県高校受験情報サイト(https://www.chiba-koko-jyuken.com/

こちらに掲載の数値を元に、我々の教室のある第1学区と第2学区のみまとめてみました。表中の偏差値は少し古いデータを使っていますので、参考程度に留めてください。倍率の高いところを赤色、低い所を青色に塗っています。

【第1学区】

幕張総合、千葉、千葉東が高倍率となっています。特に幕張総合の総合学科は3校が統合されて生まれたという歴史もあって640名募集というマンモス校ですが、そこに1000名以上の希望者が集まっているという状況です。

【第2学区】

船橋、薬園台(普通)、船橋東、八千代(普通)といった難関校に希望者が集中していますが、津田沼や船橋柴山も高倍率になりそうです。松戸の芸術も人気ですね。

出願後に志願変更も可能です。この数値も参考にしてみてください。

高校ごとの大学合格実績2024(東京都)難関10国立大学

2024年10月30日 水曜日

東京都の高校で難関10国立大学の合格実績です。占有率10%以上の39校をランキングにしてみました。

1位は筑波大付駒場、2位は開成、3位は都立日比谷と続きます。東大への合格者数では開成がぶっちぎりですが、10大学合計となると都立西、国立などの公立も上位にランクインしていますね。

高校ごとの大学合格実績2024(埼玉)早慶上理

2024年10月29日 火曜日

こちらのランキングになると私立が上位に上がってきます。占有率40%以上の10校ですが、私立が4校ランクインしています。

このランキングでのベスト5校のうち、県立浦和と県立川越は昨日紹介したので、残りの3校に着目してみると、いずれも中学を併設している学校となります。

1位の栄東は、まだ歴史が32年と若い学校ですが、今年も東大19名を含む国公立に212名、医学部医学科に70名とすさまじい合格実績を出しています。中学募集、高校募集両方行っていて、クラス編成は習熟度別なので、高校からの入学者が中学からの進級生と混じることもあるようです。

3位の浦和明の星女子も創立57年と若い学校ですが、カトリック系のミッションスクールで1学年160名程度の規模の完全中高一貫校です。温水プールや広大なカフェテリアなど、立派な施設と落ち着いた環境も魅力ですが、カリキュラムが完全に国公立難関校向けになっているのが最大の特徴でしょう。

4位のさいたま市立浦和は1学年2クラス80名の中学を併設しており、高校からは6クラス240名募集と高校からの入学者の方が多いのですが、東大など最難関校への合格者は中学からの進級生がほとんどなのだそうです。16の運動部、14の文化部があるなど他の公立と同じように部活も盛んです。ちょっと面白いところで「外語部」というのがあるのですが、全国高校生ドイツ語スピーチコンテストで入賞していたりします。

高校ごとの大学合格実績2024(埼玉)難関10国立大学

2024年10月28日 月曜日

埼玉県は公立の男子校、女子校が残っているという地域ですので、備考欄に別学の表記を入れています。それではこのランキングでのベスト3の学校を紹介します。

埼玉県では東大合格者数でもトップの県立浦和が第1位です。129年前に創設された旧制浦和中学以来男子校で、埼玉県東大ランキングでも2016年以外の72か年でトップの学校ですが、部活動も盛んです。クイズ研究会は時々テレビ出演しています。

2位の県立大宮。こちらは共学校ですが、元々男子校と女子校が戦後統合されたという歴史があるため、男子と女子、共学の3通りのクラスが存在していましたが、10年ほど前にすべて共学クラスになったという学校です。今でも男子と女子で校章が異なっています。こちらも部活動が盛んで、国際大会にも出場している生物部や化学研究部、物理部、天文部と理系の部活に加え、全国大会レベルの音楽部(合唱)やアンサンブルコンテストで金賞の吹奏楽部など、音楽系のクラブも充実しています。大宮といえば聖地、鉄道博物館がありますが、大宮駅をはさんで南北逆方向になりますので、両方訪れたい場合は時間に余裕も持っておきましょう。

第3位は県立川越。こちらも旧制第3尋常中学をルーツに持つ伝統校です。映画「ウォーターボーイズ」でも有名になった男子校ですが、文化部も盛んで、新聞部や書道部、料理部など、文化部だけで23もあります。

東大合格者数は1(2022年)→5(2023年)→7(2024年)と順調に伸び続けています。

埼玉西部 私立中高一貫 13校フェスタ

2024年4月15日 月曜日

本日は埼玉県の私立中に関する情報です。

埼玉県は県立浦和、大宮、県立川越などの県立進学校が多い地域ですが、私立も結構健闘しています。手元にあるのが2022年度入試結果の集計なのですが、旧帝国大+東工大+一橋大+神戸大の10大学の占有率(合計数を卒業生数で割ったもの)で2%以上の学校を並べてみました。4位に明の星女子、5位に栄東、9位に開智、10位に大宮開成の各私立高校がランクインしています。

というわけで、今回は県西部の13校だけですが、私立中高一貫校の合同説明会が開催されます。小学生と保護者の皆さんは一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

事前申し込み制となっています。お申し込みは2次元コードからどうぞ。

私立高校入試の現状(その2)

2024年3月27日 水曜日

次に合格者に対する入学者の割合を地域別に調べてみました。

こちらも地域による差があります。高校生の6割近くが私学に在籍している東京都は高めの割合となっていますが、ここ2年少し下がってきています。高等学校授業料無償化策が段階的に導入される大阪府では、今年の入学生は公立でも私立でも2年次から授業料が無料、従って授業料が安いというアドバンテージが無くなった公立高校の志願者数が2000名以上減少しましたが、当グループ生は元から私学志向が高く、その影響はそれほど大きく出なかったようです。大阪府の無償化が高1からとなる、現中1生が受験する2026年度入試には、大阪の入学率が東京よりも高くなるかもしれません。

滋賀県が低くなっているのは、京都府に近い地域の受験生を中心に、滋賀県立高校のみならず京都府の私学にも進学するためです。

このように高校入試は地域によって状況に差がある、というお話でした。

私立高校入試の現状(その1)

2024年3月26日 火曜日

今年の高校入試も終わり、受験生の進学先もほぼ決まってくる時期となりました。そこで、当グループ生の状況を元に分析してみたいと思います。

当グループが展開している地域である程度の受験生数がまとまっている大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、東京都の私立高校について分析してみました。ここの都府県別は受験生の居住地ではなく私立高校の所在地によって区別しています。

まずは合格率。例えば滋賀県に住んでいる受験生が京都府の私学に出願すれば京都府の私立高校出願者となりますが、出願をしたけれども受験しなかった場合も分母に残りますので、京都府は低めになっています。東京都が低めになっているのは、入試日程を複数回用意している高校が多く、チャレンジで受験する受験生もいるためです。(続く)

【新年特集】2024年はこんな年になる?

2024年1月5日 金曜日

2024年はどのような年になるのでしょうか。現状を踏まえ今後の入試について私なりの考えを書いてみたいと思います。

大学受験では旧指導要領世代の最後の入試を迎えるわけですが、私立大志願者の半分以上が既にどこかの合格切符を持っているという状態ですのであまり悲壮感はありません。国公立も含めて強気な今の高校3年生、最後まで戦う受験生も多いようです。次の高校3年生(現時点の高校2年生)はコロナ禍による影響を中2の時から受けた学年ですが、高校入学時から授業や学校行事もほぼ正常化したのも影響しているのでしょうか、生徒間の人間関係、学校との信頼関係も含めて昔に戻ってきたように感じます。大学受験は各種推薦系入試の広がりもあり、早期決着の傾向が年々強くなってきましたが、この学年からは専門分野や受験校選びに十分時間をかけた上で、2025年度入試では総合型選抜の利用が増える一方で指定校推薦を利用しない受験生が増えるような気がします。

高校受験について、全国的にはそれほど大きな動きはありませんが、大阪府に関しては「高校授業料完全無償化」のニュースによって受験生がどのように動くのか注目です。因みに大阪府の中3生の人数は、昨年の約66.800人から今年は約66,500人と300人ほど減少しているのに対し、大阪府下の公立高校の定員は増加していますので、定員割れとなる公立校が増えるのではないでしょうか。今の中1年は高校入学時点から完全無償化になる学年ですから、私立専願者の増加などの動きも考えられます。

中学受験に関しては、近畿圏に関してはあと半月ほどで答えが出るのですが、12歳人口の減少に対し、中学受験に参加する子どもの割合が上がるため、実人数としてはほぼ変わらないと思われます。但し、現在の小5、小4の学年では受験熱が高まってきていますので、次年度以降の増加が考えられます。首都圏では都内の私立中学校の定員合計よりも中学受験に参加する人数が2020年度以降超過するという過熱ぶりですが、この傾向はさらに強まってくるのではないでしょうか。

などということを、この冬は不作だったそうで職員の皆さんでも手に入らなかったという貴重な「近大みかん」をいただきながら考えていたのでした。公募推薦での出願が5万件を超えた近畿大学にあやかりたいものです。

【速報】東京都 高校授業料実質無償化へ 来年度から所得制限撤廃で調整【朗報】

2023年12月6日 水曜日

大阪の高校授業料完全無償化については【大阪府が大盤振る舞い】大阪府 高校授業料完全無償化【現高2生から順次】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)でお伝えしましたが、12月5日に東京都も高校の授業料に関し、今まで世帯年収910万円未満の家庭としていた所得制限を撤廃する方針であるとメディアで報じられています。

現行でも都民は都外の私立高校に通う場合も助成の対象となっていましたので、今回も同様に適用されると考えればこれはとてもありがたい制度です。先に大阪府が打ち出した所得制限撤廃の方針は、和歌山以外の他府県の私学から反対されるなど、まだごたごたしていますが、東京都はあっさりスマートに実現するのですね。例えば世帯収入が1000万円のご家庭に子どもが3人いたとして、3人とも高校は私学に通わせるとなったら単純計算で学費だけで450万円(50万×9か年)ほどかかるわけですが、これが都民だったら東京都から学校に直接支払われるため個人での負担がなくなるわけです。今は他県に住んでいてもこれを機会に東京に引っ越そうかな?というご家庭があっても不思議ではありません。

具体的な導入時期や制度について、続報が楽しみです。