大阪府2025年度公立高校入試 第2回進路希望調査(旧4学区)

2025年1月31日 金曜日

大阪府南部、南海沿線を主な範囲とする旧4学区です。今年は400名も定員を減少させたこの地域ですが、現段階の平均倍率は昨年度の同時期調査の1.08倍に対して1.02倍と大きく減少しています。現時点で泉陽が定員の1.55倍と高倍率になっていますので、鳳は現時点よりも倍率が上がると考えた方が良いでしょう。1クラス定員を減らした久米田は1.53倍という人気の高さになっています。これだったら定員を減らさなくても良かったのでは?という気もします。

【大阪府全体のまとめ】

約6万人規模の2025年度の大阪府の中学校卒業予定者数は今年度約1000名減、それに合わせてでしょうか、大阪府の公立高校の入学定員も、今回紹介した学校の合計で1000名の減少となっています。しかし公立高校希望者は昨年度同時期比較で約2000名減少しています。例年4000名規模の通信制の希望者が昨年よりも大きく増えているという情報も現時点でありませんから、その分私立専願が増えていると考えられます。今後の調査結果にも注目しておきたいと思います。

大阪府2025年度公立高校入試 第2回進路希望調査(旧3学区)

2025年1月30日 木曜日

近鉄沿線を主な範囲とする旧3学区についてです。

定員を160名減らしたこの地域の平均倍率は1.06倍。昨年度の同時期調査では1.09倍でしたから、全体として落ち着いた状況となっています。

昨年度まさかの定員割れだった富田林は今年も厳しい数値となっています。地域的には少し離れますが、学力ゾーンとして近い八尾もぎりぎりですから、富田林は今年も落ち着いた倍率になるのではないでしょうか。河南も同じような状況です。総合学科の今宮は昨年進路講演会にお邪魔しましたが、先生方の対応、生徒さんの反応、校内での雰囲気などいずれも素晴らしいもので、人気が高さも納得です。

大阪府2025年度公立高校入試 第2回進路希望調査(旧2学区)

2025年1月29日 水曜日

北河内(淀川以南の大阪府北部)を主な範囲とする旧2学区です。地域合計で定員は240名、6クラス減少です。地域の平均倍率は昨年度同時期の調査で1.01倍でしたが、今年は現時点で0.98倍、28校中18校が定員に満たないという状況になっています。昨年度は出願時点で1.10倍だった寝屋川が今年はまさかの未充足です。とはいえ昨年同時期の調査では1.01倍で、そこから盛り返していますし、四條畷や東からの流入も考えられるので、まさか本番で定員を割ることは無いでしょう。

大阪府2025年度公立高校入試 第2回進路希望調査(旧1学区)

2025年1月28日 火曜日

大阪府の第2回進路希望調査が発表されました。昨年度は多くの公立高校が定員割れを起こしましたが、本年度はどのような状況なのでしょうが。高校数が多いので、所在地の地域別にみていきましょう。職業科やエンパワメントスクールなどの総合学科は除外して集計しています。各旧学区内の学校の並び順はざっくりと難易度順なのですが、昨年度は定員割れが多く、不合格者の最高偏差値のデータを得ることができませんでしたので、目安程度にご覧ください。

北摂(淀川以北)を主な範囲だった旧1学区をみてみましょう。(扇町あたりまでは阪急沿線という解釈で含めています。)

昨年定員を下回った高槻北など5校が1クラスずつ定員を減らしてこの地域では200名の定員減少となっています。しかし平均倍率は昨年度同時期の1.16倍から1.15倍と減少しています。

昨年度も定員割れした槻の木は、240名募集で現時点153名の希望に留まっています。大学進学実績も高い学校ですから、そのような志向の受験生にとっては狙い目となっています。現時点で茨木西以下の6校も定員を下回っていますが、今後他校からの流入の可能性もあるでしょう。

【千葉県】公立高校「志望校状況調査結果」発表される

2025年1月27日 月曜日

既に出願が始まっている千葉県の公立高校入試ですが、1月23日付で千葉県公立高校「志望校状況調査」が発表されました。

(参考)千葉県高校受験情報サイト(https://www.chiba-koko-jyuken.com/

こちらに掲載の数値を元に、我々の教室のある第1学区と第2学区のみまとめてみました。表中の偏差値は少し古いデータを使っていますので、参考程度に留めてください。倍率の高いところを赤色、低い所を青色に塗っています。

【第1学区】

幕張総合、千葉、千葉東が高倍率となっています。特に幕張総合の総合学科は3校が統合されて生まれたという歴史もあって640名募集というマンモス校ですが、そこに1000名以上の希望者が集まっているという状況です。

【第2学区】

船橋、薬園台(普通)、船橋東、八千代(普通)といった難関校に希望者が集中していますが、津田沼や船橋柴山も高倍率になりそうです。松戸の芸術も人気ですね。

出願後に志願変更も可能です。この数値も参考にしてみてください。

【まだ途中経過ですが】ウチの大学受験生も強気ですよ

2025年1月24日 金曜日

東大・京大をはじめとする超難関大学への志願者が増えているとの報道がありましたが、その理由として大学共通テストの易化が挙げられていました。(◆私の心の声=いやいやそれだけで難関校志願者が激増?東大や京大の2次試験の問題見たことあります??1か月で準備できないと思いますけど。)確かに共通テストの点数が伸びず、最難関大をあきらめた受験生が少なかった、と考えることもできますが、実は「今年の受験生は強気」というのはもっと前から始まっていたと思います。

今年の高校3年生は新課程初年度。新しい科目や教材に対して「わたしらの学年モルモットやねん」といいながら、たとえば「情報Ⅰ」は問題集や参考書も少なく、過去問も無い中で、自分で道を切り開いてきた「たくましい学年」なのです。

当グループには毎年4~5000名の大学受験生が在籍していますが、今年度は年内入試の割合が高い中堅以下の大学の受験者数が減少する一方、難関私大や国公立の志願者が増えています。この傾向は関西、首都圏とも共通です。つまり半年以上前から「よーし、一般選抜まで頑張って第一志望校に行くぞー!」と考えている受験生が増えたことになります。そしてそれに向けて、受験で必要な科目を中心に強化してきていたわけです。

入試が年々早期化しているのは、早く受験を終わらせたいという「弱い」高校生が増えているから、との説もありますが、最後まで自分を高めたいと考えるストイック高校生も増えているとすれば、二極分化していると考えるべきでしょう。

大学入学共通テスト2025 平均点予測

2025年1月23日 木曜日

大学入学共通テストの現段階での平均点予測です。かつては駿台、河合塾、代ゼミ(SKY)と、ベネッセの各社が予測をしていましたが、今年から、データリサーチに関して、河合塾と駿台・ベネッセデータネットが共同で行うことになったため、平均点予測はそれに東進ハイスクールを加えた2社だけになってしまいました。なんだかさみしい。と書いているうちに大学入学センターからの中間集計が出ましたので、そちらも追加しておきます。

この月曜日と火曜日に私がこのブログ書いた予測と異なっている科目もありますが、それは私の学力に問題があるということでしょう。すみません。

それはさておき昨年度よりも文系科目を中心に平均点が上昇し、大学入学センター試験みたいになってきました。こうなると特に最難関大学の文系では共通テストでの点差がつかなくなってきますので、2次勝負になるのでしょうか。まあそれはそれで正しいような気がします。

【2028年度入試から?】大阪府立高校、一般入試は3月1日に【つまり現在の小6生から?】

2025年1月22日 水曜日

(2024年8月27日のブログ)

【大阪府公立高校入試】「府学校教育審議会」答申発表される【2026年度入試から】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

(2024年9月27日のブログ)

【ひとまず】大阪府公立高校入試日程変更 令和10年から?【先送りか?】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

昨年2回こちらでお伝えした大阪府の公立高校入試変更に関してですが、また新たなニュースが入ってきました。

1月20日付の日本経済新聞社のネット記事、「大阪府教育委員会は20日、2028年4月の入学者を対象にする府立高校の一般選抜入試の日程を3月1日前後とする方針を示した。」を見つけました。

基本的には今まで公表されてきた内容の延長なのですが、まとめてみます。

(「 」の中は記事からの引用、◆は私の心の声です)

①日程は3月1日前後(つまり現行より10日間前倒し)。理由は「入学準備の期間を十分に確保」とのこと。

◆2月下旬よりはましだけど、早くする意味って何???そんなことで公立高校志願者が増えると本当に思ってらっしゃるの???それより「入学準備」って何?USJに行く日のこと?

②特別選抜と日程を一本化する。

◆既に一般選抜に大半の高校が一本化されている現状とそれほど変わらないけど、現在別日で行っている実技行う学校は日程がはみ出る?

③複数志願制を導入する(つまり不合格になった時、他の公立高校に入学できる)。理由は「減少する志願者の増加を図る」。

◆受験生にとって志望していない高校から合格通知が来てうれしいかなぁ。具体的な併願方法は決まっていないけど、定員割れした学校に回されるなら希望する受験生はいないと思うけどなぁ。そもそも15歳人口が減少しているのだから、「志願者の増加を図る」=私学の入学者を減らすということになるんですけど、意味わかってます???

④「アドミッションポリシー枠」(仮称)を募集定員の50%を上限として設定する。

◆こちらもまだ詳細は発表されていないので何とも言えないけど、学力ではなく事前に作成した志望理由書(と内申?)だけで何を判断するというの?得点開示できるような数値化ができるの?そもそも③で入学してくる受験生はアドミッションポリシーと関係ないのだが、その生徒と併存させることの理論的な矛盾はどのように説明できるの?

ともかく受験生を混乱させたり困惑させたりすることのないように丁寧な説明とわかりやすい制度設計をお願いしたいものです。その前に公立高校のトイレを直してください。

【速報版】大学入学共通テスト2025 分析・解説(第2日目)

2025年1月21日 火曜日

1月19日に行われた2025年度大学入学共通テスト(2日目)ですが、こちらも情報Ⅰを含む新課程初年度ということでどのような問題が出題されるのか見てみましょう。いくつかの科目をピックアップして速報をお伝えします。

※こちらも22日に大学入学センターからの中間集計がでましたので、平均点変動の部分、加筆しています。

【4単位理科】

【物理】

大問4つで各大問25点ずつの配点という構成は昨年と同じですが、マーク数が全体で2つ増加しています。実験を背景にした問題がバランスよく出題されているのも昨年通りとなっています。グラフの形から変化を読み取る問題も多く、全体の難易度は昨年よりもやや上がっている印象です。(※中間集計によると平均点の昨年差はマイナス2.04点)

【化学】

大問5つで各大問20点ずつの配点。但し大問5は新課程用、大問6は旧課程用でどちらかを選択する方式になっています。第1問の小問集合も結晶、理想気体、気体の溶解度、コロイド、希薄溶液とバラエティー豊かで、第2問の化学発光の選択肢に枕草子を引用するなどの遊び心も悪くないです。化学も反応の前後ではなく、その過程に関するグラフが多く出題されており、知識暗記だけでは解けないようになっています。こちらも難易度は昨年度よりも上がると思われます。(※中間集計によると、平均点の昨年差はマイナス7.08点)

【生物】

大問数が昨年より減少して5題構成となりましたがページ数は昨年度と同じです。平均点が低かった2023年度ほどではありませんが、実験考察問題の割合が高く、条件や状況を理解するのに時間がかかるため、平均点は下がる可能性があります。SNPプロファイル(DNAの塩基配列)や遺伝情報の発現など、資料を見ながら考える問題が増えてきたように思います。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はマイナス0.78点)

【地学】

大問数は昨年と同じ5つ、地球、岩石・地質、海洋と気象、宇宙とバランスよく出題されています。観察や測定に関する問題も多く含まれ、知識の暗記だけでは解けないようになっています。第5問の宇宙に関する出題は赤外画像による原始星の進化や連星などの知識と理解が必要とされる出題となっていたため、平均点が下がると思われます。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はマイナス13.01点)

【数学Ⅰ・A】

総合的に、昨年よりも会話文などの文字が減った一方、問題に思考の深さが必要で、やや難化したように感じました。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はプラス5.28点です。予測が外れました。)

大問1

【数と式】2次方程式の解の必要条件、十分条件を求める問題は標準的。

【図形と計量】正弦定理は誘導も丁寧でほぼ公式通り。

大問2

【2次関数】具体物(公園の噴水の軌跡)を例にした出題は昨年通り。計算も含めて平易。

【データの分析】都道府県別の外国人宿泊者数、日本人宿泊者数のデータに関する考察。散布図の読み取りと、外れ値の数え上げは標準的。但し問題内で誘導があるとはいえ外れ値や共分散など新課程内容の理解も必要であるため、ここで点数が分かれる

大問3

【空間図形】五面体と交わる球に関する出題。誘導があるとはいえ、時間が必要。証明問題は選択肢が4つしか無いので解きやすいが、後半の線分の長さを求める問題と位置関係の真偽問題は空間的思考力が求められる。

大問4

【場合の数と確率】くじ引きのゲームとその参加料について考える確率は誘導があるとはいえ、条件付確率となっているので要注意。期待値とその範囲を求める問題は主催者視点と参加者視点によって表現が変わっている点も落とし穴となっている。

【数学Ⅱ・B・C】

大問4~7はこの4つから3題選択であるが、大問5以外は難易度が高かったため、大問5を選択できた受験生の方が有利だったと思われます。

全体的に少し平均点は下がりそうです。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はマイナス1.05点 ほぼ昨年並みですね。)

大問1(必須問題)

【三角関数・方程式】三角関数と方程式の計算であるが、単位円での誘導もあり、標準的な内容

大問2(必須問題)

【指数関数・対数関数】水草の級数的な増え方を題材にした指数関数 対数表の利用も必要

大問3(必須問題)

【微分法・積分法】微積分法の融合問題 極値などの条件により3次関数のグラフの概形を調べ、選択する。

大問4(選択問題)

【数列】グラフと格子点の問題。法則性を見つけるまでに時間がかかる

大問5(選択問題)

【統計的な推測】レモンの重さを題材にした統計の標準的な問題。ただし正規分布表を利用して概数を求める、信頼区間の幅を一定以下にするための標本調査数を求めるという実践的な問題あり。

大問6(選択問題)

【ベクトル】球体と空間ベクトル。球面上の3点の関係を問う問題。誘導もあり、計算量もそれほど多くないが、やや難。

大問7(選択問題)

【複素数平面】複素数平面上の2直線の関係や軌跡を考察する問題。図形が絡む後半は誘導を読み込むのに時間が必要。

【情報Ⅰ】

今年度から大学入学共通テストに追加された情報Ⅰですが、試作問題に近い作りとなっていました。但し、導入初年度にありがちな現象ですが、難易度は低くなっています。 (※中間集計によると、平均点は73.10点!ちょっと高すぎますね)

大問1 小問集合 

情報セキュリティーに関しては知識が必要だが、7セグLEDの表示パターン数も難しくなく、チェックディジットとGUIの問題は問題文にヒントがあるのでそれを読み落とさなければ得点できるようになっています。

大問2 A,Bの2つのパートに分かれています。

A:商品購入時のレシートに印字された情報を題材にした融合問題。どの情報がどのように伝達され使われるのかを判断するもの。

B:おつりとして渡す千円札の枚数をシミュレートする問題。問題文の表に隠された文字を書き込んでいけば解答にたどり着けるようになっています。

大問3 プログラミング

複数の工芸品を分担して製作する工芸部を題材にした問題。日本語で記述されているプログラミング言語の穴埋めがメインとなっている。プログラムの長さと難易度は中程度だと思われる。

大問4 データの活用

旅行・観光に関する都道府県別の資料を基に作られた散布図が題材。その読み取りと解釈が設問となっている。難易度はやや易。

総じて文系は平均点上昇、理系は下降している可能性が高いです。答えは大学入学センターからの中間集計で確認していただきたいのですが、ひとまず国公立出願校決定の参考にしていただければと思います。

【速報版】大学入学共通テスト2025 分析・解説(第1日目)

2025年1月20日 月曜日

1月18日に行われた2025年度大学入学共通テストですが、注目の新課程初年度ということでどのような出題だったのでしょうか。第1日目に行われた科目からいくつかピックアップして速報をお伝えします。

※22日に大学入学センターからの中間集計がでましたので、平均点変動に関する部分を修正しています。

【世界史探究】

世界史の大問1は歴史総合との共通問題でしたが、歴史総合の2題の中で主に世界史に関する出題の大問2と共通でしたので、受験生にとって優しいつくりといえるでしょう。昨年度よりも会話文が減り、センター試験に戻ってきたような形式が多くなっています。全体的にやや平均点は上がりそうです。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はプラス8.07点)

【日本史探求】

日本史探求も世界史と同じように、大問の1が歴史総合と共通問題ですが、こちらは日本史に寄った内容の大問1と共通となっています。探究活動を想定したテーマ史が多くなっていますが、大問5・6は知識も必要で、ややむつかしく感じました。平均点は昨年よりもやや低めではないでしょうか。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はプラス2.84点 予想がはずれました。すみません。)

【地理探究】

豊橋市及びその近辺の受験生、おめでとうございます。地理総合と共通の第2問ではその地域が出題されました。それはさておき大問3は資料の読み取りがやや難しく感じた受験生も多かったのではないでしょうか。こちらも無駄な(?)会話文が減って全体的に解きやすくなっています。昨年度よりも少し平均点は上がるかな?といった感じです。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はマイナス6.06点 平均が上がるという予想は外れました。)

【公共・政治経済】

試験範囲の増加に伴い、マーク数、問題数とも増加しました。大問1と2は公共・倫理と共通問題になっています。日本史や世界史では文字数が減ったようですが、こちらは生徒同士の議論内容が問題文になっており、その読み取りが受験生にとっては負担になったかもしれません。大問6の計算問題は、実は一次関数なのですが、手が止まった受験生もいたのではないでしょうか。難易度はやや下がっていますが、時間内に得点できるかと考えると、平均点は少し下がっているのではないでしょうか。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はプラス21.34点)昨年の政治・経済が難しかった事を忘れていました。すみません。)

【国語】

今回から実用文が追加された国語ですが、試作問題にあったように、資料を読み取って考察するという形式でした。これ自体は時間をかければそれほど難しくはないのですが、全体の時間配分には注意が必要です。古文も源氏物語が素材の一つになっていましたが、作品に詳しくなくても問題文にはヒントがいくつもありました。全体的に平均点は少し上昇するのではないでしょうか。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はプラス9.63点)

【英語】

リスニングに関しては、昨年同様アメリカ発音が主となっていますが、大問4では日本人的な発音をする話者が混ざっており、多様な発音での聞き取り練習も必要だというメッセージを感じました。難易度は昨年並み。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はプラス8.11点)

リーディングも昨年と同様で長文を読み解く問題で占められていますが、文字数は昨年よりも減少(約4,900語→約4,200語)しました。場面設定も日常的なものが多く、平均点はやや上昇しているのではないでしょうか。 (※中間集計によると、平均点の昨年差はマイナス4.33点 これも予想がはずれました<m(__)m>)

明日は2日目の状況をお伝えしたいと思います。