【スクープ】初芝立命館中学校 高等学校が「利晶学園大阪立命館」に【校名変更】

2024年5月31日 金曜日

※2024年6月5日、学校名を修正しています。法人名を冠した「利晶学園大阪立命館」が正式名称となります。

初芝立命館中高、初芝富田林中高、初芝橋本中高、はつしば学園小学校、はつしば学園幼稚園などを運営する学校法人大阪初芝学園は法人名を「利晶学園」に変更することが決定されたそうです。

それに伴い、小学校、幼稚園はそれぞれ「利晶学園小学校」「利晶学園幼稚園」となるそうですが、初芝立命館中高は「利晶学園大阪立命館」と変更になるそうです。

現時点で初芝富田林、初芝橋本の校名変更は発表されていませんので、少なくとも次年度は現行の校名のままで運営されると思われます。

因みに早稲田摂陵高等学校も2025年度から「早稲田大阪高等学校」への校名変更と推薦枠を現在の30名程度から74名に拡大すると発表されています。大学による高校の系列化が関西でも拡大しているのでした。

【泉北高速鉄道】近畿大学 2026年度 看護学部設置【泉ヶ丘駅直結】

2024年5月30日 木曜日

近畿大学の医学部は現在の狭山キャンパスから泉ヶ丘に移転する事が決まっており、既に大規模な工事が始まっていますが、5月28日に看護学部の設置についてのプレスリリースが発表されました。

もちろんまだ構想段階ではありますが、入学定員は110名、授業料は年額150万円を想定しているようです。

因みに現在狭山キャンパスに近畿大学附属看護専門学校が設置されていますが、組織的にはそちらが移転するのではなく、新たな学部が設置される、ということだそうです。

【小学校4・5・6年生対象】帝塚山学院泉ヶ丘中学校 体験入学

2024年5月29日 水曜日

98年の歴史を持つ女子校、帝塚山学院が1983年に現校地に中学2クラス、高校3クラスの男子校を開設したのが帝塚山学院泉ヶ丘中学校、高等学校の始まりです。翌年には女子のみの国際科を開設ししばらく男女別コースで学ぶ体制でしたが、1999年から中学が、年次進行で2002年から高校の普通科も共学化し、2005年からは高校の国際科も含めて全面的に共学校となりました。伝統女子校がニュータウンの中に共学校をつくったという点で金蘭会が作った金蘭千里中高(後に法人分離)と似ていますし、かつて行われていた「併学」の形は奈良の帝塚山中高(帝塚山学院とは別法人)を思い出します(2027年度からは帝塚山高も共学化、中は併学を維持)。

それはさておき、当初から進学校として地域の人気を集め、2023年度難関10国立大(旧7帝大+一橋、東工、神戸)ランキングで大阪府220校中26位と高い実績を誇っています。

地域の私立中学校10校の入学者数を見てみると、入学者数200名超は清風南海(289名)、帝塚山学院(264名)初芝立命館(203名)の3校で、その次が帝塚山学院泉ヶ丘(147名)、浪速(141名)と続きます。というわけで、元気な私立中学校が多い地域だともいえます。

今年もこの帝塚山学院泉ヶ丘中学校では体験授業のイベントが開催されます。

いずれも魅力的な内容となっています。お申し込みはお早めにどうぞ。

【13番目の学部誕生!】武庫川女子大学 環境共生学部【学部としては女子大初】

2024年5月28日 火曜日

大気汚染、地球温暖化と気象災害の激甚化、マイクロプラスチックなど地球環境の悪化は進む一方ですが、山林の保全は農学、環境ホルモンは理学(化学・生命科学)、治水は土木工学などと異なった分野で研究されてきました。しかし今日ではこれらを統合して考える学問分野が求められるようになってきました。「環境共生学部」は熊本県立大学に設置されており、学科としては神戸大学の国際人間学部などに設置されていますが、日本最大の女子大、武庫川女子大学でも次年度から設置する計画であると発表されました。

※ 武庫川女子大学 設置学部 学科 ↓

「実践型社会連携プロジェクト」として企業や自治体との協力を得ながら進める課題研究もカリキュラムに配置するなど、ユニークな学部になりそうです。

今後のオープンキャンパスで詳しく内容を聞いてみましょう。

【全学科・全コース対象】星翔高校で学ぶ ドローン【ライセンス取得可能】

2024年5月27日 月曜日

大阪府摂津市の星翔高校から、全コース生がドローンの国家ライセンス取得可能になったとの案内が届きました。86年前に設立された工業高校をルーツに持つ星翔高校は、いまでは普通科と工業系の4学科併せて1学年300名規模の共学校となっていますが、工業系の学科に限らずライセンスの取得が可能というのは全国的にも珍しいと思います。

4年ほど前から、電波の送受信のために必要なアマチュア無線の資格取得も含め、操縦技術や検定を行っている団体と協定を組むなど、ドローンスクールとしての準備を進めてきましたが、ついに2022年から国家資格になったドローン操縦のライセンスを在学中に取得することが可能となりました。

また、もっと操縦を楽しみたいという生徒さんもいらっしゃるようで、「ドローン研究部」という部活動もあります。世界大会に出場するなど盛んに活動しているようです。

興味のある中学生は9月、10月の説明会やオープンスクールに参加してみましょう。

奈良県の県立高校改編と受験動向を振り返る

2024年5月24日 金曜日

奈良県の県立高校は、統廃合に伴う併設状態を除けば1985年~2003年の43校というのが最大数となりますが、人口は1999年をピークに減少していきます。そこで2004年からの統廃合によって2009年には32校まで減少しました。2019年からは段階的に10の全日制高校と定時制1つを募集停止、一方で9校を開校という大きな改編が行われました。2024年度はその完成年度となりますが、全日制の県立高校は29校となっています。

さて、この大規模な改編は地域の中学生の受験動向にどのような影響を与えたのかを見てみましょう。

公立高校(県立+市立)の平均倍率をグラフにしてみました(2022年度より推薦選抜となった市立一条の外国語も特色に加えて計算しています)。公立高校の改編が行われる前は特色選抜の平均倍率が1.3倍前後、一般選抜の平均倍率が1.1倍前後と安定していたのですが、改変期に入ると特色選抜の倍率が大きく低下します。実業系のコースはあまり変化がなかったのですが、再編の対象となった平城や奈良朱雀はもちろん、毎年高倍率となる二階堂や法隆寺国際、市立一条なども競争倍率が読めないためでしょう、結果的に特色選抜の平均倍率は低下しました。その層が一般選抜に回るのであれば一般選抜の倍率が上がったはずですが、そうはならなかったのは私立専願になったと考えられます。一方で一般選抜は大きな変化が無く、改編が落ち着いた2023年度には1.18倍に上昇するなど、地域の普通科としての信頼度は変わらず、となっています。

人口減少に伴う公立高校の統廃合は全国的にも進行していますが、改変期がちょうど受験期に当たった中学生は何かと影響を受けるようです。奈良県ではしばらくは大きな改編は考えにくく、学校毎の難易度も安定してきますので、また安心して受験できるようになるでしょう。

【小中学生は】第15回 近大科学祭2024【科学に触れて科学好きになろう】

2024年5月23日 木曜日

(近畿大学ニュースリリースよりコピペ ↓ )


近畿⼤学理⼯学部(⼤阪府東⼤阪市)は、令和 6 年(2024 年)6 ⽉ 2 ⽇(⽇)、東⼤阪キャンパス 11 ⽉ホールにて、科学の実験や⼯作を体験できる「第 15 回 近⼤科学祭 2024」を開催します。
1. 本件のポイント
●実験や⼯作を通じて科学の楽しさや奥深さを体感できるイベントを開催
●スライムやスーパーボール、活性炭電池作りのほか、ドライビングシミュレーターや VR 射的ができるブースを設置
●来場者に科学・技術をわかりやすく教えることで、学⽣のコミュニケーション⼒向上を図る
2. 本件の内容
「近⼤科学祭」は、実験や⼯作を体験することで、⼦どもから⼤⼈まで普段⾝のまわりにある科学の楽しさや奥深さを感じられるイベントで、楽しみながら科学への理解・関⼼を深める機会を創出することを⽬的に実施しています。今年で 15 回⽬の開催となり、理⼯学部に 6 つある学⽣研究会(化学、電⼦計算機、エネルギー、ロボット、エレクトロニクス、⾃動⾞技術)が参加します。当⽇は、次々と液体の⾊が変わる魔法のメスシリンダーの実験ステージショーや、模型展⽰、ゲームプログラミングの解説などを実施します。また、各研究会が出展するブースでは、スライムやスーパーボール、活性炭電池の製作、ドライビングシミュレーターや VR 射的など、さまざまな科学の不思議を体験することができます。

3. 開催概要
⽇ 時:令和 6 年(2024 年)6 ⽉ 2 ⽇(⽇)10:00〜16:00
場 所:近畿⼤学東⼤阪キャンパス 11 ⽉ホール 1 階ロビー
(⼤阪府東⼤阪市⼩若江 3-4-1、近鉄⼤阪線「⻑瀬駅」から徒歩約 10 分)
対 象:⼀般の⽅(⼊場無料、事前申込不要)※⼩学⽣以下は保護者同伴
主 催:近畿⼤学理⼯学部、近畿⼤学理⼯会学⽣部会
後 援:東⼤阪市教育委員会、⼋尾市教育委員会
(引用 以上)


これは面白そうですよ。小中学生諸君、6月2日は近畿大学に遊びに行こう。

英真学園高等学校 コース改編

2024年5月22日 水曜日

今から97年前の1927年(昭和2年)に創設された大阪高等女子職業学校は、山田耕筰作曲、佐藤春夫作詞の校歌も作られ、華々しいスタートを切ったのですが、7年後にその敷地を鉄道(当時は京阪電気鉄道、現在は阪急京都線)が通ることになり、手狭になるため線路の反対側に隣接する水田を校地として取得しました。つまり線路によって校地が分断される状態になったのですが、京阪側も生徒の利便性を考えてここに踏切を作ることになり、その踏切には鉄道敷設に協力してくれた学校に対するリスペクトでしょうか、「女子職」踏切という名称をつけました。

2000年に共学化し、校名も英真学園となりましたが、2009年からは[文理特進コース][情報進学コース][総合進学コース]の3コース制となっていました。

これが、2025年度より、[特進コース][マンガ・イラストコース][総合コース]と3コースとも名称を変更し、内容もリニューアルされます。

各コースの詳しい内容は今後の学校説明会等で聞いていただければと思いますが、マンガ・イラストのコースは外部のプロによる本格的な指導も予定しているようです。

楽しみですね。

【総合型選抜をお考えの皆さんへ】関西学院大学 4つの総合型選抜【ご準備はお早めに】

2024年5月21日 火曜日

現在高校3年生の皆さんは、そろそろ1学期中間試験を迎えてその対策にいそしんでいる頃かと思いますが、そろそろ大学入試の準備も考えていきましょう。

出願資格や評価の観点などが明示されており、比較的透明性が高いと思われる関西学院大学の総合型選抜は4つの種別が用意されていますが、いずれも9月2日から出願開始となっています。つまりあと3か月ちょっと・・・。中間試験が終わったら出願上の注意事項を熟読の上、すぐに準備に入りましょう。

【速報】大谷中学校(大阪) 適性未来型入試 廃止【中学入試にはなじまない?】

2024年5月20日 月曜日

大阪の大谷中学校の凛花コースで行われていた「適性未来型」入試が廃止されるという情報が入りました。2018年度に時代を先取りする多様な選抜方法の一つとして「未来力」テストは導入され、導入前の試作問題も含めて良問ぞろいだったのですが、受験する小学生にとっては少しハードルが高く見えたのでしょうか、科目入試を上回る受験生が集まることは無かったようです。仁川学園の総合問題や、香里ヌヴェール学院の思考力テストも廃止され、大阪薫英女学院の課題解決型も適性検査型に切り替えるなど、他校でも同様の流れとなっています。どうやら思考力型は中学入試との相性があまり良くなかったようです。

一方で複数の資料を横断的に利用する、科目の枠を超えた身近な生活をテーマにした出題の適性検査型を導入する学校は増加しています。適性検査型は各科目の基礎的な知識や技能を必要としますので、これからも基礎学力は重要になってくるというわけなのでした。