令和3年度(2021年度)奈良県公立高等学校入学者特別選抜出願状況

2021年2月19日 金曜日

2月15日に奈良県教育委員会より、特別選抜入試の出願状況が発表されました。 奈良の県立高校は再編が行われ、校名や設置学科の変更が進んでいますが、ともかく今年はコロナ禍の影響も含めて、どの専門学科に人気が集まるのか気になっておりました。 学校ごとの状況は以下の通りです。

県立と市立を分けて、専門別の変化についてグラフにしてみました。ご覧のように総合、農業音楽、体育、国際・歴史分野、といった学科は減少していますが、工業、商業、美術・デザインは増加しています。また、今年から奈良南に設置の情報科学は定員を割ってはいますが、27名の受験生を集めています。

一方、市立高校の方は、コロナ関連の休校に伴う準備不足といった心理も働いているのでしょうか、例年2倍を超える一条の科学探究コースで大きく志願倍率が低下しています。今回発表の募集枠は合計で3102名という小さな規模ですが、一般入試での出願高校にも注視していきたいと思います。

大阪府私立高校入試を占う(1月25日新聞発表より)その2

2021年1月29日 金曜日

今回は1位~定員充足100%ラインの23位まで。

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6位~10位にも、進学校としての存在感を増してきた「四天王寺東」、プログラミングロボットを含む協同学習の先進校「追手門学院大手前」、共学化が大成功、新たな校舎での多彩な教育活動の「羽衣学園」、こちらも共学化、英語教育でも定評の「香里ヌヴェール」、大学附属でありながら国公立をはじめとして大学受験にも力を入れている「阪南大学」など特色のある人気校が続きます。

専願率も上がっているようです。私学の魅力が昨年以上に伝わったという事でしょうか。今年は年度前半のオープンスクールや対面での説明会が無く、中3生にとっては学校選びの機会が少なかったはずですが、そんな中でもそれぞれの学校の特徴をホームページやオンライン説明会で調べたという事でしょう。子どものICT活用能力や情報収集能力も向上しているのかも知れません。

さて、来週からは関関同立の入試が始まります。例年のようにその日に出題された全教科の出題内容概要と英語の解答をここで紹介する予定です。お楽しみに。

大阪府私立高校入試を占う(1月25日新聞発表より)その1

2021年1月28日 木曜日

1月15日集約の、大阪中学校校長会の進路希望調査の結果が新聞に発表されました。 その結果を元に、2021年度入学者数を占ってみました。 ちょっと乱暴ですが、この進路希望通りに全員が出願し、全員合格したうえで、専願者は全員入学、併願受験者は昨年度入試の戻り率通りで戻ってきたと仮定して入学者数を計算してみました。大阪府下94校でこの試算を行うと、23校が外部募集人数以上の入学者が見込まれることになります。その中でのランキングを作ってみました。まず1位~10位 。

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【第1位】今年も人気の大阪高校。昨年調査よりも15%増。充足率だけでなく希望者総数でも大阪第1位です。(昨年は桃山学院が1位)旧1学区の公立高校は定員が18クラス分減少しますので、倍率上昇に伴う戻り率の上昇も見込まれます。従って入学者予想はこの数字を超える可能性もあります。プレハブ校舎の発注をお勧めします。 【第2位】こちらは既に新校舎建築中の関西大倉。昨年も希望者数を大きく伸ばしましたが、今年はさらにそれよりも5%増の1638名が希望しています。入学者も500人を超えるのではないでしょうか。 【第3位】中学受験でも絶好調だった常翔学園。ICT環境も充実しており、コロナ休校期間もオンライン授業で楽しく乗り切りました。さらに校地整備も続くこの学校は600人以上の入学が見込まれます。もう淀川をせき止めて拡張するしかありません。 【第4位】大阪電気通信大学。進学総合と工学連携のコースが大爆発。オンラインブームも手伝って理系男子に加えて女子も流入。さらに需要が膨らむ情報工学人材育成に定評のあるこの学校も注目株です。 【第5位】出ました。南河内の雄、清教学園。生徒の主体性、自主性も重んじる地域のトップ進学校を昨年比8.5%増の699人が希望しています。今年は専願希望者も増えており、このままでは昨年を超える入学者数は確実です。 (続く)

【ご安心ください】新型コロナウイルス感染症と高校入試【何とかなります】

2021年1月27日 水曜日

 新型コロナウイルス感染症に関してですが、高校入試シーズンが迫ってきたこのタイミングで、また感染者数が増えるなど、各現場では厳しい判断を迫られるケースが出てきました。近畿圏では小6生の1割弱しか受験しない中学入試と違い、高校入試は大半の中3生が受験するわけですから、各校の準備や対応はその比ではありません。宮城県では入試を中止した私立高校もあるとの報道を見ましたが、近畿圏の多くの高校では、学校で感染者が発生した場合と受験生が感染、またはその疑いがある場合とで、その対応を事前に発表しているところがほとんどです。 簡単にまとめますと、 ①学校でクラスター発生した場合は別会場(地理的に離れた別校舎など)を用意している ②受験生が感染して受験できない場合は別日程(1.5次入試など)を用意している。 しかも、例年は統一日程日よりも1.5次の方が高めの合否ラインを設定する高校もありましたが、今年に関してはほぼ同じラインに設定(清風高校など)するそうですので、統一日に受験できなくても不利にならないでしょう。

いずれにしても、入試の当日まで何らかの変更が生じる可能性があるので、学校ホームページの確認することと、当日は時間的に余裕を持った行動をしておけば大丈夫です。落ち着いて最後の仕上げに取り組んでください。

【大阪】私立高校入試 面接試験中止の動き

2021年1月20日 水曜日

新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていますが、あと20日後に迫ってきた私立高校入試にも影響が出てきました。 こちらは昨年11月に発表された大阪高校からの文書です。

2日目に行う予定だった面接を取りやめ、昼食時間を挟む1日目の日程を2日間に分散して、午前中で帰宅させるという作戦です。これならマスクを外す時間を最小限にすることができます。

浪速高校は2日目の面接試験を取りやめて、1日で試験を終了させるという変更を発表しています。

金光大阪高校からも面接を中止するとの連絡が入りました。面接試験は、受験生にとっても服装や態度を見直すいい機会だったと思うのですが、待機時間や場所も必要で、多くの生徒を長時間滞留させることにもなり、受験生同士の会話なども含めて感染拡大のリスクの方が高いと判断した結果だと思われます。面接試験そのものは無くなっても、入試当日はふさわしい服装と態度で臨みましょう。

東京都 公立高校 志望予定調査

2021年1月19日 火曜日

東京都教育委員会から、2021年度入試における、公立高校の志望予定者調査が発表されました。東京の公立高校は男女別に定員が設けられていますので、男女別の倍率が発表されているのですが、男女ともトップは三田高校。旧制高等女学校をルーツに持つこの学校は1950年から共学化、2007年からは進学指導「推進」校(「重点」校ではない)にも指定され、早慶上智ICU126名、GMARCH352名など、大学進学実績でも輝かしい実績を上げています。69人の管弦楽団(弦楽部+吹奏楽部の一部)は2019年の全日本オーケストラフェスタにも出演、公立なのに屋内温水プールも完備などと部活動も設備も充実。そりゃぁ人気もでるでしょうよ、といった学校です。もちろん、4年間連続東京大学10名以上合格の戸山高校や昨年度北海道大学13名など、難関国公立の合格実績を誇る青山高校(因みにどちらにも管弦楽団がある・・・)なども安定した人気です。これら進学指導重点校についてはこの時点での希望者数より、実際の出願が増える傾向がありますので、注意が必要でしょう。(以下は東京都教育委員会のホームページhttps://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/release20210107_01.htmlの配布資料(2)より抜粋)

付属(附属)校からの内部進学ランキング②

2021年1月13日 水曜日

 それでは、付属校からの入学者が全体のどの程度を占めているのかを示したランキングも作ってみました。すると、1位は人数では2位だった東海大学。3割以上が付属校の出身となっています。2位は日本大学、3位が創価大学。都内から少し離れた八王子の駅からバスで20分の丘の上の広々としたキャンパスを持つこの大学の付属校は創価高校(東京都小平市)と関西創価高校(大阪府交野市)の2校のみですが、この2校からで入学者の4分の1を占めるというのは驚きです。

4位の慶應義塾について、付属校の名称が独特なので、慶應義塾のホームページからの図を借りてきました。

 湘南藤沢は実質中高6年一貫(高校からの一般外部募集は20名)ですが、それ以外は3年区切りで学校を卒業、入学する形になります。とはいえ、慶應義塾女子は慶應義塾三田キャンパス、慶應義塾中等部の隣ですし、普通部と高等学校は同じ日吉駅をはさんで反対側ですので、実質的にはそのまま進級、といった感じになるのでしょう。

このランキングの上位の大学を目指すのならば、高校から(もしくは中学校から)入学しておくのがお勧め、となりそうです。しかし、今の人気ぶりを見ていると、付属校でなくても、大学系列の高校・中学校はさらに増えていくことでしょう。

付属(附属)校からの内部進学ランキング①

2021年1月12日 火曜日

ここ近年人気の大学付属(附属)校について調べてみました。(国立大学に併設されている学校は「附属」で統一されていますが、私立では近畿大学「附属」や龍谷大学「付属」平安など、2通りの表記があります。ここではまとめて「付属校」と表記します)元データはAERAムック「大学ランキング2021」朝日新聞社 から取っています。数値は2019年度入学者数を元にしています。

 付属校からの入学者ランキング全国1位はやはり、日本最大の大学、日本大学です。なんと年間4233名というのは大阪の標準的な府立高校(1学年320名)の13校分にあたります。しかし、実は日本大学の附属校は全国に25校もあるのです。日本大学恐るべし。1校平均165名が入学した計算になります。

 2位は2254名の東海大学。こちらも北海道から熊本まで全国に14校の付属高を持っています。(うち3校は別法人)1校平均161名が東海大学に入学している計算になります。こちらもかなりの占有率ですね。

 3位は1535名の早稲田大学。早稲田の附属高は2校、系属校は5校(附属・系属の表記は早稲田のホームページに倣っています)の7校からの数字です。そのうち練馬の早稲田大学高等学院からの進学者は例年460名以上と卒業生のほぼ全員が早稲田大学に進学しています。7校平均でも219名と圧倒的な占有率ですね。(続く)

履正社高等学校 S類奨学金制度

2020年12月24日 木曜日

大阪府豊中市の履正社高等学校は、2021年度入学生から、思い切った奨学金制度を導入すると発表しました。 簡単に言いますと、入試で上位25位に入れば、授業料+施設設備費を合わせた年間64万円が無料になるという制度です。公的支援金を受け取っている場合はその分は減らされますが、いずれにしても生徒が負担する学費は無くなります。 成績不振や素行不良がなければ原則3年間運用される、と明記されていますので、公的支援が無いご家庭の場合は学校から192万円プレゼントという豪華なキャンペーンとなっています。腕に自信のある受験生は是非チャレンジしてみましょう。

【コロナ対応】大阪の私立高校入試 面接中止の動きあり

2020年12月22日 火曜日

残念なことに新型コロナウイルス感染症(covid-19)の感染拡大が止まりません。これから迎える入試にも影響が出てきました。特に多くの受験生が集まる高校入試では、使用する教室数を増やして受験生の密度を下げる、特別講義室や体育館といった広い部屋を試験場に転用する、といった学校もあるようですが、面接試験を見直す学校も出てきました。

大阪府豊中市の大商学園からのお知らせの一部です。

こちらは大阪市住吉区の浪速高等学校からのお知らせの一部です。

いずれも、2日目に予定されていた面接試験を中止するというわけです。面接そのものの場面では、感染リスクはさほど高くないと思われますが、待合室や友人の帰宅待ちなど、密になる可能性は否定できないので思い切ったと考えられます。

大阪市東淀川区の大阪高校は、昼食の時間帯はマスクを外す=感染リスクが上がる、と考えたのでしょう、2日目の面接試験を取りやめ、代わりに学科試験を2日間に分けそれぞれ午前中のみで行う、という方針です。

今後の状況によっては、さらに面接を中止・縮小する学校も出てくるかもしれません。学校のホームページは定期的にチェックするようにしましょう。