大阪経済大学 定員変更

2022年7月29日 金曜日

創立90年を迎える大阪経済大学ですが、こちらにも動きが見られます。文部科学省からの発表資料を見ていて気が付いたのですが、大規模な募集人数の変更が行われます。

経済学部経済学科450→680 なんと230人も増やします。代わりに地域政策学科を廃止します。この学科は150名定員でしたので、差し引き80名増という事になります。

経営学部第1部経営学科330→430 つまり100名増です。またビジネス法学科も180→200の20名増というわけで、経営学部第1部だけで120名の増です。代わりに第2部の定員は60名減ですが、それ以外に情報社会学部や人間科学部の定員増もあり、合計で215名の大幅増員となっています。定員が増えると競争率が下がるのかといえば、逆に受験生が集まって競争率が上がるケースもありますので、受験生の皆さんは早目の日程から受験するようにしましょう。

【まだまだ】龍谷大学 心理学部 新設【攻めるぞ】

2022年7月28日 木曜日

社会学部が瀬田キャンパスから深草キャンパスにお引越しするニュースはここで紹介しましたが、【瀬田キャンパスから】龍谷大学 社会学部 キャンパスお引越し【深草へ】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)今度は心理学部の新設が具体的になってきたというニュースです。

既に文部科学省から学則変更の答申も発表されています。

それによると、現行の文学部臨床心理学科99名が廃止され、代わりに心理学部心理学科255名となっています。つまり心理学を学びたい受験生にとっては156名分のお席が空くことになりますので、大変ありがたいお話でございます。

大学入学共通テスト導入の初年度から出願科目数のバリエーションを増やして志願者を伸ばした龍谷大学ですが、学部移転に続いて学部再編と攻めの姿勢が続きます。次は何が出てくるのか楽しみです。

【高等学校】大阪府 吹奏楽コンクール 地区大会 結果発表【北地区】

2022年7月27日 水曜日

7月24日の日曜日に開催された北地区の結果が入ってきました。高等学校Aの部門で金賞+代表は以下の7団体です。

常翔学園、常翔啓光学園、追手門学院大手前、関西創価、金蘭会、同志社香里、大阪府立桜和・南・西・扇町総合(4校合同)。

シード校の淀川工科、東海大付属大阪仰星、大阪桐蔭はこの中に入っていませんが、今回代表に選ばれた上記の7校に関して、この春大阪市から大阪府に移管された「桜和・ 南・西・扇町総合」の4校合同団体を除くと私学に占められています。常翔グループの2校もそろって代表入り。おめでとうございます。13日の府大会に向けて練習が始まっていることでしょう。

小編成では、香里ヌヴェール、大阪国際、大阪信愛、相愛、大阪府立淀商業の5校が金賞+代表。昨年は代表権のない金賞だった大阪国際は、この春の学校のお引越しもあり、超多忙の中で先生も頑張って代表権獲得という涙なくして語れない大金星です。で、この小編成でも代表入りの公立高校は1校のみ。小編成は8月16日が府大会です。どのような結果になるのか楽しみです。

【経済的に大変でも】近大附属「子どもの未来サポートプラン」【近畿大学附属にいらっしゃい】

2022年7月26日 火曜日

突然ですが、クイズです。

学校法人近畿大学にはいくつの学校があるでしょうか

大学は1つ

短期大学は2つ

工業高等専門学校は1つ

附属高校は7校(東大阪、和歌山、新宮、豊岡、福岡、福山、東広島)

附属中学校は6校(上記福岡以外の6校)

附属小学校は1校

附属幼稚園は2園

専修学校は附属看護専門学校の1校

というわけで、合計21校となります。改めて数えてみるとやはりすごいです。

その附属中高で寮が併設されている豊岡と新宮の2つの中学校・高校で、収入制限等条件を満たしていれば3年間経済的なサポートが受けられる制度ができました。それが「子どもの未来サポートプラン」です。

その支援内容というのが・・・

【支援内容】

学 費:入学金、授業料等を原則3カ年間免除

寮費等:入寮費、寮費(光熱水費含む)、食費等の免除

諸経費:<入学時>教科書、制服、体操服、学級費、タブレット、修学旅行費等

    <2年次>教科書、学級費等

    <3年次>教科書、学級費等 他

というわけで、お金を払わずに寮に住んでご飯食べて制服や体操服、教科書やタブレット端末まで頂いて授業を受けて修学旅行にも行ける、という夢のような支援です。

詳細の条件はHPでご確認ください。

女子が地方の国公立大学に行きたがらないのは本当か?

2022年7月25日 月曜日

ジェンダーレスといわれている中で、このような時代錯誤な話題もどうかと思いつつ、「女子は実家から通う大学を選ぶ傾向が強い」という都市伝説を実証して見ようと思いまして、当グループの受験生動向を調べてみました。

通学が不可能と考えられる都道府県の国公立大学に進学した生徒の性別を調べてみると

  2020年 2021年 2022年
男子 61.6% 60.2% 55.3%
女子 38.4% 39.8% 44.7%

やはり、思った通り男子の方が多かったのですが、年々その割合は下がってきています。因みに合計実人数はコロナ禍の影響をものともせず?増加しています。

ところで、地方国公立に合格したけれども入学しなかったという生徒がここ3年間合計で66人いたのですが、その性別を調べてみると・・・

2020年 2021年 2022年 合計
男子 15人 17人 17人 49人
女子 4人 4人 9人 17人

あれ?男子の方が明らかに多い?

そうかぁ男子は浪人を選んだのか?と思って調べてみると、関西なら立命館大学に17人、関西大学に15人などお家から通える私立大学に入学しているのです。というわけで、親元を離れたくない男子が増えているかも、というお話でした。

【早ければ2025年以降】大学6年制薬学部 新設不可【文科省】

2022年7月22日 金曜日

6月30日に開かれた文部科学省の「薬学部教育の質保証専門小委員会」によって、入学定員の抑制に関する提言が取りまとめられました。それを受けて文部科学省は今まで基準さえ満たしていれば認可してきた薬学部の新設・定員増を2025年以降認めない方針を発表したようです。大学からの申請によって新設・定員増を繰り返してきた薬学部ですが、今や私大58校(60学部)のうち約3割は定員を2割以上下回っており、教育の質の低下が懸念されていました。

実は、福島県立医科大学助教授(当時)の江戸清人先生が2003年に薬学部の乱立による「不十分な教育、薬剤師の質の低下、医療費の増加につながる可能性」など、薬学部増設に伴うデメリットを指摘なさっていた(「薬剤学」63巻4号p.167-169 公益社団法人日本薬剤学会 2003)のですが、19年の時を経てようやく文部科学省を動かすことになったようです。

ともかく薬学部を出ておけば、供給過多になって職に困る、という事が無くなりそうですのでさらに人気が上がるのではないでしょうか。薬学部志望の皆さん、ご注意ください。

【小学生向け】昇陽中学校 英検対策講座【無料!】

2022年7月21日 木曜日

小学校での英語が教科化されたこともあり、英検受検の低年齢化が進んでいますが、私立中学校入試では入試科目に英語が選択できる、英検による加点など、英語力があると有利な制度が広がってきています。

さて、大阪市此花区の昇陽中学校についてのお話です。昇陽中学校では習熟度別少人数授業で英語力を伸ばす取り組みをしていますが、英検に向けた対策授業も行っています。そのノウハウを小学生にも体験してもらいたいとの事でしょうか、今回無料の英検対策講座が開催されるようです。 無料講座といっても、本来なら結構なお値段のオンライン学習ができるIDまで頂けるとの事ですので、これはお得。ともかく学校HPからお申し込みください。

【2024年から】滝川中学校 滝川高等学校 共学化

2022年7月20日 水曜日

1918年(大正7年)に「日本のマッチ王」と呼ばれた実業家、瀧川辨三氏によって設立された神戸市須磨区の男子進学校、滝川中学校・高等学校は、阪神電鉄・山陽電鉄・神戸市営地下鉄の「板宿」駅から徒歩5分という、交通至便な場所にあります。中学校から「医進選抜」、「サイエンスグローバル一貫」、「ミライ探究一貫」という3つのコースに分かれており、2021年度も卒業生217名に対し、国公立に65名(既卒含む)合格するなど進学校としての実績も素晴らしい学校です。

で、その男子校が何と2024年度から女子も募集するとのお知らせが届きました。つまり現在の小5、中2が最初の対象学年となります。兵庫県の私立といえば、男子校・女子校といった別学校が共学校よりも多いのですが、共学化の動きが進んでいくのでしょうか。情報に注意しておきます。

【2025年度から】兵庫県 県立高校 14校が6校になります【8校減少】

2022年7月19日 火曜日

兵庫県教育委員会は7月14日(木)、全日制の県立高校125校のうち、今の中1が高校受験を迎える2025年度に統合する予定の14校を発表しました。

(第1学区)神戸市北区=神戸北、神戸甲北

(第1学区)神戸市西区=伊川谷、伊川谷北

(第2学区)西宮市=西宮北、西宮甲山

(第3学区)三木市=三木北、三木東、吉川

(第4学区)姫路市南部=姫路南、網干、家島

(第4学区)姫路市北部・福崎町=夢前、福崎。

以上の14校が6校に統合されるという方針のようです。今後校地をどちらにするのか、または新たに移転するのか、校名はどうなるか等も含めて検討に入るとの事です。最終的には28校を統合して13校に統合する、つまり15校減少させる方針のようですから、今後残りの14校(減少数では7校)も順次発表されることになると思います。1校当たりの規模が大きくなることで選択授業の設置が可能になるなど、統合によるメリットが生かされる事を願っております。

立命館附属校からの進路状況2022

2022年7月15日 金曜日

学校法人立命館には4つの中学校高等学校がありますが、その4校の進路状況をまとめてみました。まず立命館大学+立命館アジア太平洋大学(APU)への進学者とそれ以外をグラフにしてみました。北海道にある立命館慶祥高校からの進学者は約半数ですが、それ以外の3校は88%前後の卒業生が立命館かAPUに進学しています。

で、気になるのは残りの生徒はどうなったのかというところなのですが、ここで驚きの事実が・・・

立命館=既卒合わせて46名(現役では38名)が国公立に合格していますので、浪人する場合もあるようですが、大半が国公立に合格しているようです。

立命館宇治=海外の大学への合格件数が51との事ですので、大半が海外大学に進学しているようです。世界ランキングで東京大学よりも上位の大学に13名合格しています。

立命館慶祥=国公立に78名合格していますが、なんと現役での東京大学理科三類、京都大学医学部医学科を含む医学部医学科に34名もの合格実績となっています。

立命館守山=国公立19名、早慶7名東京理科7名など難関私大にも合格しています。

というわけで、立命館大学に行けるだけではなく、それ以外の大学にも進学できる学校ですよ、というお話でした。