【明日から】私立大学 入試本格スタート【関関同立】

2022年1月31日 月曜日

既に私立大学の一般選抜は始まっていますが、関関同立に関しては関西大、関西学院大、立命館大、が2月1日から、同志社大が2月4日から一般入試が始まります。というわけで、今年も明日から即日分析を行って、出題内容などをここに掲示いたします。

というわけで、いつものブログは2月14日(月)から再開となります。即日分析もお楽しみに。頑張れ受験生。もっと頑張れ私。

【ついに】全国高校生花いけバトル 相愛高校準優勝【近畿から】

2022年1月28日 金曜日

2017年から行われている「全国高校生花いけバトル」は全国8ブロックでの予選会を勝ち抜いた8校+香川県大会の優勝校の9校で行われる華道の競技会です。2名1組で、その場で器と花が指定されて5分間で作品に仕上げるというこのバトル、先週の土日に行われた全国大会で大阪の相愛高等学校が準優勝に輝きました。2019年にも全国大会に出場した相愛高校ですが、今年は地区大会の1回戦でまさかの敗戦からの敗者復活で優勝、出場権を獲得し、しかも本選で近畿勢初の準優勝を勝ち取りました。今年も無観客とはなりましたが、その様子はYouTubeでライブ配信され、指定された大きな花器に自分の背丈よりも大きな花材を選んで立体的に構成していく迫力のパフォーマンスが見られました。相愛高校のペアは大きく横に広がった大胆なアレンジを時間ぴったりで仕上げていました。しかし今回は優勝の茨城県立土浦第一高校と僅差での準優勝でしたので、ご本人たちは悔しかったことでしょう。

このようなお茶やお花といった伝統文化を学ぶことができる希望者向けの講座が用意されている学校もあります(女子校に多い印象)。学校を選ぶにはこのような文化面の充実にも着目してはいかがでしょうか。

【続報】東京都立高校 スピーキングテスト活用【CBT方式で】

2022年1月27日 木曜日

東京都教育委員会は2023年度入試から、スピーキングテストの活用を行うと発表していました【2023年度入試から】東京都立高校入試 スピーキングを採用【東京都独自】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)が、その詳細が次第に明らかになってきました。次年度の中3生(今の中2生)は11月末までに会場実施されるスピーキングテストを受けることになっているのですが、その方法は「ESAT-J」というシステムが入ったパソコンかタブレット利用のCBT方式で行うようです。(CBT方式=「Computer Based Testing」の略称で、コンピュータを使った試験方式のこと)

内容は、(A)英文の読み上げ、(B)図示された情報を基に質問に答える、(C)日常の出来事を伝える、(D)身近なテーマについての自分の意見とその理由を述べる、という4パートの分かれており、それぞれ「コミュニケーションの達成度」「言語使用」「音声」の3つの観点を2~5段階でAIと人が採点する、との事です。なんだか難しそうだ。

入試に対する配点は1020点の中の20点分ですので、決して比重が高いわけではありませんが、全く準備をしないという選択肢も無いでしょう。中学校でも対策用のICT教材の導入など、これから急ピッチで対策が行われることでしょう。

【小学校5年生対象】箕面自由学園中学校 「プレ入試体験」【君たちはもう受験生だ】

2022年1月26日 水曜日

※本イベントは3月12日(土)に延期となりました。

昨日は現小6向けの内容でしたが、今日はその下の学年向けのお話です。今年の入試でも50名募集のA日程(午前+午後)に103件の出願を集めた人気進学校、箕面自由学園では小5生向けの「プレ入試体験」というイベントを行います。

いやいやまだ受験勉強できていないのでテストなんて無理ですよと思っているそこのあなた、1年後に必ず訪れる入試の日に向けて、ひとまず本番の緊張感を味わってみるだけでも大きな財産となるのではないでしょうか。箕面自由学園志願者はもちろん、その他の学校を考えている5年生にとっても絶好の機会です。お申し込みは学校HPからどうぞ。

【今からチャレンジ】大阪私立中学校 1月末~2月入試【今から私学】

2022年1月25日 火曜日

1月15日を皮切りに、近畿圏の中学校入試の多くの日程は終了し、小6受験生はホッとしている頃だと思いますが、体調不良などで思うように力が出し切れなかった、または受験できなかったという受験生に朗報です。今回紹介するのは、今からでも出願できる私立中学校がありますよ、というお話です。

【追手門学院中学校】

【樟蔭中学校】

【金蘭会中学校】

1月30日以降に入試が行われる近畿圏の中学校はこれ以外に

昇陽(1/31)、近江兄弟社(2/5)、神戸山手(2/5)、堺リベラル(2/8)、金剛(2/10)、PL学園(2/10)、奈良育英(2/11)、近大新宮(2/12)、大体大浪商(2/13)、相愛(2/16)、京都国際(2/19)、などとなっております。詳しくは各校のHPでご確認ください。

武庫川女子大学 一般選抜入試始まる

2022年1月24日 月曜日

今朝、武庫川女子大学の横を通ると、いつもの登校する女子大生の華やかな群れが無い。代わりにリュックを背負った緊張気味の女子高生が・・・。そうです今日から入試が始まっているのです。

大学のHPには出願者数速報が載っていますが、昨年に比べて学部学科による凸凹があるようです。

文学部の日本語日本文学科は減、英語文化学科は増、心理・社会福祉学科は減、教育学部は減、生活環境学部の生活環境学科は減、情報メディア学科は増、食物栄養学部はほぼ同数、建築学部は減、音楽学部はほぼ同数、薬学部薬学科は増、看護学部は減、経営学部も減、となっています。資格系と情報系はどの大学でも人気ですね。

武庫川女子大学は今回のA日程のあと、B日程、C日程、共通テスト利用のD日程とまだまだ出願のチャンスがあります。詳しくは学校HPでご確認ください。

大学入学共通テスト 平均点の速報発表

2022年1月21日 金曜日

大学入試センターより、先週行われた大学入学共通テストの平均点の速報値が発表されました。40年以上稼働している安定のシステムはさすがです。

それはさておき、昨日までのブログでも書いたように、大きく難化した科目が目につきます。数学も厳しい戦いになりました。ということは事前に決めていた目標点に達していなくても大丈夫な場合も考えられます。各予備校のシステムなどを利用して出願校を決定しましょう。また、この結果を受けて私立大学をもっと多く受けておこうという場合は、まだ明日締め切りの立命館大学など今からでも出願できる入試もまだまだあります。各大学の特設サイトをご確認ください。

大学入学共通テスト2022を解いてみた③

2022年1月20日 木曜日

開成教育グループには「フリーステップ教育技術研究所」という教務に関する運営支援部署がありまして、共通テストもそこのベテランスタッフたちが解いて平均点予測を出しているのですが、どうも最近大学入試センターの発表より英語は低めに外し、国語は高めに外す事が多いそうです。今の現役受験生は「一昔の受験生」より全体的に英語力が向上しており、国語力は低下しているという事なのでしょうか。そういえば英語に関しては4技能の習得向けの新たな教材や、ICT機器の活用などが進んでいますが、国語はあまり進化していないのかもしれません。ということで、今回は国語を解いてみます。

第1問 論説文

「食べる」という事に関する哲学的な素材文が2種類あり、それをまとめた「メモ」を穴埋めするという形式です。素材文の対比とその目的を読み取る必要がありますが、選択肢が微妙で難易度は高めだったと思われます。「人間に食べられた豚肉(あなた)」という設定、奇妙過ぎて気が散ります。

第2問 小説

これも素材文をまとめた「ノート」を穴埋めする形式です。時系列で記述されている小説ですので設問に対する着目点が絞りやすく、設問も消去法で絞り込めるオーソドックスな選択肢でできています。個人的に小説が得意なので、そう感じただけかもしれませんが、やや易しいと感じました。

第3問 古文

「増鏡」と「とはずかたり」

古文全体で8題中、古語、古典文法が4題(配点は22/50)とセンター試験と近いバランスですが、設問の後半が、この2つの素材文を鑑賞した教師と生徒3人の会話文を穴埋めする形式になっています。発言者が本文のどこに着目したのかを考えるものですが、本文が読み取れていなければ結局解けないようになっています。妹に恋心を抱く兄という気持ち悪い設定を我慢する必要がありますが、難易度はセンター試験と変わらず、例年通りでしょう。

第4問 漢文

序文の付いた七言律詩です。序文の返り点を補う問題は少し時間が必要ですが、韻文は形式が整っていて読みやすくて個人的に好きです。ところで、随筆的な漢文には夢か幻かみたいな不思議なお話、よく出てくるのですが、ここに東洋的な神秘さを感じている私は変な人でしょうか。

それはさておき国語全体としては昨年117.51点だった平均点が10点ほど下がるという予測を各予備校が行っています。冒頭の話ではありませんが、私が例年並みだと思ったら、難化しているっていう事なのかもしれません。

というわけで、国語を解いた後なので思わず長文になってしまったブログなのでした。

大学入学共通テスト2022を解いてみた②

2022年1月19日 水曜日

ネット上では数学が難しかったとの書き込みが目につきます。そこで今日は数学を解いてみよう。

【数学Ⅰ・数学A】

第1問 (必答)数式の計算 三角比

中問の(1)(2)これはこんなもんでしょう。テストで三角比の表を使うのは新鮮かも。

(3)の正弦定理までは問題ないとして、後半の条件をどのように数式に置き換えるのかが辛いところですね。時間優先で2つは捨てて先に行こう。

第2問 (必答)2次方程式・2次関数

中問(1)解と係数の関係

(1)は計算問題(2)2つの方程式と解の個数の問題。これも一方が重解になる場合とならない場合に分けて考えるのね。

(3)2次関数のグラフの変化の問題。頂点の座標を平方完成で求める地味な方法を思い出せばできるはず。

(4)必要十分条件

うわ、やだな。こんな聞き方してくるかなぁ。場合分けして考えていたら時間がかかるから、ひとまず一つは適当に選んでから選択問題に進もう。

中問(2)統計

ヒストグラムの読み取りは、手間がかかりますが、度数分布表を作って計算ですね。箱ひげ図の読み取りは良いとして、散布図かぁ。そこはぶっ飛ばして相関係数の計算。単なる小数の割り算の手計算。ああ電卓使いたい。

と、ここまでできっと10点ほど捨ててきたな。

第3問 (選択)場合の数 確率

これは設定が小さい数字なので、樹形図書いても解ける。枝問で稼いでいこう。お?最後の条件付き確率は自信がない。それでも選択問題1つはクリア。

第4問 (選択)整数問題 剰余系

数値を指数で表していますが、実は規則性の問題。

第5問 (選択)平面図形

あ、メネラウスの定理だ。こっちを選択したほうが正解か?いやいや後半は円が絡む。やめた方が良いかな。

ううむ、今年の数Ⅰ・Aは各大問の最後にモヤモヤする問題があって、捨てる勇気が無ければ詰みそうです。私も受験生だったら失敗しているかも。平均点予測は河合塾38点、駿台ベネッセ43点。昨年の57点より大きく下がりそうです。確かに、昨年より難しかったです。点数が取れなかった受験生の皆さん、みんなも取れていないのですからガッカリしなくても良いです。

さて、ここまで本気で解いてみた感想は・・・腰が痛い。目がかすむ。

大学入学共通テスト2022を解いてみた①

2022年1月18日 火曜日

今年の共通テスト、事件や津波警報、大雪など各地でいろいろありましたが、何とか終わりました。今年の問題はどんな問題だろう。解いてみよう。

【英語リーディング】

第1問 実用文

スイーツの材料に使える果物についての話題と、動物園のキリンの赤ちゃんの名前を募集する企画の告知。緊張している受験生をほんわかさせる作戦でしょうか。楽しい設定です。

第2問 実用文

図書館の使い方、各国のペット事情、難しい単語はありません。

第3問 中長文

日本文化に触れたイギリス人ブロガーの記事。イギリスの3つの山に登るチャレンジ体験談。どちらもちょっと字が多いので読むほうも時間との戦いです。

第4問 中長文

学生向けの家電販売のページ。なぜ値段が違うんだろうと思いながら読み進むとわかります。

第5問 長文

テレビを発明した人の伝記なのですが、その内容をまとめたノートの穴埋めをするという形式です。どうやら先に穴あきノートの方を見てから本文を読んだ方が良さそうです。

(実は私はここで時間切れ)

第6問 長文

A:朝型と夜型。これもまとめノートの穴埋めです。

B:プラスチックリサイクルマークについての説明なのですが、本文が長い・・・。

というわけで、速読力が必要だという事を実感できました。キリンの赤ちゃんの話をじっくり楽しんでいてはダメです。

さて、平均点ですが、河合塾は去年+3点、駿台ベネッセは去年並みと予測しています。私も若干平均点上昇かな?と思います。