(2024年8月27日のブログ)
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(2024年9月27日のブログ)
【ひとまず】大阪府公立高校入試日程変更 令和10年から?【先送りか?】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ
昨年2回こちらでお伝えした大阪府の公立高校入試変更に関してですが、また新たなニュースが入ってきました。
1月20日付の日本経済新聞社のネット記事、「大阪府教育委員会は20日、2028年4月の入学者を対象にする府立高校の一般選抜入試の日程を3月1日前後とする方針を示した。」を見つけました。
基本的には今まで公表されてきた内容の延長なのですが、まとめてみます。
(「 」の中は記事からの引用、◆は私の心の声です)
①日程は3月1日前後(つまり現行より10日間前倒し)。理由は「入学準備の期間を十分に確保」とのこと。
◆2月下旬よりはましだけど、早くする意味って何???そんなことで公立高校志願者が増えると本当に思ってらっしゃるの???それより「入学準備」って何?USJに行く日のこと?
②特別選抜と日程を一本化する。
◆既に一般選抜に大半の高校が一本化されている現状とそれほど変わらないけど、現在別日で行っている実技行う学校は日程がはみ出る?
③複数志願制を導入する(つまり不合格になった時、他の公立高校に入学できる)。理由は「減少する志願者の増加を図る」。
◆受験生にとって志望していない高校から合格通知が来てうれしいかなぁ。具体的な併願方法は決まっていないけど、定員割れした学校に回されるなら希望する受験生はいないと思うけどなぁ。そもそも15歳人口が減少しているのだから、「志願者の増加を図る」=私学の入学者を減らすということになるんですけど、意味わかってます???
④「アドミッションポリシー枠」(仮称)を募集定員の50%を上限として設定する。
◆こちらもまだ詳細は発表されていないので何とも言えないけど、学力ではなく事前に作成した志望理由書(と内申?)だけで何を判断するというの?得点開示できるような数値化ができるの?そもそも③で入学してくる受験生はアドミッションポリシーと関係ないのだが、その生徒と併存させることの理論的な矛盾はどのように説明できるの?
ともかく受験生を混乱させたり困惑させたりすることのないように丁寧な説明とわかりやすい制度設計をお願いしたいものです。その前に公立高校のトイレを直してください。