2023年度のデータですが、その大学を合格した中で、入学する割合はどのくらいか、というランキングがありましたので紹介します。元データは「大学ランキング2025」(朝日新聞出版)を参考にしています。一般選抜での入学者が2000名以上の大学でのランキングです。
同一学部を複数回受験できる関西の大学は、一人が例えば5回合格しても入学できるのは一人ですから20%、という計算になりますので低めになりますので、東京と関西圏を別にして、それぞれの相対で見てください。(東京は水色、関西は薄オレンジ色に塗っています)

首位は慶應義塾大。納得ですね。そして早稲田、青山学院、駒澤、中央と続きます。首都圏では難関私立が第一志望という受験生も多いのでしょう。
関西圏ではやはり同志社大がトップ。関西大、関西学院大と続き、立命館大は関関同立では4位になっています。但し一般選抜による募集割合が一番大きいのは立命館大ですので、複数回受験した受験生が多かったとも考えられます。
それでは500~2000の規模についても同じようなランキングを作ってみました。

すると、美術大がワンツーフィニッシュ。なるほどですな。3位からは栃木や北海道といった地域の大学や薬学や看護などの医療系の学部を持っている大学が上位に来ています。このランキングでは関西の大学は2つしか入っていませんが、どちらも特徴がはっきりしていて他大学との併願は少ないということでしょう。単に偏差値ランキングだけでは見えてこない大学の特徴がわかりますね。